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●正式名称:「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」→(1999/04/01〜)「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」 ●女性労働者の増加や仕事上での性差別撤廃運動の高まりから、勤労婦人福祉法を大幅に改正し1985年に制定、86年4月に施行された。定年、解雇、教育訓練などで女性の差別的取り扱いを禁じたが、募集、配置、昇進では事業主の努力義務にとどまった。97年の改正でセクハラ(性的嫌がらせ)防止のため事業主の配慮義務などの規定が設けられた。(……『東奥日報』2005年12月27日) ●[……]採用・昇進等での男女の機会均等は事業主の努力義務とされていたが、97年(平成9)の改正で差別的取り扱いの禁止が定められる。97年改正法は、一部を除き、99年4月施行。(……『大辞林』) ●2007/04/01 改正男女雇用機会均等法施行 ◎男女雇用機会均等法のあらまし(東京労働局) http://www.roudoukyoku.go.jp/seido/kintou/index.html ◎男女雇用機会均等法のあらまし――雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保(厚生労働省) http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/josei/hourei/20000401-05.htm ◎改正男女雇用機会均等法(2007年7月17日『読売新聞』>大手町博士のゼミナール) http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20070717md01.htm ◆[均等法20年]平等の質が問われている (2006年7月28日『沖縄タイムス』朝刊社説) http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060728.html 大橋 男女雇用機会均等法が成立して、今まで終身雇用の年齢給だった正社員にも能力給が導入されていったわけですが、金田さんはパート組合を始めたころから、やがて男性パートが増えていくだろうと思ったんですね。 金田 つまり、今までは男だというだけで、一定の賃金をもらえていた男性たちがいて、ところが女性の中の優秀な人たちが仕事の場に入ってくれば、その人たちが上にいくぶん、限られたパイの中で、男の人たちの中でも、はみ出してくる人がいっぱいいるわけですよね。そのときに受け皿はどこにあるのかと考えると、正社員ではない形態で働くようになるだろうなと思いました。そして、そうなって初めて、パート女性の低賃金労働の問題に多くの男性が気づくんだろうな、と予想してました。 大橋 その通りになりましたね。 (金田[2007:30]*) 金田 一九八五年に男女雇用機会均等法ができたとき、あんな中途半端なものができてしまうというのは、やっぱり女に力がないからだな、ということを痛感しました。いつかNHKの「プロジェクトX」で均等法成立について、赤松良子さんたち労働省(当時)職員と総評婦人部長の山野和子さんの攻防という形で扱っていました。私はあのときに、均等法に反対して労働省前で雪の中ハンストしたからよーく覚えているんだけど、赤松さんはもちろん、山野さんも、気持ちとしては向こう側というか、いわば「敵」でしたよ。ところが、その彼女たちも、経営者団体や役人たちのなかでは、まるで力のない人たちだったんだなぁとテレビを見て改めて思った。 >32> 大橋 当時の女性運動は、女性保護をなくして男並みに働かせる労基法改悪=均等法反対という点に力を入れる人たちと、実効性のある男女雇用平等法要求に重きをおく人たちの両方がいたというのが私の印象です。でも政府が出してきた均等法案はお粗末すぎて話にならないという点では一致していた。ところが均等法は成立し、労働基準法から深夜労働や生理休暇などの女子保護規定がなくなった。その後、「女性だから採用しない」と露骨にはいえなくなったものの、総合職・一般職というコース別人事制度が導入されて、女性の中でも「能力」のある一部の人は総合職として採用する、だけど圧倒的に女性=一般職という構造になっていきました。 (金田[2007:31-32]*) *金田麗子(聞き手・大橋由香子) 20070710 「正社員ではない働き方――パート労働からスペースの専従へ」,『インパクション』158(2007-07):24-43 (特集:〈非正規化〉する対抗の場――労働ではない「お仕事」?) ◆労働省婦人局婦人少年協会 198507 『男女雇用機会均等法改正労働基準法早わかり』,労働省婦人局婦人少年協会 ◆働くことと性差別を考える三多摩の会 198702 『均等法1年め!女たちのワークソング』,働くことと性差別を考える三多摩の会 ◆大脇 雅子 19870515 『均等法時代を生きる――働く女性たちへの応援歌』,有斐閣,有斐閣選書135 [kinokuniya] ◆坂本 福子・労働者教育協会 198707 『解説雇用機会均等法』,改訂版,学習の友社 ◆大羽 綾子 19880910 『男女雇用機会均等法前史――戦後婦人労働史ノート』,未来社 [kinokuniya] ◆中島 通子・中下 裕子・林 浩二 19880725 『女子労働法の実務――均等法・労基法・派遣法・パート法の解釈と運用』,中央経済社 [kinokuniya] ◆高橋 久子 編 19890410 『新時代の女子労働――男女雇用機会均等法の軌跡』,学陽書房 [kinokuniya] ◆赤松 良子 19900930 『詳説 男女雇用機会均等法及び労働基準法(女子関係)』,改訂版,女性職業財団 ◆大脇 雅子 19920915 『「平等」のセカンド・ステージへ――働く女たちがめざすもの』,学陽書房 [kinokuniya] ◆基礎経済科学研究所編 19950930 『日本型企業社会と女性』,青木書店 ◆日本弁護士連合会・両性の平等に関する委員会編 19971225 『国際化時代の女性の人権――両性の平等と自立』,明石書店,AKASHI人権ブックス4 ◆大脇 雅子・中島 通子・中野 麻美 編 19980510 『21世紀の男女平等法』,新版,有斐閣,有斐閣選書 [kinokuniya] ◆浅倉 むつ子 19990620 『均等法の新世界――二重基準から共通基準へ』,有斐閣,有斐閣選書 [kinokuniya] ◆塩田 咲子 20000515 『日本の社会政策とジェンダー――男女平等の経済基盤』,日本評論社 ◆熊沢 誠 20001020 『女性労働と企業社会』,岩波新書 ◆赤松 良子 20031015 『均等法をつくる』,勁草書房 [kinokuniya] ◆200510 『女も男も』105(2005秋) (特集:男女雇用機会均等法20年の足跡とこれから) http://www.rks.co.jp/pub/onna/contents/co105.html ◆200601 『女性労働研究』49 (特集:均等法改正で平等は可能か) http://ssww.sakura.ne.jp/kaishi.html *作成:村上 潔(立命館大学大学院先端総合学術研究科) UP:20080404 REV: ◇女性の労働・家事労働・性別分業 |