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医療行為/医療的ケア 2009

医療行為/医療的ケア


◆『JALSA』076号(2009/01/02)

□厚生労働省要望のその後の動向 事務局長 金沢公明
 「2008年12月17日16時過ぎから玉井副会長、川上副会長と金沢の3人で関係局担当課を訪問し、去る7月22日に厚生労働省に要望していたことのその後の進捗確認と実現のための再要請を行いました。また秋から障害者自立支援法の重度訪問介護報酬のアップ等について、橋本会長が障害福祉課に要請を行ってきました。民主党の谷博之議員が12月の参議院厚生労働委員会でALS協会の要望を取り上げ、質問して下さいました。その概要を報告します。

□ヘルパー等による経管栄養の許可について
・現在、痰の吸引許可実施後の調査も含めて、安全性が本当に確保できるかを中心に専門家によるチームで検討してもらっている。できるとなれば次に法的にどうクリアできるかを検討する。検討は21年度末までとしているが今年度明けには一定の報告がされる予定。
【検討チーム】
「医療依存度の高い在宅療養者に対する医療的ケア実態調査および安全性確保に向けた支援関係職種間の効果的な連携の推進に関する検討」(主任研究者:川村佐和子氏)
・11月20日の有識者による検討会で「安心と希望の介護ビジョン」がまとめられ、「医療と介護の連携強化」のなかで、施設における介護職による経管栄養や喀痰吸引の仕組みの整備が提言されている。

安心と希望の介護ビジョン(概要)
超高齢社会を迎える中で、募る将来の不安を乗り越え、「安心」と「希望」を抱いて生活できる社会を築いていくために、2025年を見据えて取り組むべき施策を提言する。

[…]
1。高齢者自らが安心と希望の地域づくりに貢献できる環境づくり
〜高齢者や要介護者が最期まで生き方に選択肢を持ち、人とのつながりを持って生きていける社会を創るために〜
@ コミュニティ・ワーク・コーディネーター(仮称)の輩出
・・地域の高齢者が「求めていること」と「できること」を結びつけ、意欲ある高齢者が主体的・積極的に参加するコミュニティ・ビジネスや互助事業等を育成する「キーパーソン」になりたいという、意欲ある地域の高齢者や住民(「コミュニティ・ワーク・コーディネーター(高齢者地域活動推進者)」(仮称)を地域から募集し、先進的事例や様々なノウハウを修得できる機会を提供
A 地域包括支援センターのコミュニティ支援機能の強化
2。高齢者が、住み慣れた自宅や地域で住み続けるための介護の質の向上〜たとえ介護が必要となっても、住み慣れた自宅や地域で住み続けるために〜
@ 在宅生活を支援するサービスの基盤整備・・訪問介護・訪問看護のネットワーク整備、家族への適切な介護情報の提供等
A 在宅生活支援リハビリテーションの強化・・リハビリテーションの拠点整備と質の向上に向けた取組の推進等
B 医療と介護の連携強化・・必要な研修を受けた介護従事者が、医師や看護師との連携の下に、施設入所者に対して、経管栄養や喀痰吸引を安全性が確保される範囲内で行うことができる仕組みの整備、緩和ケアの積極的な推進等
C 認知症対策の充実・・認知症ケアの標準化、成年後見制度の活用等
D 地域の特性に応じた高齢者住宅等の整備・・地域特性に応じた住宅・施設整備、多世代交流機能を持つ小規模住宅の整備等
3。介護従事者にとっての安心と希望の実現〜介護従事者が働きやすく、介護の仕事に誇りとやりがいを持って取り組み続けていけるために〜
@ 各事業所における介護従事者の処遇に関する情報の積極的な公表の推進
A 介護従事者が誇りとやりがいをもって働くことができる環境の整備・・介護従事者の処遇改善に資する介護報酬の設定、ワークライフバランスへの配慮、資格や経験等に応じたキャリアアップの仕組みの構築、介護ロボットの研究開発の推進等
B 介護従事者の確保・育成・・潜在的介護福祉士等の掘り起こし、現場復帰に向けた研修の実施、介護未経験者の就業支援等
厚生労働省資料

