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人工透析/人工腎臓/血液透析 2010'

人工透析/人工腎臓/血液透析
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東日本大震災透析関連記事(別頁)

◆有吉 玲子 20131114 『腎臓病と人工透析の現代史――「選択」を強いられる患者たち』,生活書院,336p. 3200+160 ISBN-10: 4865000178 ISBN-13: 978-4865000177 [amazon][kinokuniya] ※ a03. h.

『腎臓病と人工透析の現代史――「選択」を強いられる患者たち』表紙

 
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■2011

東日本大震災透析関連記事(別頁)

 
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■2012

■日本老年医学会 2012 「「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」2012」
 *2012/01/28理事会承認
 http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/jgs-tachiba2012.pdf

 
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◆2013/01/08

「日本透析医学会では、かねてより慢性血液透析療法の導入と終末期患者に対する見合わせに関する提言の策定を目指して慎重に作業を進めてきました。
 つきましては、本提言の案に関しまして、広く皆様からのご意見等を賜りたく、本提言の案をご提示申し上げます。
 ご意見等、平成25年3月31日までに学会事務局にメイル( tosekiigakkai@jsdt.or.jp )、文書でお送り下さいますようよろしくお願い申し上げます。 平成25年1月8日
一般社団法人日本透析医学会理事長 水口 潤」

◆2013/02/04 「終末期患者の人工透析中止で提言案」
 CBnews 2013/02/04
 http://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=9FC842072E7CF6D81C32FB4799E59868

 「日本透析医学会は、終末期患者への透析の非導入や継続中止について、意思決定プロセスに関する提言案をまとめた。導入や継続を見合わせる「一定の状況」について具体的に記し、「意思決定能力のある終末期患者が導入・継続を拒否した場合」には、セカンドオピニオンを勧めた上で、「その意思を尊重する」とした。ホームページ上に掲載し、3月末まで、会員や関連団体のほか、一般からも意見を募集する。6月の学術集会までに提言をまとめる予定。
 提言案では、担当医師、看護師、臨床工学技士らでつくる医療チームが透析の導入・継続を見合わせる「一定の状況」を、「あらゆる対策を講じても終末期患者の透析療法が技術的にきわめて危 ... 」(続きは要会員登録)

■2013/09/12 「終末期の透析中止 患者・家族と議論深めよ」
 読売新聞
 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=84466

 「日本透析医学会が、終末期に透析を行わない場合の手続きに関する提言作りを進めている。透析をしないことは死を意味するため、これまで終末期の議論は積極的に行われてこなかったが、患者の高齢化で避けて通れない問題になってきた。
 透析は、慢性腎不全の患者の血液から老廃物を除去する治療法。同学会によると、国内の透析患者数は30万人を超え、平均年齢は67歳。透析開始時の平均年齢は1983年で52歳だったが、昨年は68歳と高齢化が進んだ。がんや脳卒中、心臓病などの合併症を抱える高齢患者が増えている。
 透析は通常、週3回、1回4時間ほどかかる。通院の手間や長時間の拘束、針刺しの苦痛、血圧変動など、体への負担は大きい。
 このため、がんなどで終末期になると、患者と家族が抱える事情や人生観から「透析は始めなくていい」「中止したい」と考える場合もある。提言は、そうした場合に医療者側が対応する目安を示すものだ。
 昨年12月に公開された案によると、透析の中止は患者の意思を尊重して話し合って決める。もし患者に判断力がない場合は、家族と医療チームが話し合い、患者の意思推定に努めるなどとしている。さらに議論を重ね、来春には提言をまとめたい考えだ。
 終末期医療の方針決定に関する指針は厚生労働省が2007年に作成しているが、延命措置別の指針は、日本老年医学会が昨年3月に公表した人工栄養に関する指針に続くものだ。透析中止や差し控えは死に直結するため、方針決定は人工栄養に比べて困難を伴う。
 学会の動きに先んじて、実践を重ねている病院も少数ながらある。
 千葉社会保険病院では10年前から、毎年3月ごろに透析患者に「事前指示書」を配っている。意識が失われ、回復も望めなくなった場合の人工呼吸器の使用や透析継続に関する希望を、あらかじめ尋ねる。記入は強制ではない。
 始めたきっかけは、どんなに容体が悪化しても、本人の意思がわからないまま透析が続けられることに疑問を持った看護師からの提案だった。当初は「死ねということか」と患者に怒られることもあったが、最近は「今年はまだ?」と催促されるほどに定着した。回収率は約80%と高い。
 これまで事前指示書を参考に話し合い、10人の透析を中止した。病院から中止を提案することはなく、意識を失った患者の家族からの中止希望を受けて、本人が過去3年間に書いた事前指示書を参考に話し合う。
 50代の患者本人が家族を説得し、自ら中止を決めた例もあった。腎臓以外の重病を抱えながら、透析を約20年続けてきた末に出した結論だったという。
 室谷典義院長は「家族の意向だけで透析を中止したら、家族は患者の命に対する責任を一生背負うことになる。だからこそ、元気なうちに本人が希望を書いておいてほしい」と言う。
 患者団体の全国腎臓病協議会も提言作りに基本的には賛成だが、前会長の宮本高宏さんは「患者や家族が適切に判断できるよう、医師による十分な情報提供が不可欠だ」と指摘する。
 今年2月に85歳で亡くなった宮本さんの母親は、1月に腎機能が急低下したが、宮本さんは母親の全身状態がかなり悪いことを考えて透析を断った。「たまたま私が透析に詳しいのでその選択ができたが、普通は『もっと長く生きられるかもしれない』と透析を受けていたはず」と、患者側が判断する難しさを語る。
 終末期の課題は一朝一夕には解決しないが、提言作りをきっかけに、医療者だけでなく、患者や家族も参加して議論を深めたい。」(全文)


 
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■2016

◆全国腎臓病協議会 2016/09/23 「長谷川豊氏公式ブログの人工透析患者に関する掲載文に対し撤回と謝罪を求めます」
 http://image.itmedia.co.jp/l/im/nl/articles/1609/23/l_kontake_160923zenjinkyo02.jpg

◆長谷川 豊 2016/09/24 「余りの低レベルな言葉狩りに戸惑っています」
 http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/48511272.html

◆立岩 真也 2016/11/25 「長谷川豊アナ「殺せ」ブログと相模原事件、社会は暴論にどう対処すべきか?」(インタビュー,聞き手:泉谷由梨子)
 『The Huffington Post』2016-11-25,,


 
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■2017

◆2017/10/14 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/918854095900831745
 「長谷川豊という「言うまでもなく、端的に間違っており、何も考えていないことがよくわかります」人物が、国会議員の候補に、しかも政党が比例代表にあげる候補になったということは、たいへん驚くべきことで悲しむべきことです。続報します→http://www.arsvi.com/ts/20160039.htm
 △マフィン @muffindoughnut
 「長谷川豊の立候補に対して、立岩真也のような人にきちんと対峙してもらいたいものだ。|「全員に対して医療サービスを提供して、その皆が生きられる時まで生きても、社会は困りません」「そしてひどい暴言にはきちんと対峙する、無視する、馬鹿にする」http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/22/hasegawa-yutaka_n_13162488.html

 ※日本維新の会 比例南関東ブロック
 ※上記のツィート他(→このページの記事)を、とくにこの選挙区の方々に、知らせてくださいますよう。

◆2017/10/14 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/919166053040529408
 「長谷川豊(日本維新の会比例南関東ブロック候補)→「言論を公に発信した人は、反論に対してきちんと答えるべきです。間違っていたらそれを認めるべきです。最低限のルールです。もとの発言もですが、さらにその後の対応がどうしようもありません」→http://www.arsvi.com/ts/20160039.htm
 △seafurry @seafurry
「立岩真也「「長谷川豊アナ「殺せ」ブログと相模原事件、社会は暴論にどう対処すべきか?」(インタビュー:泉谷由梨子)」 (http://www.arsvi.com/ts/20160039.htm @ShinyaTateiwaさんから)これは冷静かつ公正な良い記事。」

◆2017/10/15 「腎臓病何十万人の…――「身体の現代」計画補足・416」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1957024064564571


 
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■2019

 毎日新聞より:「情報をお寄せください
 人工透析治療に関する情報、疑問や悩み、記事へのご意見をお寄せください。郵便は〒100―8051(住所不要)毎日新聞生活報道部。メールは表題を「透析治療」としてkurashi@mainichi.co.jp。ファクス(03・3212・0256)でも受け付けます。」

◆2019/03/07 医師が「死」の選択肢提示 透析中止、患者死亡 東京の公立病院
 毎日新聞2019年3月7日 05時00分(最終更新 3月7日 08時31分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190307/k00/00m/040/002000c

