「あらゆる人は、正常範囲内の肉体的必要性や心理的力量をもっている、と私は仮定する。そこで、特別のヘルスケアや精神障害者の取り扱い方に関する問題は生じない。こうした困難な問題を考察することは……、われわれと隔たりのある人々を考えざるをえなくするために、われわれの道徳的な知覚を混乱させてしまう」(Rawls, "A Kantian Consept of Equality", J. Ranjchman & C. West eds. Post-Analytic Philosophy, Columbia ninversity Press, 1985, p206,
竹内章郎『現代平等論ガイド』pp.194-195に引用)