□在宅療養が困難な神経難病患者の長期入院施設の確保について
□千葉県鎌ケ谷総合病院の特殊疾患療養病棟(50床)の認可要請について
□谷博之議員が難病対策、ALS等の要望に関して質問」(p8-9)

□平成20年度活動報告
〔…〕
2. 在宅療養介護体制の改善
・いくつかの支部と患者さんが経営する事業所で痰吸引の医療的ケアができる介護人育成の講習会が開催されましたが、ALS患者にマッチした介護人不足が続いています。ヘルパーによる経管栄養摂取の許可については国の検討会を注視すると共に、介護事業所や関係先に理解を深めることが、合わせて必要です。
〔…〕(p9)
□平成21年度活動方針・事業計画
〔…〕
2. ケアの向上
1)たん吸引、経管栄養等の医療的ケアが可能な介護人の拡充整備
@経管栄養許可に向け、国への働きかけ
A事業所・関係団体への協力、働きかけ
B講習会の全国的開催(独立行政法人 福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業)
2)入院時のヘルパー付添許可の取り組み
3)居宅介護サービス時間の拡充支援
4)たん自動吸引装置の早期実現化と意思伝達装置(脳波、脳血流等の利用)の改良・開発促進
5)ケアハウス等の療養施設の確保と連携
6)「事前指示書」「尊厳死」問題等に対する緩やかな一定の合意形成」(p17)

◆2009/02/10
 第1回特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会

◆2009/ 04/ 30 ALSの治療法
http://greenmed0525.blog35.fc2.com/blog-entry-55.html#comment21
光医療の実現を目指してホームページより

 一月ほど前,友人の治療家からALSの患者の治療を頼まれたがうまく行かない.良い治療法を知らないかとの問い合わせを受けた.ALSという難病中の難病があることをご存知だろうか?知らなかったので調べて見ると,運動選手がなり易く,はじめは手足の運動神経が効かなくなり,次第に症状が全身に及び,最後に心臓の運動神経がやられて命を落とすという病気で,ALSという診断を受けてから,余命は2から5年というものだとの事.原因,治療法ともに不明とされている.ALSの患者さんのサイトも出来ている.そのサイトを見ると,東北大学の神経科の先生の投稿があり,将来,可能性のある治療法は再生医療だとの書き込みがあった.そこで,昨年,再生医療センターをオープンした海外の友人にALSの治療をした経験があるか,問い合わせてみた.結果は,驚いたことに,最近,ALSと診断され,ドイツであらゆる治療を受けてだめで帰国し,人工呼吸器に入って延命をしていたALSの患者に再生医療を6回施したところ,画期的 に良くなり,食事,会話,自力呼吸もできるほど回復した例があるとの返事があった.ただ,この患者は,再生医療を施すと,頭痛と脊髄の痛みに悩まされるので,治療を打ち切りたいと退院したとの事であった.海外の友人からは,もし,日本から治療を受けにくるのであれば引き受けるが,100%効果があるとは保 証出来ないが,現在ある治療法の中では最も有力な治療法であろうとの連絡もあった.  この結果は,日本の友人の治療家に伝えたが,その後は連絡が無いので, 患者さんがどのような判断をしたかは不明である.但し言えることは,現在のグローバル情報化時代では,世界の最先端の医療情報もその気になれば,入手可能 ということで,人の寿命も情報収集力次第で決まる時代になったとの感じを強くした.

