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◆2005/03/09 <ヒトクローン>全面禁止宣言を採択 国連総会
毎日新聞ニュース速報
「【ニューヨーク高橋弘司】国連総会は8日、加盟各国に医療目的の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究を含めたヒトクローン技術の全面禁止に向けた法制化を求める宣言を賛成多数で採択した。医療目的のヒトクローン技術の有効性を主張する欧州諸国などが猛反発しており、加盟国間の亀裂はかえって深まった。
この日の総会では先月18日、国連総会第6委員会(法律委員会)で採択された宣言を基に議論が進められ、土壇場まで全面禁止派と部分容認派が対立した。最終的に投票され、米国のほか84カ国が賛成、日本や英国など34カ国が反対、37カ国が棄権した。
採択された宣言は「加盟国は人間の尊厳に反する遺伝子技術の応用を禁止する必要な措置を取るべきだ」と明記している。採択後、パリー英国連大使は「今回の宣言は国連総会の総意を反映しておらず、拘束力のない声明に過ぎない。ES細胞研究を強く支持するわが国の立場に影響はない」と述べた。」(全文)[2005-03-09-11:52]
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◆2005/09/10 韓国にES細胞バンク設置へ ソウル大など研究促進狙う
朝日新聞ニュース速報
人クローン胚(はい)からの胚性幹細胞(ES細胞)作製に世界で初めて成功した韓
国ソウル大などのチームが、国際的なES細胞バンクの設置を準備していることが分か
った。内外の再生医療研究者らに作製した細胞を提供する。世界に先駆けて、人のクロ
ーンES細胞を提供することも検討している。提供の条件など詳細を10月にも決定す
る。再生医療研究を促進するとともに、国際的なセンターとしての地歩を築くことにな
りそうだ。
黄禹錫(ファン・ウー・スク)ソウル大教授らのチームは今年5月、ボランティアか
ら提供された未受精卵の核を除去、そこに脊髄(せき・ずい)損傷患者らの皮膚細胞の
核を移植してクローン胚をつくり、それを基にES細胞を作製した、と発表した。患者
本人の核を使ったクローンES細胞から、再生医療用に必要な組織や臓器をつくること
ができれば、拒絶反応が避けられると期待されている。
同チームの安圭里(アン・キュ・リ)ソウル大教授ら関係者によると、ES細胞バン
ク構想は、海外の多くの研究機関と連携し、研究を促進するのが目的だ。安教授は「ク
ローンES細胞づくりで一定の成果が得られた。今後、患者の状態に応じて、必要な組
織、臓器にES細胞を分化させる方法を開発するために、多くの研究者に参加してほし
い」と述べた。
韓国生命工学研究院によると、韓国にはクローンES細胞のほか、人の通常の受精卵
からつくったES細胞株も、すでに35株あるという。
受精卵からの人ES細胞については、英国に内外の研究者に提供するための公的バン
クがあり、日本でも国内の研究者向けバンクが整備されつつある。
アジア太平洋地域のES細胞研究ネットワーク計画を進めている京都大学再生医科学
研究所所長の中辻憲夫教授は「クローン胚からのES細胞が研究者に提供されるのなら
、世界でも唯一の取り組みになる。ただ、提供条件などによって、研究者の利用しやす
さが決まる」といっている。
国内の人クローンES細胞の研究は、文部科学省が指針づくりの作業中だが、問題点
の絞り込みに時間がかかり、実現のめどが立っていない。研究者からは「日本で作製が
認められないならば、せめて提供を受けられるようにしてほしい」との要望も出ている
。指針でどう対応するかも今後の焦点だ。
[2005-09-10-15:10]
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◆2005/11/22 「卵子提供の16人に金銭渡す ソウル大ES細胞研究」
朝日新聞ニュース速報
再生医療で注目されているヒトクローン胚(はい)から世界で初めて胚性幹細胞(E
S細胞)をつくることに成功した韓国ソウル大の研究チームと協力していた病院理事長
が21日、卵子を提供した16人の女性に「補償金」の名目で一人あたり150万ウォ
ン(約16万5千円)の現金を渡していたことを記者会見で明らかにした。
韓国では生命倫理法が今年施行され、卵子提供に伴う金銭や利益の提供は禁じられて
いる。ソウルにある病院の同理事長によると、ソウル大と協力して研究を始めた02年
に卵子の入手に困り、注射や約2週間の拘束などの対価として提供者の一部に「実費」
を支払った。現金の支払いは施行前だったという。
ES細胞の作製にはソウル大の黄禹錫(ファン・ウソク)教授チームが成功している
が、黄教授は金銭の授受に関与していなかったとしている。共同研究者の米ピッツバー
グ大・シャッテン教授は最近、卵子の入手過程に倫理的問題があるとして黄教授との協
力関係を解消していた。韓国では今月初め、卵子の不法あっせん容疑でブローカーが摘
発されている。
韓国政府は世界に先駆けた黄教授らの研究を高く評価。難病治療に役立てようと、ソ
ウル大病院に研究拠点「クローンES細胞バンク」が10月に開設されている。
[2005-11-22-01:06]
UP:20050331 REV:0922, 20160526
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