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若年非正規労働者による労働組合のニュースなど 2007年7月から12月

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製作:橋口昌治* 2007.07-


◆2007/12/28 フリーター全般労組が不安定な生活を強いられてる仲間の ための越冬闘争に参加!
◆2007/12/24 どぶろく祭&映画「素人の乱」上映会(フリー ターユニオンふくおか)
◆2007/12/22 「結成総会を開催します」(反貧困たすけあい ネットワーク)
◆2007/12/22 グッドウィル事業停止に関する声明(派遣ユ ニオ ン、グッドウィルユニオン)
◆2007/12/22 「生きさせろ!難民化する若者たち」〜野宿労働者と 非正規労働者をめぐって〜 (釜ヶ崎講座第12回講演の集い)
◆2007/12/21 『労働廃絶論』勉強会(フリーターユニオンふく おか)
◆2007/12/20 「ITで非正社員らの「声」発信」(フジサンケ イビジネスアイ)
◆2007/12/18 「すき家」就職フェアでの宣伝、大成功!(首都 圏青年ユニオン)
◆2007/12/16 イベント「ジョブ☆クリ/JOB☆X'mas 〜しごと の悩み、サンタさんに相談しよう〜」
◆2007/12/13 ユニオンYes!キャンペーンのブックレット発行 ユニオンつくって、生きさせろ!
◆2007/12/12 レイバーフェスタ初の試み〜音楽構成劇「ワーキングプア の反撃」
◆2007/12/08 フリーター労組声明:小野さんの雇い止め(解雇)に抗議 する(フリーター全般労働組合)
◆2007/12/06 フリーター全般労組〜不当解雇も経営者の開き直りも許さ ない!(フリーター全般労働組合)
◆2007/12/02 年越し労働&生活電話相談会ご協力のお願い(反 貧困たすけあいネットワーク)

◆2007/11/30 アルバイトは業務委託?〜おかしい牛丼「すき家」の主張(首 都圏青年ユニオン)
◆2007/11/18 「青年の貧困・長時間労働告発 店の床で寝てる」(赤 旗)
◆2007/11/18 「声を上げ始めた貧困フリーター──研究会「職場の 人権」シンポジウム」(人民新聞)
◆2007/11/17 反!G8学習会(フリーターユニオンふくおか)
◆2007/11/09 「「反貧困ネット」結成へ 組合形式で情報、貸し付け」(中 日新聞)
◆2007/11/05 「“残業代払ってほしい”首都圏青年ユニオンが宣伝」(赤 旗)
◆2007/11/04 「手帳で自分を磨く 目的特化型 売れています」(FujiSankei Business i.)
◆2007/11/03 「すき家は残業代払え 仙台労基署 店員が是正申告」(赤 旗)
◆2007/11/03 「首都圏美容師ユニオンが宣伝活動開始」(理 美容ニュース)
◆2007/11/01 「美容師ユニオン結成 夢もちがんばる青年 使い捨てにしないで(赤旗)

◆2007/10/17 「グッドウィルユニオン/日雇い派遣労働者の反撃、次々 と 派遣法改正の闘いへ」(人民新聞)
◆2007/10/11 「住まいはネットカフェの監督が製作費3万で撮った衝撃 作! 野望は普通の生活」(livedoorニュース)
◆2007/10/10 「不当な“天引き”返せ 日雇い派遣会社に労組 竹中元 総務相と“親密”会社」(赤旗)
◆2007/10/07 「泣き寝入りせず権利知らせよう/パート・臨時労働者つ どう」(沖縄タイムス)
◆2007/10/06 「派遣法は改正を」国会内シンポで訴え(JanJan)
◆2007/10/04 「職場砂漠に咲くハケンの友情 格差社会に咲いた花」(AERA)
◆2007/10/03 「山形映画祭で「遭難フリーター」を上映」(レ イバーネット)
◆2007/10/02 「(ニッポン人脈記)手をつなげ、ガンバロー:2 派遣 をばかにするな」(朝日新聞)
◆2007/10/01 「(ニッポン人脈記)手をつなげ、ガンバロー:1 デモ で叫ぶ「生きさせろ」」(朝日新聞)
◆2007/10/01 Job's サプリ@Cafe 特別編 メンヘル×労災申請サポート 10/7(日)(NPO POSSE)
◆2007/10/01 「滋賀青年ユニオン:非正規社員ら個人加盟の労組結 成−−草津 /滋賀」(毎日新聞)

◆2007/09/30 「労組つくって「いい感じ」 キャンペーン始動、非正社 員ら成果を映像で紹介」(朝日新聞)
◆2007/09/07 「パート・派遣…「非正規」を救え! 青年ユニオン結成 へ 30日、草津で大会/滋賀県」(朝日新聞)
◆2007/09/01 お知らせ /群馬県 雨宮処凜さん24日講演(朝 日新聞)

◆2007/08/24 「(時時刻刻)派遣天引き「全額返せ」 労働者26人、 グッドウィルを提訴」(朝日新聞)
◆2007/08/23 NPO・NGO マリオン 労働法セミナー(朝 日新聞)
◆2007/08/17 「フルキャスト問題、日雇い派遣の若者は――根強い「正 社員ノー」。」(日本経済新聞)
◆2007/08/03 「フルキャスト不正派遣、派遣組合、「事業停止は当然」 ――危険業務、けがも。」(日本経済新聞)