◆2009/06/06 たん吸引など,特養介護職員に認める 厚労省方針
 http://www2.odn.ne.jp/~aas49970/fukushi09062201.pdf
 http://www.wel.ne.jp/bbs/article/160813.html
◆2009/06/10
 第2回 特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会
 http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20090610_1.pdf
◆2009/06/12
 定例記者会見「特別養護老人ホームにおける介護職員の医行為に関する問題について」
 日医白クマ通信:1148
◆2009/10/17
 第4回 地域生活の医療的ケアを考えるフォーラム
 於:国立オリンピック記念青少年センター 国際会議室
◆2009/12/12-13
 医療的ケア実践セミナー 2009 in OSAKA
 於:大阪市立大学杉本キャンパス(全学共通教育棟)
 チラシ・申込(pdf)→http://homepage3.nifty.com/kazu-page/event/20091212.pdf



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◆平成21年(2009)2月10日
第1回特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会の開催について
1  日時
平成21年2月12日(木) 10:00~12:00
2  場所
経済産業省別館1042号会議室
3  議題
特別養護老人ホームにおける重度化の進行等により,医療的なケアを提供するニーズが高まっている状況に対応するため,看護職員と介護職員が連携・協働して,入所者にとって安心・安全なケアを提供するための方策について検討する.
木村晴恵 日本介護福祉士会副会長
木村光江 首都大学東京都市教養学部法学系学系長
島崎謙治 政策研究大学院教授
高階恵美子 日本看護協会常任理事
田中涼子 高齢者福祉総合施設ももやま副園長
樋口範雄 東京大学大学院法学政治学研究科教授
桝田和平 老施協総研介護委員長
三上裕司 日本医師会常任理事
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/02/s0212-5.html



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◆2009/06/06 たん吸引など,特養介護職員に認める 厚労省方針
 http://www2.odn.ne.jp/~aas49970/fukushi09062201.pdf
 http://www.wel.ne.jp/bbs/article/160813.html
 「たん吸引など,特養介護職員に認める…厚労省方針
 厚生労働省は6日,特別養護老人ホーム(特養)の介護職員に医療行為の一部を認める方針を固めた.
 看護職員が少ないため,介護職員が無資格で医療行為を担っていることから,認められる行為に関する指針を作って安全確保を目指す.年内に各地の特養でモデル事業を行い,早ければ来年度にも実施する考えだ.
10日に開かれる同省の検討会でこの方針を説明し,モデル事業の実施を提案する.
モデル事業では,研修を受けた介護福祉士が,医師や看護職員の指示を受け,口腔(こうくう)内のたんの吸引と,経管栄養の経過観察,片づけを行い,指針作りの参考にする方針だ.
 特養は全国に約6000か所あり,約40万人が暮らしている.「生活の場」と位置付けられているため,看護職員の配置基準は入所者100人あたり 3人と,病院などに比べて手薄だ.約75%の施設が基準より多い看護職員を配置しているが,夜間も常に看護師がいる施設は2%程度.同省の調査では,たん の吸引の約2割は看護職員が手薄な午後10時台〜午前5時台に行われていることから,実際には介護職員が一部の医療を行っている実態がある.本来,医療関 係者にしか認められないため,医師法違反に当たるとして,行政指導を受ける施設も多い.
 高齢化で医療が必要な入所者が増えたこともあり,違法行為がこれまで以上に広がるおそれもある.特養関係者には,「違法行為を行わざるを得ない状 況が,介護職員の負担を増やし,離職の一因になっている」との指摘もある.また,施設側の体制が整わないことを理由に,医療の必要性が高い高齢者の入居が 断られる例も出ている.
医療関係者からは慎重論も出ているが,同省では,安全性を確保しながら,介護職員に一部の医療行為を認めることで,問題解消につなげたいとしている.

 さて,ようやくこの議論が動き始めました.
 これからは,介護職員も安全なたん吸引が行えるよう,技術を習得するための機会が増え,医療行為に対するストレスの少ない労働環境になるのではないでしょうか.ただ,たん吸引に関しても,認められているのは口腔内だけ.気管内の吸引まで行っている職場も多いでしょうし,警官栄養に関しても準備や滴下まで行っている職場も多いと思います.それが緊急に必要になる状況での医療行為のグレーゾーンというのはまだまだ存在するわけですから,これは永遠のテーマになるのでしょうけれど...今回認められた一部の医療行為が,果たして本当に現場果たして本当に現場の実情に合ったものなのか,検証することも必要かもしれませんね.」