[写真]東京都による立ち入り検査が行われた公立福生病院=東京都福生市で2019年3月6日、宮武祐希撮影

 東京都福生市と羽村市、瑞穂町で構成される福生病院組合が運営する「公立福生病院」(松山健院長)で昨年8月、外科医(50)が都内の腎臓病患者の女性(当時44歳)に対して人工透析治療をやめる選択肢を示し、透析治療中止を選んだ女性が1週間後に死亡した。毎日新聞の取材で判明した。病院によると、他に30代と55歳の男性患者が治療を中止し、男性(55)の死亡が確認された。患者の状態が極めて不良の時などに限って治療中止を容認する日本透析医学会のガイドラインから逸脱し、病院を監督する都は6日、医療法に基づき立ち入り検査した。
 外科医は「透析治療を受けない権利を患者に認めるべきだ」と話している。病院側によると、女性は受診前に約5年間、近くの診療所で透析治療を受けていた。血液浄化用の針を入れる血管の分路が詰まったため、昨年8月9日、病院の腎臓病総合医療センターを訪れた。外科医は首周辺に管を挿入する治療法と併せ、「死に直結する」という説明とともに透析をやめる選択肢を提示。女性は「透析は、もういや」と中止を選んだ。外科医は夫(51)を呼んで看護師同席で念押しし、女性が意思確認書に署名。治療は中止された。
 センターの腎臓内科医(55)によると、さらに女性は「透析をしない。最後は福生病院でお願いしたい」と内科医に伝え、「息が苦しい」と14日に入院。ところが夫によると、15日になって女性が「透析中止を撤回する」と話したため、夫は治療再開を外科医に求めた。外科医によると、「こんなに苦しいのであれば、また透析をしようかな」という発言を女性から数回聞いたが、苦痛を和らげる治療を実施した。女性は16日午後5時過ぎに死亡した。
 外科医は「正気な時の(治療中止という女性の)固い意思に重きを置いた」と説明。中止しなければ女性は約4年間生きられた可能性があったという。外科医は「十分な意思確認がないまま透析治療が導入され、無益で偏った延命措置で患者が苦しんでいる。治療を受けない権利を認めるべきだ」と主張している。
 日本透析医学会が2014年に発表したガイドラインは透析治療中止の基準について「患者の全身状態が極めて不良」「患者の生命を損なう」場合に限定。専門医で作る日本透析医会の宍戸寛治・専務理事は「(患者の)自殺を誘導している。医師の倫理に反し、医療とは無関係な行為だ」と批判している。外科医は女性について「終末期だ」と主張しているが、昨年3月改定の厚生労働省の終末期向けガイドラインは医療従事者に対し、医学的妥当性を基に医療の中止を慎重に判断し、患者の意思の変化を認めるよう求めている。
 東京都医療安全課の話 生命尊重と個人の尊厳保持という医療法の理念通りに病院が適正に管理されているかを確認している。
 厚労省地域医療計画課の話 一連の行為は国のガイドラインから外れ、現在の医療水準や一般社会の認識からも懸け離れている。【斎藤義彦

人工透析治療
 人工膜や腹膜を使い、血液中の老廃物や毒素、水を除く治療法。人工膜を使った血液透析では通常、週3回で各4時間、腕の血管を透析器につないで血液を浄化する。腎臓が機能しない腎不全に有効で、長期生存が可能になる。1950年代に実用化され、国内では67年に健康保険の適用になった。72年からは更生医療(現・自立支援医療)により自己負担が軽減され、広く普及している。患者らでつくる全国腎臓病協議会によると、薬や機器の進歩で患者負担が軽減され、大多数は苦痛なく治療を受けている。ただ、疲れが出て腰が痛くなったり、針を刺す痛みを強く感じたりする人も一部にいるという。

◆2019/03/07 「医師から「透析中止」の選択肢 最後まで揺れた女性の胸中 “自己決定”と言えるのか」
 毎日新聞2019年3月7日 03時00分(最終更新 3月7日 08時32分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190307/k00/00m/040/008000c

 [写真]「死」の選択肢提示の現場になった公立福生病院の腎臓病総合医療センター=東京都福生市で2019年2月14日午前10時55分、斎藤義彦撮影

 東京都福生市の公立福生病院で、人工透析治療の中止という選択肢が外科医(50)から示され、腎臓病患者の女性(当時44歳)が死亡した。「透析しない」「撤回しようかな」。亡くなるまで女性の胸中は揺れた。いったん「死」を選んだ彼女に何があったのか。
 「おそらく2週間ぐらいで死を迎えます」。昨年8月9日。外科医は、そう女性に告げた。女性は血液浄化のために腕に作った血管の分路(シャント)がつぶれたため、通っている診療所の紹介状を持って訪れていた。提示されたのは(1)首周辺に管(カテーテル)を入れて透析治療を続ける(2)透析治療を中止する――という二つの選択肢だった。
 夫(51)によると、女性は1999年、自殺の恐れがある「抑うつ性神経症」と診断されていた。自殺未遂…

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◆2019/03/07 「透析中止の女性、死の前日に「撤回したいな」 SOSか、夫にスマホでメールも」
 毎日新聞2019年3月7日 05時01分(最終更新 3月7日 08時33分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190307/k00/00m/040/004000c

 「「とうたすかかか」。スマートフォンに残されたメールの平仮名7文字は、助けを求める最後のSOSだったのか。公立福生病院(東京都福生市)で明るみに出た「死」の選択肢の提示。亡くなった腎臓病患者の女性(当時44歳)の夫(51)が毎日新聞の取材に胸中を明かした。
 「(死亡から)半年過ぎてもダメ。何とか気持ちの整理はつけたつもりだけど、だいぶ引きずっている」。そう夫は明かす。同じ団地に住んでいた女性と知り合って約30年。結婚後は3人の子どもを2人で育てた。女性が人工透析治療を始めてからは医療機関への送り迎えなどで支えた。
 昨年8月9日、病院から突然呼び出された。見せられたのは透析治療をやめる意思確認書。いっぺんに力が抜け、受け入れるしかなかった。「透析に疲れちゃったのかな……」。迷ったことは覚えているが、承諾した理由ははっきりしない。
 死の前日(同15日)のことを悔やむ。夫によると、病室で女性は「(透析中止を)撤回したいな」と生きる意欲を見せた。「私からも外科医に頼んでみよう」。そう思って帰宅しようとしたところ腹部に痛みが走った。ストレスで胃に穴が開き、炎症を起こしていた。外科医に「透析できるようにしてください」と頼み、同じ病院で胃潰瘍の手術を受けた。翌16日、麻酔からさめると女性は既に冷たくなっていた。
 「透析治療の中止は『死ね』と言っているようなものだ」と夫は言う。治療を再開しなかった外科医に対する不信感は消えない。「医者は人の命を救う存在だ。『治療が嫌だ』と(女性)本人が言っても、本当にそうなのか何回も確認すべきだと思う。意思確認書に一度サインしても、本人が『撤回したい』と言ったのだから、認めてほしかった」
 今も胸を締め付けるのは、助けを求めたとみられる女性からの1通のメールだ。夫は手術の際、自分のスマホを病院に預かってもらった。退院して電源を入れるとメールが届いていた。「とうたすかかか」。死の当日(16日)の午前7時50分の発信。自分も病室で横たわっていた時刻だ。「とう」は「父ちゃん」の略で、夫の愛称だという。死の間際、「父ちゃん、たすけて」と打とうとしたのではないか――。
 形見になった平仮名の7文字。「あの時すぐにメールを見ていれば、助けに行って、透析治療を受けられるようにしてあげたのに。今も生きててほしかった」【斎藤義彦】

 都が立ち入り検査 「自己決定ゆがめられなかったか」など調査へ

 東京都医療安全課は6日午後、医療法に基づき公立福生病院を立ち入り検査した。同法は病院の設置許可や管理・運営を規定。都道府県知事などは必要があれば検査を実施し、カルテなどの資料を提出させる権限がある。
 同日午後3時40分ごろ、都医療安全課の職員数人が病院に入り、検査は午後6時20分ごろに終了した。
 医療法は、患者に対する正確で適切な情報提供を病院側に求めている。外科医らの行為について都は今後、▽標準的な医療に基づいて治療の選択肢が提示されたか▽適切でない情報で、死亡した女性の自己決定がゆがめられなかったか――などを調べるとみられる。
 都は2016年5月〜17年3月、都内の計240病院を立ち入り検査し、安全管理体制などについて181病院を文書や口頭で指導している。【矢澤秀範、梅田啓祐】」

◆2019/03/07 「医師、患者の迷い軽視 「透析再開したいな」翌日死亡 公立福生病院の外科医・腎臓内科医、一問一答」
 毎日新聞2019年3月7日 東京朝刊
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190307/ddm/003/040/033000c

