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医療行為/医療的ケア 2007


 *情報、御意見の提供を歓迎します。TAE01303@nifty.ne.jp(立岩真也 @→@)までお願いいたします。


◆2007/01/16 起業家ナースのつぶやき vol.42「在宅医療支援展示室」の誕生,その裏に潜む願い 村松 静子 Muramatsu Seiko
http://www.e-nurse.ne.jp/column/muramatsu40-42.html 
在院日数の短縮,単に退院を勧めるのはおかしい.それでも,保険制度は確実に変わり,療養環境は入院から在宅へとシフトされてきている.

東京都渋谷区広尾の日本赤十字社医療センターの外来棟に「在宅医療支援展示室」が誕生した.看護実践家として38年間,在宅看護の道に足を踏み入れて23 年間,看護コンサルタントとして10年間の蓄積に基づく看護師村松静子の提案,フランスベッドメディカルサービス株式会社の協働作業,その提案を快く受け入れてくれた日本赤十字社医療センターの心意気によるものである.

展示室は同病院の外来棟受付横に設けられ,8畳間(約20u)の成人コーナー,4.5畳間(約15u)の小児コーナーの2間からなり,どちらも家庭的雰囲気を保つ部屋づくりである.介護ベッド,吸引器,吸入器,ポータブルトイレ,車いす等を置き,在宅での療養に必要な福祉用具や医療機器が家庭に入るとどのような感じになるか等をイメージできるよう再現している.この試みは,在宅で療養をされる方やご家族からの「退院後の生活がイメージできない」,「在宅医療がわからない」「家庭の支援機器にはどのような物があるのかを知りたい」などの声に応え,「自宅に帰りたい,連れて帰りたいという思い」と「自宅に戻る不安を少しでも解消する」との考えが合致し実現したものである.

展示室では入院を余儀なくされている方とそのご家族はもとより,来院者,医師,看護師,訪問看護の担当者,看護を学ぶ学生等が実物を見て触れて体感し,在宅生活像が理解できること.また,医療従事者の質的向上,関係者の理解促進の一助となり,在宅医療のイメージ化に役立てばとの願いが込められている.

◆2007/03 神経疾患のための治療・診断装置市場
Therapeutic/Diagnostic Devices for Neurological Disorders
http://www.gii.co.jp/report/bc50756-therapeutic.html
Global Information, Inc.
世界の市場調査資料 総合サイトより

神経疾患のための治療・診断装置市場
Therapeutic/Diagnostic Devices for Neurological Disorders

世界の神経疾患の治療と投薬市場は2006年に126億米ドル規模となり,2007年には140億米ドルに到達すると考えられています.また今後も年率11.6%で成長し,2012年には243億米ドル近くになると予測されています.
30年以上にわたる実績のある高品質な市場調査報告で著名な米国の調査会社 BCC Research (本社:コネチカット州) では,神経疾患のための治療・診断装置市場について調査分析し,予測をまとめた報告書 "Therapeutic/Diagnostic Devices for Neurological Disorders" を発行いたしました.
当報告書では,神経疾患治療に対する政府の規制,アルツハイマー病,筋萎縮性側索硬化症,ハンチントン病,パーキンソン病など様々な神経疾患に関する投薬および治験動向,主要企業プロファイル,および米国の特許分析動向などについて,概略下記の構成でお届けいたします.

◆2007/10/05 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)進行のしくみを解明
-グリア細胞からつくりだされるアミノ酸D-セリンが原因- 慶應義塾
http://www.als.gr.jp/staff/document/rinsyo/rinsyo_26.html
Live Today For Tomorrow ALS筋委縮性側策硬化症の疾患治療に関する情報プログラムより

慶應義塾大学医学部解剖学教室(相磯あいそ貞和教授,笹部潤平研究員[大学院医学研究科博士課程4年])およびノエビア神経変性疾患寄附講座の研究グルー プ*1は,生体内で産生されるアミノ酸の一種,「D-セリン」*2 が世界的難病である筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis,ALS)の進行の鍵となることを発見しました.これは,「D-セリン」に注目することによる新たなALS診断・治療法の開発の可能性 を示唆しています.本研究成果は「The EMBO Journal」(Volume 26, Number 18, September 19, 2007)*4に掲載されました.

*1 研究プロジェクトについて
本研究は慶應義塾大学医学部解剖学教室相磯貞和教授を中心として,2004年10月より株式会社ノエビアから研究資金の支援を得て,慶應義塾大学医学部信 濃町キャンパスリサーチパーク内にALS治療薬開発研究の拠点を設け,本格的に共同研究活動を開始した研究プロジェクトの成果です.2006年10月から は,「ノエビア神経変性疾患寄附講座(研究代表者:松岡正明准教授),が開設され,更なる研究の充実が図られています.

*2 D-セリン
アミノ酸にはL体とD体という二つの鏡像異性体(右手と左手の関係)が存在します.生体内のアミノ酸のほとんどはL-アミノ酸ですが,近年生体内にD-ア ミノ酸も存在し多様な生理機能を担っていることが明らかとなり注目を集めています.「D-セリン」は生体内のセリンラセマーゼ(SRR)という酵素によっ てL-セリンから合成されます.本研究において,ALS脊髄の活性化グリア細胞でSRRが増加していることが確認されており,これに伴ってもともと毒性の ないL-セリンから「D-セリン」への変換が促進され,結果的に「D-セリン」が増加してグルタミン酸毒性を促進することが示唆されました.

*3 グリア細胞
神経系をつくる細胞の中で神経細胞ではない細胞の総称で,主に,神経細胞に栄養を与え,また神経細胞をとりまく環境の整備をすることにより神経細胞の活躍を補助する役割を担っています.

*4 The EMBO Journal に発表された論文
Sasabe J, Chiba T, Yamada M, Okamoto K, Nishimoto I, Matsuoka M, Aiso S.D-Serine is a key determinant of glutamate toxicity in amyotrophic lateral sclerosis.The EMBO Journal 2007 Sep 19; 26(18):4149-4159
※ 本資料は,文部科学記者会,科学記者会,厚生労働記者会等に送信させていただいております.

*作成:仲口 路子
UP:20100204 REV:20100401
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