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◆日本医師会
三上裕司常任理事は,6月10日の記者会見で,「特別養護老人ホームにおける介護職員の『医行為』に関する問題」について,日医の見解を述べた.
 同常任理事は,「第2回特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会」(6月10日開催)の審議内容について,特養において看護・介護職員の連携により,「口腔内吸引」及び「経管栄養に関する実施準備,経過の観察,終了後の片づけ等」を行うことに ついては,日医としては,これらの行為が「医行為」として定義されているかどうかが問題であると指摘し,「医行為」ではないことが,厚生労働省通知等により,明確に示されれば,特養利用者の安全を担保するために必要な研修を行ったうえで,介護職が実施することに問題はないとの考えを示した.
 そして,そうした定義がきちんと示されないまま,厚労省が提案したモデル事業が実施され,その後,なし崩し的に,その他の「医行為」も,定義が曖昧なまま,介護職により医療・介護現場において実施されることは,利用者・従事者の安全を守る側面から反対すると主張した.
 また,6月6日付読売新聞夕刊で,本検討会において検討した後に,公表されるべき情報が事前に報道されたことに触れ,「情報の事前漏洩 は,これまでも再三指摘してきたが,いまだに改善が見られない.このような事態は,情報の操作及び検討内容がミスリードされる恐れがある」として,厚労省 担当部局に厳重に抗議したことも明らかにした.
http://www.med.or.jp/shirokuma/no1148.html


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◆NPO法人地域ケアさぽーと研究所

┌────────────────────────────┐
│第4回 地域生活の医療的ケアを考えるフォーラムの案内 │
│ │
│独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」 │
│助成事業 │
└────────────────────────────┘

医療的ケアの必要な人たちが、安心・安全な地域生活をおくるた
めには、医療・福祉等のニーズに応える環境づくりが求められてい
ます。QOLの高い地域生活のための取組みを紹介していただき、
今後の在り方を考えたいと企画しました。ご参加のほど、よろしく
お願いします。

1 日 時 平成21年10月17日(土)
10:30〜16:40 受付10:00
2 会 場 国立オリンピック記念青少年センター 国際会議室
電話03-3467-7201
最寄駅 小田急線参宮橋駅下車徒歩7分
または 東京メトロ代々木公園4番出口徒歩10分
3 参加費 資料代等 1000円
4 主 催 特定非営利活動法人 地域ケアさぽーと研究所
5 対 象 対象:医療的ケアの関係者
(家族・福祉・医療・教育・行政等)
6 次 第
10:30〜10:40 あいさつ
10:40〜11:20 ○通所施設における医療的ケア
「都内通所施設における医療的ケアの取り組みと課題」
岩崎京子(みずき(生活介護)所長 東京都障害者施設
医療的ケア研究会)
11:20〜12:00 ○グループホームにおける医療的ケア
「本人支援と自立をめざした『ケアホームはなえみ』
『ケアホームはなあかり』の取り組み」
飯野雄彦(社会福祉法人みなと舎「ゆう」・施設長)
12:00〜13:00 《 昼食・休憩 》
13:00〜13:40 ○居宅介護事業における医療的ケア
「住み慣れた町・家で自分らしく生きる人を支援するために」
福田美恵(NPO法人あい理事長・
福祉住環境コーディネーター)
13:40〜14:20 ○医療的ケアの対応をしている居宅介護支援事業所
等のヒヤリング調査報告
飯野順子(NPO法人地域ケアさぽーと研究所理事長)
14:20〜14:35 《 休憩 》
14:35〜15:15 ○日中一時支援事業における医療的ケア
「重症障がい児者レスパイトケア施設『うりずん』の設立
経緯と願い」
高橋昭彦(ひばりクリニック院長)
15:15〜16:30 ディスカッション「医療的ケアの必要な人たちのQ
OLの高い地域生活の実現に向けて」
コーディネーター 飯野順子
(NPO法人地域ケアさぽーと研究所理事長)
○指定発言(15分)
下川和洋(地域ケアさぽーと研究所理事)
○ディスカッション(60分)
16:30〜16:40 あいさつ
7 定員・申込・問い合わせ
定員はありません。ただし資料の準備のため事前に以下へメール又
はファックスでご連絡ください。
タイトル・件名に「医療的ケアフォーラム申込」、本文に参加者氏
名と所属をお書きください。
宛先 下川和洋 E-mail kazu.shimokawa@gmail.com(@→@)
ファックス042-561-8945
なお、ファックスの場合、特に返信は致しませんので、当日会場へ
おいでください。