外科医「医療行為の一環」
 公立福生病院の外科医や腎臓内科医との一問一答は次の通り。
 −−なぜ死ぬ選択肢を提示するのか。
 外科医 腎不全に根治(完治)はない。根治ではない「生」に患者が苦痛を覚える例はある。本来、患者自身が自分の生涯を決定する権利を持っているのに、透析導入について(患者の)同意を取らず、その道(透析)に進むべきだというように(医療界が)動いている。無益で偏った延命措置が取られ…

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◆2019/03/07 「人工透析治療」
 毎日新聞2019年3月7日 東京朝刊
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190307/ddm/001/040/154000c

 人工膜や腹膜を使い、血液中の老廃物や毒素、水を除く治療法。人工膜を使った血液透析では通常、週3回で各4時間、腕の血管を透析器につないで血液を浄化する。腎臓が機能しない腎不全に有効で、長期生存が可能になる。1950年代に実用化され、国内では67年に健康保険の適用になった。72年からは更生…

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◆2019/03/07 「透析中止で死亡 病院管理者の福生市長「医師の判断、難しい」」
 毎日新聞2019年3月7日 11時45分(最終更新 3月7日 13時30分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190307/k00/00m/040/070000c#cxrecs_s

 [写真]加藤育男・福生市長
 「東京都福生市の公立福生病院で腎臓病患者の女性(当時44歳)が人工透析治療をやめる選択肢を示されて死亡した問題で、病院管理者の加藤育男・福生市長は7日午前、毎日新聞の取材に「管理者として責任はあるが、(病院の対応が)良かったか悪かったかは医師の判断なので、どう判断すべきか難しい。これからいろいろな形で動かなくてはならない」と話した。市長は近く病院関係者と対応を協議する方針だ。【梅田啓祐】

◆2019/03/07 透析しない提案、20人死亡 13年〜17年、終末期以外の患者 東京の公立病院
 毎日新聞2019年3月8日 05時00分(最終更新 3月8日 05時00分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190307/k00/00m/040/262000c

 [写真]東京都による立ち入り検査が行われた公立福生病院=東京都福生市で2019年3月6日、宮武祐希撮影

 公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をやめる選択肢を示された腎臓病患者の女性(当時44歳)が死亡した問題で、この女性とは別に、病院が2013年4月〜17年3月、最初から透析治療をしない「非導入」の選択肢をいずれも終末期ではない患者に示し、20人が死亡していた。最初から透析治療をしない基準について日本透析医学会のガイドラインは患者の状態が極めて不良など末期的な容体に限定。このガイドラインから逸脱していた。
 福生病院の腎臓病総合医療センターによると、患者が腎不全で透析治療または腎臓移植治療が必要になると、…

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◆2019/03/07 「人工透析の治療中止後に女性死亡 都が病院を立ち入り検査」
 NHK 2019年3月7日 17時16分医療
 こちらをご覧ください→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190307/k10011839191000.html

 「東京 福生市の公立病院で、腎臓病を患っていた40代の女性患者の人工透析の治療が中止され、患者が数日後に死亡したことがわかりました。病院側は医師と女性が話し合って中止を決めたとしていますが、東京都は病院を立ち入り検査し、医師と女性との話し合いの詳しい経緯を調べています。
去年8月、東京 福生市の公立福生病院で、腎臓病を患っていた44歳の女性の人工透析の治療が中止され、女性は数日後に死亡しました。
病院長は取材に対し、女性は医師と複数回話し合って、透析治療を受けないことを決めたと説明しています。
 日本透析医学会のガイドラインでは、人工透析を中止するのは、回復の見込みがない終末期の患者が事前に意思を表明し、全身の状態が極めて悪くなった場合などに認められるとしています。
 東京都は6日、医療法に基づいて病院に立ち入り検査を行い、女性が治療の中止に同意した経緯や治療を中止したあと、考えを変えて治療の再開を望んでいなかったかなどについて、詳しく調べることにしています。
 公立福生病院は「東京都の調査を受けているので、結果が出るまで詳しいことはコメントできない」としています。

「重要な案件」学会が調査委立ち上げ
 人工透析の治療を専門とする医師など、1万3000人余りが参加する日本透析医学会は7日、「大変に重要な案件と考えている」として、調査委員会を立ち上げ、今後、病院に立ち入り調査を行って、関係者から事情を聴くなどして事実関係を調べることを公表しました。
そのうえで学会の外部の専門家を含めた倫理委員会で審議し、学会としての見解を公表するということです。

見合わせる際の条件は
 人工透析は病気で腎臓の機能が低下した患者に対して、専用の装置を使って血液の中の老廃物などを取り除いて、血液をきれいにする治療法です。
日本透析医学会は5年前に人工透析を見合わせる際の条件などを定め、「提言」としてガイドラインをまとめています。
それによりますと、見合わせる時は主に▽人工透析を行うことが患者の生命に危険を及ぼす場合や、▽状態が極めて悪い、いわゆる終末期の患者が、人工透析の中止を希望した場合としています。
 そして、患者の体の状態が改善した場合や患者や家族が再開を希望した場合は、人工透析を再開するとしています。
また、患者が人工透析を強く拒否した場合は、医療チームが治療の必要性について納得してもらうよう努力したうえで、それでも患者の意思が変わらなければ尊重するとしています。」

◆2019/03/07 「透析中止、指針違反か 透析医学会が独自調査」
 NHK 2019.3.7 18:18ライフからだ
 こちらをご覧ください→https://www.sankei.com/life/news/190307/lif1903070038-n1.html

 [写真]医師による治療中止提案があったとされる公立福生病院=7日、東京都福生市

 「公立福生(ふっさ)病院(東京都福生市)で、医師が腎臓病患者の女性に人工透析治療中止の選択肢を示したケースが7日、明らかになった。今回の透析中止の提示が、人生の最終段階である「終末期」の「延命治療」をめぐって行われる提示と同様かどうか、その判断は難しい。厚生労働省は、今回の病院側の対応が終末期医療のガイドライン(指針)に反しているかどうか、慎重に調べている。
 日本透析医学会は7日、「大変に重要な案件」として調査委員会を設置。今後、病院への立ち入り調査を含めて独自に実態解明をした上で、透析の継続に関する意思決定過程の問題を検討していくという。
 平成18年に富山県の射水(いみず)市民病院で医師が末期がん患者の人工呼吸器を取り外すなど延命措置を中止した問題をきっかけに、厚労省は19年、「よりよき人生の最終段階における医療の実現に資する」として、終末期医療の指針を整備し、30年に改定した。
 厚労省によると、今回のケースは「終末期かどうか判断は難しい」といい、仮に終末期と解釈されれば、指針では「医療・ケアチームが十分な話し合いを繰り返し行い、医学的妥当性と適切性を基に慎重に判断」する必要がある。

◆2019/03/07 「医師が「透析中止」提示、患者死亡...東京都が立ち入り検査〔読売新聞〕」
 『読売新聞』2019年03月07日 15:40
 こちらをご覧ください→https://medical-tribune.co.jp/news/2019/0307519394/

 「東京都福生市の「公立福生病院」で昨年8月、人工透析治療を中止した40歳代の腎臓病患者の女性が約1週間後に死亡していたことがわかった。外科医が治療方針についての話し合いの中で人工透析をやめる選択肢を示し、女性が中止を選んだという。同病院を監督する都は6日、透析治療の中止などに関する指針から逸脱していた可能性があるとして、医療法に基づく立ち入り検査を行った。
 同病院は、福生市と羽村市、瑞穂町でつくる福生病院組合が運営。都などによると、女性は昨年8月9日、人工透析治療を受けていた別の診療所の紹介で、同病院の腎臓病総合医療センターを受診した。今後の治療方針についての話し合いで、医師は透析治療をやめる選択肢を提示し、女性の夫にも、治療をやめれば命に関わる旨も伝えた。
 話し合いの結果、女性は透析治療をやめることを選び、意思確認書に署名して帰宅したという。その後、女性は「息が苦しい」などと訴え、同14日に同病院に入院したが、容体が悪化して同16日に死亡した。都は、女性が途中で、透析治療の再開を求める意思表示をしなかったかなど経緯を調査している。
 同病院は「都の調査が入っているのでコメントできない」としている。
透析医学会、独自調査へ
 問題の発覚を受け、日本透析医学会は7日、独自に調査することを決めた。同学会理事の土谷健・東京女子医大教授を委員長とした調査委員会を近く発足させる。患者の死亡にかかわった医師らから、診療の経緯などを聞く方針だ。
 同学会が2014年に示した提言では、透析中止を検討する状況について、「安全に行うのが困難で、患者の生命を著しく損なう危険性が高い」「患者の全身状態が極めて不良で、患者の意思が明示されている」といった場合に限定。終末期の患者を対象としている。
 厚生労働省が18年3月に改訂した終末期の指針では、医療行為の中止について、「医学的妥当性と適切性を基に慎重に判断すべき」と求めている。
 同学会の提言作成にかかわった理事の岡田一義・川島病院(徳島市)副院長(腎臓内科)は「終末期ではない患者に医師が透析中止を提案したのだとすれば問題で、医師の倫理から外れている」と話している。」(2019年3月7日 読売新聞)