【医療介護CBニュース】2009/09/03 15:24
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介護職員による吸引と経管栄養を試行へ―特養の医行為モデル事業
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

特別養護老人ホームの介護職員による口腔内吸引など一部の医行為に道を開くため、厚生労働省が進めている「特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関するモデル事業」。9月初旬から、モデル事業実施施設の介護職員による一部の医行為の試行が始まる。対象となる約130施設の看護職員は9月1、2日の両日、東京都内で「指導看護師養成研修」に参加し、吸引などのやり方を介護職員に指導するノウハウなどを学んだ。
---------------------------------------------------------
研修は、モデル事業実施施設の介護職員に対して口腔内吸引や経管栄養の技術指導を行う「指導看護師」を養成するのが目的。厚労省の担当者は1日の研修で、モデル事業について「(介護職員による一部の医行為が)実際にどういった条件の下でならできるかを調べる、とても重要な事業」と強調し、看護師らに協力を求めた。
研修では、口腔内吸引と胃ろうによる経管栄養のプロセスの中で、介護職員が行える業務の範囲などを示した「実施ガイドライン」が示された。また、介護職員への指導を想定したロールプレーも実施。医療的ケアの法的な位置付けやリスクマネジメントに関する講義も行われた。

特養では利用者の重度化が進んでおり、看護職員の配置が手薄な時間帯を中心に、介護職員が吸引など一部の医行為を行わなければならないところもある。
厚労省は今年2月、この問題について議論するため、医療関係者や介護関係者、法律の専門家などを集めて「特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会」を開催。6月の第2回検討会では、介護職員が口腔内の吸引と胃ろうによる経管栄養を行う「モデル事業」の実施を了承した。その後、特養の看護や介護の専門家、施設長、嘱託医などから成る「専門委員会」で、モデル事業の詳細を検討。モデル事業実施施設の募集が行われ、要件を満たす約130施設が決まった。

研修後、看護師らは各施設で介護職員への指導を行い、12月中旬まで介護職員らが口腔内吸引や経管栄養を実施する。同時に、試行状況の施設内評価や事例検討会も行う。来年の1月中旬には、他のモデル事業実施施設をそれぞれ訪問し、他施設の状況を見学する。指導看護師の有志による意見交換会も開く。
2月下旬には、「専門委員会」がモデル事業の評価を行い、報告をまとめる。検討会がその後、この報告内容を基に、特養の介護職員による吸引や経管栄養の可能性、介護職員への研修方法の検討などを進める見通しだ。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/24089.html;jsessionid=AEA898C4EBFD13549E9DF68D24F7F20D


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■医療的ケア実践セミナー 2009 in OSAKA

◆開催要項
「医療的ケアが支える命・暮らし・未来──障害が重くても地域で安心して暮らせるために」

「医療的ケア この冬は浪速・大阪で逢いましょう」
 NPO医療的ケアネット理事長 杉本健郎

 NPO法人医療的ケアネットの前身の医療的ケアネットワーク近畿は、大阪で生まれました。 実践セミナーは京都府網野、神戸市、愛知県、京都市に続いて5回目になります。大阪は、学 校での医療的ケアの先進的取り組み、それを支えてきた大阪府医師会をはじめ、小児神経学会の医師たちの支援など歴史的な土地です。
 また2009年8月、衆議院選挙で政権交代がありました。障害者自立支援法、発達障害者支 援法、児童福祉法の2012(平成24)年の大改正をめざした矢先の自民党政権離脱があり、民主党政権ではこれをどう引き継ぐのかはまだまだみえてきません。しかし、医療的ケアを必 要とする重いハンディをもった人たちが増え続け、地域での安全に快適な支援を待ち望んでいます。それは医療と福祉の連携、非医療職がいかに医療的ケアに関わるかににかかっています。
 今回のセミナーでは、北欧、イギリス、カナダの最新の障害児者医療の現状を市川雅子氏に、大阪府医師会の先進的な取り組みを田川哲三実行委員長に語ってもらいます。実習はこれま で同様に、非医療職20人の少数クラスでベテラン医師と看護師による指導で行います。今回初めて中級編として「進行する疾患へのケア」「障害の医学的理解」の2講座を設けます。
  昨年に引き続く全国シンポジウムは、重症児者が地域で安楽に過ごすための必須事業として 「ショートスティとケアホーム」の課題があります。これについて徹底的に討論し、課題をあげて実践に結びつける議論の場とします。
  最後にまとめ講演として、「医療職と福祉職の連携」や「医療的ケアと医療行為の関連、パーソナル・アシスタント制度への模索」を提起します。
  2009年12月12日(土)、13日(日)に大阪の地(大阪市立大学・杉本町)でお会いしましょう。

◆参加申込み要領をお読み頂き、PDF版の参加申込書をご利用ください。
 →http://homepage3.nifty.com/kazu-page/event/20091212.pdf
 申込みはFAXで国際ツーリスト・ビューローまでお願いいたします。

◆主催:NPO法人医療的ケアネット
   〒601−8382 京都市南区吉祥院石原上川原町21
   TEL.075-693-6604 FAX.075-693-6605
 共催:NPO法人地域ケアさぽーと研究所
    医療的ケアおーぷんねっとわーく*神奈川
 後援:大阪府教育委員会・大阪市教育委員会
    大阪府社会福祉協議会・大阪市社会福祉協議会
    大阪小児科医会・大阪府医師会(申請中)

◆開催日時:
 2009年12月12日(土)10時→17時
 12月13日(日) 9時→17時
            
◆開催場所:大阪市立大学杉本キャンパス(全学共通教育棟)
      〒558-8585 大阪市住吉区杉本3丁目3番138号 
  *大阪市立大学杉本キャンパスマップ→http://www.osaka-cu.ac.jp/info/commons/access-sugimoto.html
  *最寄り駅は、JR阪和線:杉本町になります。(普通しか停車しません)

◆プログラム
 第1日目:12月12日(土)午前10時開会(開場9時30分)
 ◇実行委員長講演 田川哲三氏(大阪厚生年金病院 副院長)  
  「在宅医療と医療的ケア──大阪府医師会の取り組み」
 ◇特別講演 市川雅子さん
  (大阪発達総合療育センター・フェニックス[重症心身障害児施設部門]看護師)

<スウェーデン・イギリス・カナダの最新・障害児医療現場レポート>
 遊びを通じたホスピタル・プレイ・スペシャリストの支援と子どもの環境──障がい児と家族を支える重度の障がい児にとって、退院するための大きな壁は、家族が医療技術を習得すること、さまざまな在宅に向けた準備を行うことがあげられる。日本では、まだ病院から在宅に至る中間施設が十分に整っていない。そのため多くの子どもたちが長期入院を強いられている。障がい児であっても家族とともに暮らすことは、子どもとしての当然の権利である。障がい児の子どもとしての権利が侵されることのないように、家族ときょうだいを含めたサポートを医療者という立場でなく、子どもの福祉の視点に立って生まれたホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)として活動を行っている。
 スウェーデン・イギリス・カナダと障害児医療現場で研修してきて、自らを表現することが難しい障がい児たちが、本当は一番遊びたがっていること、退屈こそが子どもにとっての最大のストレスである、ということを改めて知った。単に入院生活の余暇の一部としての遊びではなく、遊びがあっての入院生活であるということを、イギリスのホスピタル・プレイ・スペシャリストの活動から学んだ。
 また、家族が家族として機能し維持していくために必要なサポートこそが、在宅へと結びつけるのではないかと考えた。たんに技術の習得だけでない、心の準備に向けたサポートを行うためには、一体、何が必要なのかをスウェーデンにおける病院研修で学んだ。
 カナダでは、健常児と障がい児がボーダーを感じることなく、遊ぶためのアイデアをボランティア体験のなかで吸収することができた。その経験からの最新の北欧、北米の障害児医療現場レポート。