◆2019/03/07 「医師が透析中止を提示、患者死亡 東京・福生病院、複数ケースか」
 共同通信→2019年3月7日 Web東奥 等
 こちらをご覧ください→https://www.toonippo.co.jp/articles/-/161583

 [写真]公立福生病院=7日、東京都福生市

 「東京都福生市の公立福生病院で昨年8月、腎臓病を患った40代女性に、医師が人工透析治療をやめる選択肢を示していたことが7日、関係者への取材で分かった。治療中止を選んだ女性は約1週間後に死亡した。この病院では、別の30代と50代の男性が透析治療を中止し、50代男性が死亡したとの情報もある。国の終末期医療の指針や学会が示した治療中止のガイドラインを逸脱していた疑いがある。都は6日、医療法に基づいて立ち入り検査を実施した。
 女性は選択肢を示された段階では入院しておらず、透析治療を続ければ延命できた可能性があり、「終末期医療」には該当しなかったとみられる。」
(共同通信社)

◆2019/03/07 人工透析中止した患者死亡 意思確認適切か、都が検査
 朝日新聞DIGITAL 2019年3月7日21時48分
 こちらをご覧ください→https://www.asahi.com/articles/ASM3753HNM37UTIL01N.html

 [写真]公立福生病院=2019年3月7日、東京都福生市加美平1丁目、滝口信之撮影
 「公立福生病院(東京都福生市)で昨年8月、腎臓病患者の40代女性が人工透析治療をやめた後に死亡していたことが分かった。医師が透析継続と中止の選択肢を示したところ、女性は中止を選んだという。都は6日に病院への立ち入り検査を実施。透析の専門医でつくる日本透析医学会は7日に調査委員会を立ち上げた。
 都や病院関係者によると、女性は腎不全を患い、別の医療機関で人工透析治療を受けていたが、昨年8月9日に福生病院の腎臓病総合医療センターを訪ね、治療について相談した。
 女性のシャント(透析専用の血液の出入り口)が閉塞(へいそく)しており、医師は首周辺から管を入れる透析方法を提案した一方、生死に直結する危険性があるとの説明と併せて透析をしない選択肢も示した。女性は夫とともに説明を受けた上で、透析を受けない意思確認文書に署名。同14日に入院し、同16日に死亡した。
 都によると、女性が死亡直前、透析中止を撤回する趣旨の発言をしたとの証言もあるという。都は医療法に基づき、今月6日に立ち入り検査。学会が2014年にまとめた透析中止に関する提言などと照らし、医師の説明や患者の意思確認方法などの対応が適切だったかどうかを調べている。
 学会の提言では、透析を中止も…」

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◆2019/03/08 「人工透析せず死亡、他にも複数 福生の病院、都が調査」
 朝日新聞DIGITAL 2019年3月8日11時57分
 こちらをご覧ください→https://www.asahi.com/articles/ASM3834TJM38UTIL005.html


 [写真]公立福生病院=2019年3月7日、東京都福生市加美平1丁目、滝口信之撮影

 「腎臓病患者の40代女性が人工透析治療を中止し、死亡していた公立福生(ふっさ)病院(東京都福生市)で2013年以降、ほかに患者約20人が透析治療をしなかったことが分かった。このうち死亡した患者も複数いるとみられる。都は、死亡に至る経緯や透析中止などに関する日本透析医学会の提言に照らして適切だったかどうかなどを調べている。

 都などによると、福生病院の医師と腎臓病患者149人が人工透析治療を始めるかどうかを相談し、その際、医師が透析をしない選択肢も示した。約20人の患者がそれを選び、複数が死亡したとみられるという。

 これとは別に、透析治療を受けていた30代と50代の男性患者2人が福生病院の医師と相談し、透析を中止したケースもあったという。そのうち50代の患者はその後死亡したという情報もあり、都が事実関係を確認している。

 都や病院関係者によると、昨年8月、別の医療機関で透析治療を受けていた40代女性から相談を受けた福生病院の医師が、女性の同意の上で透析を中止。女性が1週間後に死亡したことが分かっている。透析中止について、日本透析医学会は、患者の状態が極めて悪いなどの場合に限って検討できるとする提言をまとめており、都や学会が同病院の対応について調べている。

 福生病院は福生市、羽村市、瑞穂町でつくる福生病院組合が運営。組合管理者の加藤育男・福生市長は8日の市議会特別委員会に先立ち、40代女性が死亡した件について病院長から報告があり、「患者や家族に丁寧に説明し、きちんとコミュニケーションをとっている」との説明を受けたことを明らかにした。」


◆2019/03/08 「「本人に判断迫るのは酷だ」患者団体、透析中止問題で」
 毎日新聞2019年3月8日 06時00分(最終更新 3月8日 08時03分)  こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190308/k00/00m/040/002000c

 [写真]左腕を見ながら人工透析治療の大変さを語る東京腎臓病協議会事務局長の板橋俊司さん=東京都豊島区で2019年3月7日午後5時53分、矢澤秀範撮影

 「公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をやめる選択肢を示された女性(当時44歳)が死亡した問題で、透析患者の受け止め方はさまざまだ。
 患者らでつくる「東京腎臓病協議会」(豊島区)の板橋俊司事務局長(69)は「患者は精神的に追い詰められているので判断を問うのは酷だ」と言う。板橋さん自身、週3日の通院を14年続けている。左腕に作った血管の分路(シャント)が壊れ、福生病院で直してもらったこともあるが、「医師のさじ加減で意思決定を迫るのは、道徳的にも問題ではないか」と話す。
 板橋さんによると、80代だった男性会員は数年前、「人生に満足した」と自らの意思で透析治療をやめて亡くなった。「生き永らえるための透析は要らないという人が多いのは確か」と板橋さん。「患者にとって生と死は表裏一体。早いうちに死を覚悟し、エンディングノートを用意して意思を書き込むなど、『終活』を考える必要がある」と結んだ。
 一方、透析治療を始めて丸3年という東京都内の男性(70)は「苦しい時に、苦しさを止めたいというのはよく分かる」と、女性が置かれていた状況に理解を示す。「尿毒症でもだえるような苦しみを覚えた時、もう1回透析をしてもらいたいと思うのは当然だ」
 生きるか死ぬかの判断を精神的に不安定な患者に問うことには無理があると男性は言う。「私は透析をやめて死にたいとは思わない。医師が死の選択肢を提示することについて、社会的な議論が必要だ」【矢澤秀範、田口雅士】
 情報をお寄せください
 人工透析治療に関する情報、疑問や悩み、記事へのご意見をお寄せください。郵便は〒100―8051(住所不要)毎日新聞生活報道部。メールは表題を「透析治療」としてkurashi@mainichi.co.jp。ファクス(03・3212・0256)でも受け付けます。」

◆2019/03/08 「人工透析中止後に死亡した女性 “治療再開を希望”との情報も」
 NHK 2019年3月8日 11時57分
 こちらをご覧ください→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190308/k10011840131000.html

 「東京 福生市の公立病院で女性患者の人工透析の治療が中止され、およそ1週間後に死亡したことをめぐって、女性が亡くなる前に透析治療の再開を希望していたという情報があり、東京都が詳しい経緯を調べています。
 去年8月、東京 福生市の公立福生病院で、腎臓病を患っていた44歳の女性の人工透析の治療が中止され、女性はおよそ1週間後に死亡しました。
 病院によりますと女性は「末期腎不全」と診断され、医師や家族と複数回話し合って透析治療を受けないことを決め、同意書にも署名したということです。
 しかし、東京都によりますと、女性は透析を中止して容体が悪化したとき考えを変えて、病院に対し、透析治療の再開を求めていたという情報があるということです。
 日本透析医学会のガイドラインでは、人工透析を見合わせた患者やその家族が再開を希望した場合、病院はその意思を尊重し透析を再開するとしています。
 女性の人工透析は再開されず、東京都は、治療をめぐって女性と病院側でどのようなやり取りがあったのか、詳しい経緯を調べています。
 公立福生病院は「東京都の調査を受けているので、結果が出るまで詳しいことはコメントできない」と話しています。
ネット上でもさまざまな声
 この問題について、SNS上でも患者などからさまざまな声が相次いでいます。
 このうちツイッターでは、「透析患者である私も気になるところです。進んだ認知症でもないかぎり透析をやめたらどうなるのかは患者なら知ってて当たり前。そのうえで、どのような経緯だったのか?」と、今回、女性が死亡したいきさつを知りたいという声が出ています。
 また、「人工透析は本当につらい。私の場合は毎回体温が急激に下がって意識がもうろうとし、終わると高熱が出ました。透析が不安と恐怖でしかなかったです。こんなにつらい治療ならやらなくても…と何度も考えました」といった透析のつらさを訴える声もあります。
 このほか、「透析中止で死亡の女性の記事つらい。延命措置をするかしないか毎日揺らぐ。変わる。母の延命をどうするか、毎日毎日考えた時間を思い出した」といった声もありました。
専門家「治療の意思変わるのは当然」
 医療現場の倫理問題が専門の東京大学死生学・応用倫理センターの会田薫子特任教授は、「治療は患者にとって大きな負担となるもので、『治療を受けたくない』と考える患者がいるのは当然だと思う。しかし、患者が『治療を受けたくない』と言ったとしても、それを自己決定としてしまうのはとても危険で、治療を望まない背景に家族の事情などどんな理由があるのか、繰り返し丁寧に質問し、その解決策を提示してあげることが重要だと思う」と指摘しました。
 さらに、「医療の現場では、患者の意思が変わることはよくあることで、むしろ変わって当然だという前提でいるべきだ。1度決めた考えが変わっても、それを伝えやすいように医者だけでなく看護師、ソーシャルワーカーなどチームで関わる必要がある。また、医療関係者は、意思決定の書類にサインをしたあとであっても、何度、変更してもいいと患者に繰り返し伝えることが求められると思う」と話していました。」

◆2019/03/08 「来週にも公立福生病院を調査へ 日本透析医学会 チェック体制など確認」
 共同通信→毎日新聞2019年3月8日 10時48分(最終更新 3月8日 12時35分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190308/k00/00m/040/062000c

 「東京都福生市の公立福生病院で、腎臓病の女性に医師が人工透析治療をやめる選択肢を示し、治療中止を選んだ女性がその後死亡した問題で、日本透析医学会が設置した調査委員会が来週にも、病院に調査に入る見通しであることが8日、関係者への取材で分かった。
 医師だけでなく病院が組織としてどう対応したか、患者の生命に関わる判断をチェックする仕組みが院内にあったかなどを確認。2014年に学会の作業班が作成した透析治療の継続や中止に関する提言に沿って今回の手続きを行ったかどうかも調べる見通しだ。(共同)」

◆2019/03/08 「「命諦めろ」と聞こえた提示 透析中止を拒否した患者親族が受けたショック」
 毎日新聞2019年3月8日 12時47分(最終更新 3月8日 12時48分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190308/k00/00m/040/099000c

 [写真]公立福生病院=東京都福生市で2019年3月6日、宮武祐希撮影
 「公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をしない選択肢を外科医(50)から提示された女性(当時44歳)が死亡した問題で、外科医は昨年、終末期ではない80代女性と70代男性に治療中止の選択肢を示し、いずれも断られていた。分路(シャント)に障害が発生した場合などに「(治療中止の選択肢を)必ず提示している」と外科医は話している。
 関係者によると、腹腔(ふくくう)に透析液を入れ、腹膜を利用して老廃物を除去する「腹膜透析」をしていた80代女性は昨年3月、腹膜が使えなくなったため外科医に相談。外科医は女性の親族に対し、首周辺に管(カテーテル)を入れて透析を継続する治療法とともに「中止する選択肢もある」と話したという。
 親族は「『透析する人は国のお金をたくさん使っているので、もう透析はしないでほしい』『命を諦めろ』と言われたように感じた」という。結局、女性は管にしたが、ショックを受けた親族は治療中止の選択肢を示されたことを女性に明かせなかったという。
 また昨年11月、40年以上透析を続けている70代男性が、血液交換のために針を入れる血管の分路の検査で病院を受診したところ、外科医から「透析をそのままやっていくのか?」「今後分路が使えなくなった時、透析をしない選択もある」と中止の選択肢を示された。男性は承諾しなかった。
 妻は「今までそんなことを言われたことは一度もなかった。医療が変わったのか」と振り返り、男性も「(家族もいて)自分だけで決められない」と戸惑ったという。
 分路に障害が出た場合などに「(透析中止の選択肢を)必ず提示する。(透析継続という)選択肢を取らない決定も当然あるべきだ」と外科医は話す。そのうえで、透析は延命治療で、腎不全は治らないことを理解した上で患者が治療法を選ぶべきだと主張。「適正な選択の話を聞いていないから患者は衝撃を受ける。最初から聞いていれば普通に考えられる」とし、「『さじを投げられた』と感じる患者もいるが仕方ない」と話している。【斎藤義彦】」

◆2019/03/08 病院から

「平成31年3月8日
毎日新聞の記事について
福生病院組合 管理者 加藤育男
公立福生病院 院長  松山健

 公立福生病院を受診された患者が、血液透析を受けないことを希望され、当院で亡くなったとの新聞記事が大きく報道されております。
 血液透析を受けておられる方々でも、単に腎臓だけ悪い方、腎臓も他の臓器も悪い方など様々でございます。日常的な透析医療の辛さも、当然様々な状況に置かれていると考えております。
 今回、腎センターの現場では、多職種で対応し、家族を含めた話し合いが行われ、その記録も残されております。密室的環境で独断専行した事実はございません。また、当院で悪意や手抜きや医療過誤があった事実もございません。
 本件に関しましては、東京都福祉保健局の立入検査が行われ、また、近々、日本透析医学会の調査も予定されております。こうした第三者機関の検査結果等も待ちつつ、早急な事実関係の把握に努め、適正に対応してまいります。 」

◆2019/03/08 「透析中止の福生病院が談話「独断専行ない」」
 毎日新聞2019年3月8日 20時12分(最終更新 3月8日 23時31分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190308/k00/00m/040/224000c

 「公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をやめる選択肢を示された腎臓病患者の女性(当時44歳)が死亡した問題で、病院は8日、「毎日新聞の記事について」と題するコメントを発表した。全文は以下の通り。[…]」(全文↑)

◆2019/03/08 「透析中止で死亡「密室で独断専行してない」 病院が反論」
 朝日新聞デジタル 2019年3月8日20時23分 有料記事
 こちらをご覧ください→https://www.asahi.com/articles/ASM385GBMM38UTIL023.html

 「腎臓病患者の40代女性が人工透析治療を中止し、死亡していた公立福生(ふっさ)病院(東京都福生市)で、医師が終末期ではない患者に透析治療をしない選択肢を提示していたことがわかった。透析をしない選択をした約20人のうち複数が死亡したとみられる。このほか、透析中止後に死亡した患者が女性以外に3人以上いることも判明。日本透析医学会の提言から逸脱している可能性もあり、学会は来週後半にも病院に立ち入り調査に入る方針だ。
人工透析せず死亡、他にも複数 福生の病院、都が調査
 福生病院は8日、透析治療をめぐる手続きについて「多職種で対応し、家族を含めた話し合いが行われ、その記録も残されている。密室的環境で独断専行した事実はございません」とのコメントを公表し、病院の対応に問題はないとの考えを示した。
 都などによると、福生病院では2013年以降、腎臓病患者149人が受診。透析を始めるかどうかの相談の際に、医師が透析をしない選択肢も示していた。学会の提言では、透析を中止もしくは始めないことを検討できる状況について、全身の状態が極めて悪い場合などに限定。しかし福生病院では、終末期のように極めて悪い状態でなくても透析をしないことを検討し、実際に約20人が透析を選ばなかった。病院側はいずれのケースでも、患者の同意書をとっていると説明しているという。
 これとは別に福生病院では昨年…」
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◆2019/03/09 「透析中止、倫理委開かず 病院幹部判断で」
 3/9(土) 2:02配信 共同通信
 こちらをご覧ください→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190309-00000004-kyodonews-soci

 「東京都福生市の公立福生病院で昨年8月、腎臓病の女性=当時(44)=に医師が人工透析治療をやめる選択肢を示し、中止を選択した女性が1週間後に死亡した問題で、病院幹部の判断により、この女性に関する倫理委員会が開かれていなかったことが8日、関係者への取材で分かった。治療中止の判断に、病院幹部が関与していたことが明らかとなった。
 日本透析医学会が2014年に出した透析の中止判断などに関する提言では「倫理的な問題に対しては倫理委員会や外部委員会などの助言があることが望ましい」との原則を示しており、この趣旨に反する可能性がある。」

◆2019/03/09 「人工透析中止後に死亡した女性 治療再開を希望 病院も把握か」
 NHK2019年3月9日 4時01分
 こちらをご覧ください→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190309/k10011841261000.html