 ◇医療的ケアネットワーク全国シンポジウム(13時〜17時)
  テーマ:医療的ケアが必要な重症児者の「ショートステイとケアホーム」の具体的課題
 今回のシンポジウムは、キーワードとして、1.ショートステイ、2.ケアホーム、3.医療的ケアの3つに絞ります。この3つを中心に課題をつなげる討論にします。医療的ケアが必要な重症児者が、地域で暮らし安全で快適な医療的ケアを受けるためには、なにが足りないか。2007年の日本小児科学会倫理委員会「全国8府県アンケート」で明らかになった、ほぼ100%の家族介護(医療的ケアを含む)の現状に対して、家族と過ごすにしても、地域のケアホームで過ごすにしても、どのような支援が必要かを具体的に討論します。特にケアホームの事業確立のためには何が必要なのかを明確にしたいと思います。全国からそれらの課題を集め、今後の直近の課題を確認し、行政への要望にもしていきたいと考えます。
 1)家族とともに過ごす。ショートステイの確保。緊急時のバックアップ。
 2)ケアホームで過ごす。どんな規模のホームをどこに建てるか。
   事業運営を可能にするには(人とお金)何が足りないか。
 両者とも昼間の活動保障をどうするか。基礎研修とパーソナル研修のあり方。医療的ケアの非医療職の実施条件として医療職のバックアップをどうするか。訪問看護ステーションの24時間応援体制の確立のためには何が必要か。それを支える訪問診療医や緊急入院先の確保、ショートステイ先の絶対的不足にはどんな問題があるのか、どうすればどこに確保されるのか。その受け入れ先の質的アップをどう図るか。 きめ細かい具体的な数字の討論と療育の中身の充実に向けての討論が行われなければなりません。また、これらの地域の社会資源を掘り起こし、連携していくためのコーディネーターの養成も緊急課題です。
 近畿圏、関東そして来年開催の宮城から論者を迎え、会場と一体になって討論をし、具体的な方向性をまとめていきたいと考えています。
 
 座長/江川文誠 (医療的ケアおーぷんネットワーク*神奈川・ソレイユ川崎)
 1.現状と問題提起…杉本健郎
   (NPO法人医療的ケアネット理事長・すぎもとボーン・クリニーク)
 2.重症児者ケアホームの実際…西島悟司
   (社会福祉法人びわこ学園・前事務局長)
 3.重症児施設のショートステイの現状…常石秀市
   (兵庫県重症心身障害児者施設・医療福祉センターきずな院長) 
 4.生活介護のショートステイ…李 国本 修慈
   (NPO法人地域生活を考えよーかい・兵庫県伊丹市有限会社しぇあーど)
 5.医療的ケアが必要な重症児の日中レスパイトの実践──民間診療所の取り組みからみえてきたもの…高橋昭彦
   (栃木県ひばりクリニック併設重症障がい児者レスパイトケア施設「うりずん」管理者)
 6.各地の現状
 (1)宮城県…田中総一郎
    (拓桃医療療育センター地域・家族支援部小児科主任医長)
 (2)東京都…下川和洋
    (NPO法人地域ケアさぽーと研究所)
 (3)神奈川県…江川文誠
    (医療的ケアおーぷんネットワーク*神奈川・ソレイユ川崎)
  ◎徹底討論

◇医療的ケア全国交流パーティー(大阪市立大学生活協同組合・本館食堂=18時〜20時)