 「東京 福生市の公立病院で人工透析治療が中止された40代の女性患者が死亡したことについて、女性が亡くなる前に透析治療の再開を望み、病院側がそれを把握していたことが関係者への取材でわかりました。その一方で、この女性は、意識がはっきりした状態では「透析はしません」とも話していたということで、東京都が詳しいいきさつを調べています。
 去年8月、東京 福生市の公立福生病院で、腎臓病を患っていた44歳の女性の人工透析の治療が中止され、女性は、およそ1週間後に死亡しました。
 関係者によりますと、女性は当初、透析の中止を選んだものの、亡くなる前、病状が悪化し、うなされた状態で透析を再開したいと話し、医師がそれを把握していたということです。しかし、その後、病院側が女性の意識がはっきりした時に確認したところ、「透析はしません」とも話していたということで、透析治療は再開されませんでした。
 日本透析医学会のガイドラインでは、人工透析を見合わせた患者やその家族が再開を希望した場合、病院はその意思を尊重し透析を再開するとしています。
 東京都は今後、女性と医師との詳しいやり取りを確認し、本人の意思に基づいて適切な対応が取られたのか、調べることにしています。
 一方、公立福生病院は「現場では家族を含めた話し合いが行われ、その記録も残されている。悪意や手抜きや医療過誤があった事実はない」などとコメントしています。」

◆2018/03/09 「「腹膜透析」示さず治療法限定 公立福生病院、死亡の女性に」  毎日新聞2019年3月9日 05時00分(最終更新 3月9日 05時00分)  こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190308/k00/00m/040/288000c#cxrecs_s

 [図]人工透析治療の種類
 「公立福生病院(東京都福生市)で外科医(50)から人工透析治療をやめる選択肢を提示された女性(当時44歳)が死亡した問題で、女性に対して「腹膜透析」という別の治療法の説明はなく、「血液透析」をやめるか続けるかという二つの選択肢しか示されなかった。透析治療に詳しい関係者は「医療を受ける患者の権利が奪われている」と指摘している。
 透析治療には(1)腕などに針を刺したり首周辺から管(カテーテル)を入れたりして血液を浄化する血液透…」
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◆2018/03/09 「透析中止の病院長に聞く「選択肢は必要。むしろ倫理的だ」」
 毎日新聞2019年3月9日 11時30分(最終更新 3月9日 11時36分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190309/k00/00m/040/047000c

 [写真]公立福生病院=東京都福生市で2019年3月6日、宮武祐希撮影
 「公立福生病院(東京都福生市)で人工透析治療をしない選択肢を外科医(50)から提示された女性(当時44歳)が死亡した問題で、松山健院長が毎日新聞の取材に応じ、女性のケースについて「透析治療を含め、どういう状況下でも命を永らえることが倫理的に正しいのかを考えるきっかけにしてほしい」と話した。
 2月下旬、病院内で応じた。亡くなった女性について松山氏は「いろいろな選択肢を与え、本人が(透析治療の中止を)選んだうえで意思を複数回確認しており、適正な医療だと考えている」と強調。「透析治療を受けない権利を患者に認めるべきだ」とする外科医や腎臓内科医(55)の主張に理解を示した。
 病院は女性が透析治療を中止した際、日本透析医学会のガイドラインで設置が望ましいとされている倫理委員… 」
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◆藤田 孝典 2018/03/09 「医療費コスト削減のもとで行われる命の選別を許してはいけない」
 ヤフーニュース 3/9(土)→https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20190309-00117530/
 *NPOほっとプラス代表理事 聖学院大学人間福祉学部客員准教授

長尾 和宏 http://blog.drnagao.com/2019/03/post-6688.html

◆永井 康徳 2018/03/10 「問題は「透析中止」にあらず、マスコミ報道に違和感 核心は「十分な選択肢の提示と納得のいく対話」の有無」
 医療維新 オピニオン 2019年3月10日 永井康徳(医療法人ゆうの森理事長)
 こちらをご覧ください→https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/664550/?category=opinion

 「公立福生病院(東京都福生市)の人工透析治療を巡る問題でのマスコミ報道が止まらない。多くのマスコミの論調はこうだ。「透析を中止すれば死に至るのが分かっているのに、透析の中止の選択肢を提示して患者は死亡した。そもそも医師は患者を死に至らしめる選択肢を提示していいのか」医師が透析の中止を選択肢と提示することはいけないことなのか。そもそもこの出発点のボタンが掛け違っている。私が理事長を務める医療法人ゆうの森(愛媛県松山市)は、在宅医療を主体にする医療機関を運営しており、法人全体の看取りは年間約200人に...」

◆2018/03/12 「透析中止で死亡 長男、母の再開意思を知らず「初孫抱かせたかった」」
 3/12(火) 6:01配信 毎日新聞

 [写真]公立福生病院=東京都福生市で2019年3月6日、宮武祐希撮影

 「「僕にとっては大事な母親。長生きしてもらいたかった」。公立福生(ふっさ)病院(東京都福生市)の人工透析治療を巡る問題で、昨年8月に亡くなった女性(当時44歳)の長男(28)は、女性が透析再開の意思を外科医に伝えたことを死後に知った。亡くなる10日前に生まれた初孫の男の子を抱かせたかったと悔やむ。
 夫(51)や長男によると、女性は糖尿病を長く患い、夫もぜんそくでなかなか働けず、生活は苦しかった。だが、冗談を言っては笑わせてくれた女性のことを、長男は「一緒にいて、あんなに楽しい母親はいない」と振り返る。だからその日も、冗談かと思った。
 亡くなった昨年8月16日の3日前。結婚して独立した長男を突然訪ねた女性は「(透析治療が)できないって言われたから、とりあえずやめる」と切り出した。治療をやめる選択肢を外科医から示され、意思確認書に署名した後のことだ。絶句するしかなかった。「もしかしたら死ぬかもしれない」。女性の表情は硬かったという。
 翌14日、入院。「どうだった?」。「平気そうだよ」と言う電話の父の言葉に長男が安心した2日後、容体は急変する。最後に会ったのは亡くなる日の朝。まともに会話ができない。「何で? まずいな」。嫌な予感がした。長男によると、外科医は「お母さんの意思を尊重する。容体が今後急変することがあるが、何もできない」と長男に告げ、強い鎮静剤を女性に打った。
 30分間だけ、話ができた。10日前に生まれた初孫の男の子の写真を、長男は女性に見せた。「お前に似てるよ」。女性は薄く笑い、つぶやいた。家の中の片付けをしなかったのが「心残り」と言った。「もう死ぬから、後のことをよろしくね」。それが最後だった。
 女性も夫も死の前日の15日、透析治療を再開する意思を外科医に伝えていた。それを長男が知ったのは母の死後、父からだった。母が自分に話さなかったのは、何を言ってもムダだと思ったからではなかったか――。長男は言う。「もしあの時、『透析治療を再開したい』と話してくれていたら、別の病院に変えさせて、透析を続けてもらっていた。戻ってきてほしい」【斎藤義彦】最終更新:3/12(火) 6:01」

◆臓器移植法を問い直す市民ネットワーク 2018/03/12 「透析を必要とする患者を死に追いやる病院運営に抗議します」→[WORD]

 2019年3月12日
福生病院組合 管理者 加藤育男 様
公立福生病院 院長  松山健  様
                           臓器移植法を問い直す市民ネットワーク
                  連絡先:〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
                               日本消費者連盟気付                                                          e-mail:abdcnet@gmail.com
携帯電話:080(6532)0916                    

   透析を必要とする患者を死に追いやる病院運営に抗議します

 私たちは、脳死判定基準を満たしたら人の死とすること、および「脳死」からの臓器摘出に反対し、臓器移植以外の医療の研究・確立を求めて活動している団体です。
 私たちは、2019年3月7日付『毎日新聞』をはじめとする各種の報道により、貴病院において、20人にも及ぶ患者が透析導入をあきらめ、あるいは、透析を中止して死亡していることを知りました。とりわけ、昨年8月16日に、透析の再開を求めながら死に至らされたとされる44歳女性のニュースには、大きな衝撃を受けています。

(1)患者を死へと誘導する医療および病院運営は容認できません。直ちに改めて下さい。
 腎臓を患う患者にとって、透析治療が必要と診断された場合、ほとんどの患者が、人生に対する不安や絶望を感じてしまうでしょう。医療スタッフは、そのような患者に対して透析治療で人生に希望が持てるように、励まし、支えて治療に当たることこそが求められます。
 透析の導入あるいは実施そのものが患者の生命に危険をもたらす場合以外において、透析を導入しなかったり、それまで行ってきた透析を継続しないことは、患者を死へと誘導する行為であり絶対に容認できません。
 44歳女性への透析取り止めを判断する際に、病院は倫理委員会を開催していなかったことも報道されています。患者を担当した医師個人の生命観によって患者の生命を左右してしまわないように、複数の医療関係者の合議が必要なことは、過去の不適切な終末期医療の反省から指摘されている事です。

(2)透析の再開を希望した患者の意思を無視して死亡させたことは許されません。
 日本透析医学会の「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」ですら、「医療チームが見合わせた維持血液透析は,状況に応じて開始/再開される」として
・患者の全身状態が改善し,維持血液透析を開始または再開できる場合.
・患者および家族が維持血液透析に対する治療方針に関する自己決定を変更した場合
を例示しています。
 ところが毎日新聞記事によると、2018年8月16日午後5時過ぎに死亡した44歳の女性は、15日には明白に透析の再開を求めたことが報じられています。女性は、死の当日(16日)の午前7時50分の発信で「とうたすかかか」という7文字をスマホに残し、これは「父ちゃん助けて」という夫に向けたSOSだったのではないかと記されています。この必死のSOSに対して、外科医は鎮痛剤を注入し、その後、患者は死亡したと報道されています。
 患者の最後の意思を無視して死なせたことは、殺人にも相当する行為であり、絶対に許されません。

(3)患者の意思を恣意的に選別することは許されません。
 前記患者を担当した外科医は、「正気な時の(治療中止という女性の)固い意思に重きを置いた」と語ったことが報じられています。これは担当医の恣意的な判断です。助けを求める患者の訴えを「正気でない」と無視する行為は、苦しむ患者の人権を認めない、法的にも人道的にも絶対に許されない行為です。こうしたことがまかり通れば、「認知症」「精神障害者」「知的障害者」とされた人たちの意思、人権も踏みにじられていくことになります。

 このような事実が報じられているにも関わらず、公立福生病院は、3月8日付の声明で「密室的環境で独断専行した事実はございません」とコメントし、反省の意思すら示していません。

 以上、私たちは、透析患者を死に追いやる病院の運営と医療の在り方に大きな衝撃と憤りを覚えるとともに強く抗議するものです。」

◆2019/03/13 公立福生病院 透析中止は5人 次第に「自信を持って」選択肢提示
 毎日新聞2019年3月13日 07時00分(最終更新 3月13日 07時01分)
 https://mainichi.jp/articles/20190312/k00/00m/040/323000c

 [写真]公立福生病院=東京都福生市で2019年3月6日、宮武祐希撮影
 「公立福生病院(東京都福生市)の人工透析治療を巡る問題で、2014年ごろ以降、新たに2人が外科医(50)から治療をやめる選択肢を提示され、いずれも死亡していた。昨年8月に亡くなった女性(当時44歳)も含めて計5人が治療の中止を選び、うち4人が亡くなった全容が判明した。これとは別に病院では13年4月〜17年3月、最初から透析治療をしない「非導入」で計20人が死亡したことが分かっている。
 透析治療をやめた5人とも終末期ではなく、治療を続ければ「年単位で生きた」と外科医は話している。外科医と腎臓内科医(55)によると、14年ごろ、腎不全のため意識不明で運ばれた80代女性に緊急的な治療を実施。意識が戻った女性が「(透析を)やめてくれ」と申し出たため、外科医が「やめたら死につながる」と説明。本人と家族の承諾を得て翌日に透析を中止し、女性は自宅に戻って死亡した。
 外科医らは「驚いた。(最初は中止に)積極的ではなかった」と振り返る。だが、「(患者が治療を)よく理解しないまま(医師側に)お任せ」するのは「正しい医療ではない」と考え、継続か中止かの選択肢を提示することに決めた。
 初めて治療をやめる選択肢を示したのは15年ごろ。導入後2カ月の男性(55)に「継続するも自由、やめるも自由」と提示。男性は「やめる」と言って自宅に帰った。男性は食事制限を受けていたがステーキを食べて亡くなったといい、家族から感謝されたという。
 昨年に入ると、「より具体化し、自信を持って」治療をやめる選択肢を示すようになった。80代女性の透析用血管の分路が不調で持病もあったため、外科医が「どうするかを考える時期だ」と中止を含めた選択肢を提示。家族も同意して治療は中止され、女性は約2週間後に自宅で死亡した。さらに、30代男性から「あと何年治療したら(体が)良くなるのか」と問われ、外科医は、一生続ける必要があることを説明すると同時に、やめる選択肢を提示。男性は「ようやく分かった。透析をする意味も価値も感じない」と話して紹介元のクリニックに戻った。生死は不明だという。
 外科医は、透析治療をやめると心臓や肺に水がたまり、「苦しくなってミゼラブル(悲惨)で、見ているこちらも大変。透析の離脱(中止)はしてほしくない」と話す一方、「『透析したくない』というのは立派な主張。患者にとってメリットだという信念で、適正な選択肢を示している」と話している。【斎藤義彦、梅田啓祐】」

◆2019/03/13 透析中止「死へ誘導、容認できない」 市民団体が抗議
 毎日新聞2019年3月13日 19時41分(最終更新 3月13日 19時57分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190313/k00/00m/040/169000c

 [写真]公立福生病院=東京都福生市で2019年3月6日、宮武祐希撮影
 「公立福生病院(東京都福生市)の人工透析治療を巡る問題で、市民団体「臓器移植法を問い直す市民ネットワーク」(川見公子事務局長)は13日、「透析患者を死に追いやる運営と医療に強く抗議する」とする文書を、病院を運営する福生病院組合管理者の加藤育男・福生市長と松山健院長宛てに送った。
 ネットワークは日本消費者連盟や患者・家族など約300の団体・個人で構成。抗議文では、重篤でない患者の透析治療の中止や非導入は「患者を死へ誘導する行為で絶対に容認できない」と批判。病院運営や医療を直ちに改めるよう求めた。
 一度は治療中止を選んだ女性(当時44歳)が最後に再開の意思を示して亡くなった問題については「(再開意思を)『正気でない』と無視する行為は、苦しむ患者の人権を認めず、法的にも人道的にも絶対に許されない」としている。【斎藤義彦】」

◆2019/03/14 「透析しない選択肢、病状にかかわらず提示 福生病院」
 朝日新聞 土居新平、河井健 2019年3月14日06時00分
 こちらをご覧ください→https://www.asahi.com/articles/ASM385GBMM38UTIL023.html?iref=pc_extlink

 [写真]公立福生病院=2019年3月7日、東京都福生市加美平1丁目、滝口信之撮影
 公立福生(ふっさ)病院(東京都福生市)の人工透析治療を巡る問題で、病院側が病状にかかわらず腎臓病患者に透析をしない選択肢を提示していたことがわかった。透析をすれば生き続けられる患者も含まれており、病院側は専門医らの学会の提言から逸脱していることを認識していたとみられる。患者や医療者らから疑問や批判の声があがっている。
 福生病院は福生市と羽村市、瑞穂町でつくる福生病院組合が運営し、2013年4月に「腎臓病総合医療センター」を設置した。関係者によると、そのとき外科と内科の医師2人が入り、腎臓病患者の治療にあたってきた。合併症を抱える患者や、透析用の血液の出入り口(シャント)の手術などを中心に受け持っているという。
 重い腎不全の場合、シャントを使った血液透析、腹膜での透析、腎移植の三つの方法がある。
 都などによると、センターでは、提供者が見つからずに腎移植ができない場合などを含め、医師が受診した患者に対し、病状を問わず透析をしない選択肢も提示。高齢者を中心に約20人が透析を選ばず、複数が死亡したとみられる。これとは別に昨年8月、別の医療機関で透析を受けていた患者の女性(当時44)が受診した際、透析につかっていた管が閉塞(へいそく)していたため、首周辺から管を通す透析や、透析をやめる選択肢を示したところ、女性は透析中止を選び、1週間後に死亡した。その前日に女性が透析再開を求めたとの証言もあるという。透析中止で死亡したのは、女性を含めて4人という。
 透析は患者への負担も大きいが、腎臓に代わって血液中の余分な水分や老廃物などをこしとる治療で、やめれば通常、数日から数週間で死に至るとされる。日本透析医学会は14年にまとめた提言で、透析を中止もしくはしないことを検討できる状況を規定。患者の全身状態が極めて悪いか、透析によって患者の生命を損なう危険性が高い場合に限っている。
 病院は都に対し、女性の病状は提言に合致していなかったと認めている。ほかの患者にも提言に沿わない状態で透析をしない選択肢を示していたとみられる。一方で、女性側に生死に直結する選択だと伝え、ほかの患者からも同意を得たと説明しているという。
 病院は今月8日に出した松山健院長名と管理者の加藤育男・福生市長名のコメントで、女性への対応に問題はなかったと主張。都によると、病院は提言を「厳しすぎる」とし、「透析をしない選択肢も患者には必要だ」との趣旨の説明をしているという。
 今月7日の問題発覚以降、病院は詳しい説明をせず、具体的な主張や患者とのやりとりは不明のままだ。
 福生病院を監督する立場の都は、病院が女性の透析中止の判断をめぐり、学会の提言では第三者も入る倫理委員会による助言が望ましいとされる場合だったのに、諮らなかったとして口頭指導。医師の説明や患者の状態などを調べ、問題があれば是正勧告や指導をする方針。学会も近く病院に立ち入り調査するという。(土居新平、河井健)