第2日目:12月13日(日)午前9時開会(開場8時30分)
 ◇医療的ケア入門講座(テキスト『「医療的ケア」はじめの一歩』)
   それぞれ正常、異常、対処法の三部立ての講義。
   3講師ともNPO法人医療的ケアネット理事です。
 1.からだのしくみ:姿勢…高田 哲
   (神戸大学大学院保健学研究科)9時〜9時50分
 2. からだのしくみ:息をする…三浦清邦
   (豊田市こども発達センター小児神経科)10時〜10時50分
 3. からだのしくみ:たべる…荒木 敦
   (関西医科大学小児科)11時〜12時00分
 ◇実技研修説明会 *DVDにもとづき説明 12時45分〜13時15分  
 ◇モデル人形を使った実技研修(13時30分〜16時)北川・出島理事ほか
   実技研修は、基本的に2008年京都、2007年愛知と同じ内容であり、
   非医療職の基礎的知識の学習と実習を1班20人で行います。 
   テキスト『「医療的ケア」はじめの一歩』付録DVDを事前に視聴して参加ください。
   講師は1班につき、医師1名と看護師1名を配置します。
 ○専門職むけ講座>実技研修と並行して行います(定員50人)13時30分〜16時<今回初企画>
  主に経験のある看護師さんを対象としますが、他の職種の受講も可。
  1.「進行する疾患へのケア」…高田 哲
    (神戸大学医学部保健学科)
   福山型筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症(SMA)などの患者さんを念頭に
  2.「医療的ケアを受ける子どもたちの障害の医学的理解」荒木 敦
    (関西医科大学小児科)
   神経学的な専門知識を深める
 
 ◇まとめ集会(16時10分〜17時)
  1.「コーディネーターの制度と活用──主治医や看護師との連携」…出島 直
   (京都民医連中央病院小児科・NPO法人医療的ケアネット理事)
  2.医療的ケアの(原則)責任論とパーソナル・アシスタント論―─「医療的ケア」をめぐる状況と私たちの基本視点…杉本健郎
   (NPO法人医療的ケアネット理事長)
 ◇「医療的ケア」大阪宣言
 ◇保護者交流会…座長・上野葉子(NPO法人医療的ケアネット理事・保護者)
     13日(日)13時30分〜16時

◆参加定員:先着順で300名とさせていただきます。 
  ◇保育…両日とも重症児者保育と健常児保育を行います(別途申し込みが必要)。
  ◇参加形態・参加費
    1. 参加形態は両日参加のみ
       参加費:会員10,000円、非会員12,000円
    2.障害者・家族・学生割引  いずれも8,000円
        ただし、学生割引は「社会人学生」を除く。
◆使用テキスト:『「医療的ケア」はじめの一歩──介護職の[医療的ケア]マニュアル』
 NPO法人医療的ケアネット・杉本健郎編(発行/クリエイツかもがわ)
 定価(税込)2310円のところ、送料込みで2,200円。10月中旬発行、出来次第お送りします。

◆その他
・自動車での参加は、重症児者の移送のみとします。
・大学構内の車乗り入れは原則禁止です。
・重症児者の移送の場合のみに許可。必要な方は申込書にご記入ください。
 *大学に事前申請します。

・重症児者移送による車利用の希望
 乗車する障害児者の名前(年齢)・障害および医療的ケアの内容・保育申し込みの有無
 メーカー(                 )
 車種(                 )
 ナンバー(                 )

・障害者および重症児者同伴の方で、車いす利用参加の方へ
 ──どのような車いすか該当に○印を
 (手動車いす・電動車いす・ストレッチャー型の車いす・その他[          ])

・宿泊のご案内
 天王寺東映ホテル 12月12日(土)1泊朝食税込み 7,500円(シングル)
   ツインほかのご要望は、国際ツーリスト・ビューローにお尋ねください。

・参加申し込みは、国際ツーリスト・ビューローへFAXのみの受付です。
 募集要項→http://www.osaka-cu.ac.jp/info/commons/access-sugimoto.html


*作成:仲口 路子
UP:20090808 REV:20091007, 20100401, 16
医療行為/医療的ケア
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