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◆2019/03/14 「透析しないは「死」の選択 苦しい治療、やめる場合は?」
 朝日新聞 2019年3月14日06時00分
 こちらをご覧ください→https://www.asahi.com/articles/ASM3F6TH4M3CULBJ015.html?iref=pc_rellink

 写真・図版:透析治療の「見合わせ」を検討する主な手順

 「腎不全患者に透析治療をしない、あるいはやめるのはどんな場合なのか。透析患者や専門医らに聞いた。
 「透析をやめますかと聞くことは『死にますか』と聞くことと同じ。その判断を身体的、精神的に追い詰められている患者に迫るのは酷なこと。苦しみの中で患者は正常に判断できない」。東京腎臓病協議会事務局長で、自身も15年間透析を続ける板橋俊司さん(69)はいう。
 10歳で慢性腎臓病と診断され、40代半ばから日常的に頭痛や吐き気、全身のだるさに襲われるようになり、55歳で透析を始めた。左腕の血管に管を通し、病院で1日おきに5時間かけて老廃物などを取り除く。
 直後はだるいが、一晩寝ると「病気が治ったのでは」と思うほど調子が上向く。ふだんの生活では余分な水分をとらないよう風呂上がりには水ではなく氷を口に含み、食事では塩分を控える。合併症の危険性も常につきまとう。
 日本透析医学会によると、2017年末時点の透析患者数は約33万4千人。平均年齢は68・4歳で、寝たきりの人も少なくない。中には苦しさのあまり、「これ以上したくない」という人もいる。終末期患者への対処法を示してほしいという医療現場の要望に応え、同学会は14年に提言をまとめた。あくまでも目安に過ぎず、提言と違う対応をしても法的に罪に問われるわけではない。
 提言は透析をしないあるいは中…

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◆伊東 乾 2019/03/15 「透析停止」と病状の死角――問われる制度整備と「人間の尊厳」
 JB Press
 こちらをご覧ください→http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55746?page=2

 「東京都福生市の公立病院で、腎臓病の透析治療を受けていた患者(女性、享年44)が、人工透析治療の「停止」を医師に提案されこれを了承、数日後に死亡していたことが毎日新聞の取材によって明らかになり、多くの論議を呼んでいます。
 当該の病院には東京都福祉保健局の立入検査が行われ、別に日本透析医学会の調査も入りました。
 委員会メンバーで医師の秋野公造参議院議員は「医師が延命治療を中止し、患者が死亡した場合、殺人や自殺に関与した罪に問われる可能性がある」と指摘し、法的な整理が必要との考えを示してもいます。
 日本では透析治療の停止は、病状の終末期のみ認められるガイドラインが透析医学会により採用されています。
 しかし、この女性患者の場合、もし透析治療を継続していたなら、余命が4年程度あったと報道されており、正しいとすれば、およそ「終末期」には当たらないことになります。
 そうであるなら、これは一種の「尊厳死」の問題にもなり得ます。医療現場の個別判断だけでは済まない、倫理的な問題を含む可能性があります。
 一連の行為について帝京大学准教授で生命倫理を専門とする冲永隆子さんの
 「死の選択肢を示し、結果的に(死へと)誘導」
 「患者は、よく理解しないまま不利益を被る選択をすることがある」
 「医師の独善」
 といったコメントが報道されました。沖永さんは医師ではありませんが、医療従事者からも 「JCHO千葉病院」の室谷典義院長が、公立福生病院の件について「医師による身勝手な考えの押しつけで、医療ではない」と手厳しい批判がなされました。
 これらに対して、福生病院側からは
 「当院で悪意や手抜きや医療過誤があった事実はない」とするコメントが発表されました。
 […]」

◆2019/03/15 「透析せず死亡、福生病院に立ち入り調査 専門医らの学会」
 朝日新聞デジタル 2019年3月15日14時22分
 こちらをご覧ください→https://www.asahi.com/articles/ASM3H4PQYM3HULBJ005.html?iref=comtop_la

 [写真]公立福生病院=2019年3月15日午後0時15分、東京都福生市、福地慶太郎撮影
 「公立福生病院(東京都福生市)の人工透析治療をめぐる問題で、透析の専門医らで作る日本透析医学会(理事長=中元秀友・埼玉医科大教授)の調査委員会は15日午後、同病院の調査に入った。透析治療の中止の選択肢を提示し、その後死亡した患者への担当医と病院の対応について関係者に聞き取りをする。調査結果をまとめ、月内にも見解をまとめる方針だ。
 福生病院では、別の医療機関で透析を受けていた女性(44)が昨年8月、透析中止を選び、その後亡くなったことが発覚。他にも、病院側が病状にかかわらず腎不全患者に透析をしない選択肢を提示し、複数の患者が中止を選んで亡くなった。だが、治療方針に関する説明が十分尽くされたかどうかや、病院が透析中止を判断した経緯には不明な点が多い。
 同学会が2014年にまとめた提言では、透析の中止を検討する場合として、がんなどを併発した終末期の患者らを想定。透析をやめる際には、患者や家族への十分な説明や、医療チームで検討した上で決めることを求めている。
 この日は、福生病院を受診した腎不全患者の当時の容体のほか、治療や説明のあり方に問題がなかったか、学会の提言についての担当医や病院の認識などについて確認するとみられる。」

◆2019/03/18 「「透析中止」で患者が死亡「悪魔の医師」と呼ばれた万波誠氏の見解」
 ライブドアニュース 2019年3月18日
 こちらをご覧ください→http://news.livedoor.com/article/detail/16177039/

◆2019/03/19 福原麻希(医療ジャーナリスト) 「「人工透析見合わせ死亡」問題は他病院でも発生している可能性がある」
 ダイヤモンドオンライン 2019.3.19
 こちらをご覧ください→https://diamond.jp/articles/-/197308

◆2019/03/20 「再開要請」聞き入れず、都が認定 病院を指導へ 透析中止女性死亡
 毎日新聞2019年3月20日 07時00分(最終更新 3月20日 07時00分)
 こちらをご覧ください→https://mainichi.jp/articles/20190319/k00/00m/040/308000c

 [写真]東京都福生市の公立福生病院=本社ヘリから
 「公立福生病院(東京都福生市)の人工透析治療を巡る問題で、透析治療をやめる選択肢を外科医(50)から提示されて亡くなった女性(当時44歳)について、都が実施した立ち入り検査の結果が判明した。都は、女性が何度も治療中止を撤回したいと訴えたにもかかわらず、外科医は治療再開の要請を聞き入れなかったと認定。「女性の意思確認が不十分だった」と判断した。適切な医療の実施を定めた医療法に抵触していた可能性もあるとして、病院を今後、文書で指導するとみられる。
 女性は昨年8月9日、「死に直結する」という説明とともに透析治療をやめる選択肢を外科医から示され、いったんは治療中止を選択して帰宅。その後、14日に入院し、16日に亡くなった。
 関係者によると、都は病院からカルテなど関連資料の提出を受けて分析し、外科医らから事情を聴いた。その結果、女性が治療中止の選択肢を示されて意思確認書に署名した8月9日、決定を撤回できる点を外科医が説明していなかったことが判明。女性は入院後、苦痛のために従来の決定を変更し、「何度も治療中止を撤回したいと訴えた」と認定した。しかし、外科医は治療を実施せず、最終的に女性との意思疎通が難しくなった際、夫(51)も治療再開を外科医に要請したが、聞き入れなかった。都は、病院が倫理委員会など外部の助言を受ける機会を設けず、日本透析医学会のガイドラインから逸脱していたことも確認した。
 夫によると、女性は過去、自殺願望のある抑うつ性神経症と診断され、自殺未遂が3回あった。都は、情報を分析すれば精神科通院歴を容易に把握できたはずなのに、外科医らは治療中止の意思を女性に確認した際、病歴を見落としたと認定。女性が治療中止を選んだことに病気が影響を与えた可能性もあるとみている。
 医療法は医療従事者に対して適切な医療を行うよう規定。特に、医療の選択を患者が適切に行うことができるよう正確な情報を提供し、患者や家族の相談に応じることを求めている。女性以外に治療中止を選んで死亡した他の3人や、最初から治療しない「非導入」を選んで死亡した17人についても、都は事実関係の確認を急いでいる。【斎藤義彦、矢澤秀範】
 女性(当時44歳)を巡る都の検査結果のポイント
・外科医らは女性の意思確認が不十分だった
・女性は透析治療をすれば3〜4年生存でき、外科医が主張する「終末期」ではなかった
・外科医らは抑うつ性神経症という女性の病歴を見落とした」


UP: REV:20130918, 20190308, 09, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 20
人工透析/人工腎臓/血液透析  ◇安楽死・尊厳死:2019  ◇病者障害者運動史研究 
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