◆2007/07/27 「(一票のまなざし 07参院選ちば:7)貧困・格差  底辺拡大、若者も増加 /千葉県」(朝日新聞)
◆2007/07/25 「20〜30代中心で労組 若者の労働条件訴え 9月結 成へ準備進める /山形県」(朝日新聞)
◆2007/07/02 「メッセンジャーの労働組合」(内藤 忍・労働 政策研究・研修機構研究員)
 

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◆【12.28〜1/4】フリーター全般労組が不安定な生活を強いられてる仲間のための越冬闘争に参加!【相談受付】/大平正巳

転載歓迎
貧困は自己責任ではありません! ともにがんばりましょう!
《年末年始限定》失業・借金・病気・貧困などどんな理由でも生活に困っている仲間は相談に来てください。
今年(2007年)は「格差社会」「ワーキングプア」「ネットカフェ難民」など生活に困窮する労働者の問題が社会的な関心を集めました。戦後の混乱期を除 き日本社会が初めて「貧困」に向き合わざるを得なくなった年でした。
私たちフリーター全般労働組合では、2004年より不安定な生活を強いられている仲<間の労働・生活相談を行ってきましたが、今年は年末年始の時期 にあわせて、横浜市中区寿町で寿越冬闘争実行員会が開催する越冬闘争の現場において、組合メンバーが 「寿医療班」に参加するかたちで越年相談活動を行います。現地の相談体制は、医療・法律・生活・労働問題に精通した各界の専門家・団体が対応します。ひと りで悩まずに、ともに問題の解決をはかりましょう!

フリーター全般労働組合
執行委員長 大平 正巳
・現地の案内や相談の種類や方法について以下をクリック↓
http://freeter-union.org/winter0708/

・越冬行動の期間
2007年12月28日(金)〜2008年1月4日(金)まで

・越冬現地の住所
横浜市中区寿町3-9-4 寿公園(寿生活館前の寿公園テント)
京浜東北線石川町駅北口(中華街口)徒歩5分 地図

・受付窓口
寿医療班テント(組合スタッフも参加しています)
越冬期間の連絡先:freeterunion(at)gmail.com
(メールは現地で随時確認しています)

■連絡先:フリーター全般労働組合
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
電話/FAX: 03-3373-0180
http://freeter-union.org/union/
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/
union(at)freeter-union.org
 

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┏━┳━┳━┳━┳━┓
┃ど┃ぶ┃ろ┃く┃祭┃ 屋外(!)上映会+貧乏人デモ大行進
┣━╋━╋━╋━╋━┫―――――――――――――――――――
┃映┃画┃+┃デ┃モ┃ 2007年12月24日(月祝)17:00〜
┗━┻━┻━┻━┻━┛  
モ テ る 者 と 持 て な い 者 の 格 差 戦 争

クリスマス!?
優しい気持ちで過ごすには、あまりにもニセモノ臭い季節。尖った気持ちでいるには、あまりにもまどろんだ空気…。

もう「勝ち組」だとか「正社員」だとか、趣味の悪い競争ゲームなんかに加担するのはゴメンです。そんなくだらない「自由競争」から抜け出て、自分の「生き づらさ」に耳をすませてみる時、「自己責任」なんていう残酷な言葉とは全く違う何かが聞こえない?

学校や職場や家庭や性や恋愛を多種多様に生きている私たちが、この場所から、自分たちの内側から、生きることや働くことの意味を問い続けたいんです。
イメージして欲しいこと───問い続ける中で最後まで残るのは、労働や生をめぐる「生きづらさ」の感覚…その感覚は、労働や生の意味を勝手に押しつけてく る政治や社会に対する「闘い」とじかに繋がっているってこと。

映画『素人の乱』は、今の社会に対する違和感を「騒動」にしている人々の衝撃のドキュメンタリー。この映画を野外上映会で観た後は、そのまま路上になだれ 込んでデモ行進へ!路上で叫び、黒く汚れた12月24日に「抵抗」という名の酒を一緒に密造しよう!

               ★

「ドキュメンタリー 素人の乱 amateur riot」
 中村友紀監督作品 2007年 105分
東京・高円寺北中通り商店街を拠点にリサイクルショップ、インターネットラジオ、古着屋などを展開しつつ、また「PSE法反対デモ」「家賃をタダにしろ! デモ」「俺の自転車返せデモ」「三人デモ」などなど、街中で騒動を繰り返してきた集団の軌跡を記録した映画が「ドキュメンタリー素人の乱」。撮影素材 600時間、1年半という長期密着ロケから見えてきたモノとは?

 ※電気用品安全法(通称PSE法)。電気製品の安全性を確保することを義務付ける法律で、規制対象となる製品は冷蔵庫や洗濯機、テレビ、ゲーム機や、ア ンプ、シンセサイザー、オーディオ機器等の売買ができなり、つまり中古製品は売買禁止となる法案。

               ★

12月24日(月・祝)@今泉公園 (福岡市中央区今泉1-8)
★晴天時
 上映会 17:00〜衝撃の映画「素人の乱」
 デモ行進19:00〜デモ大行進

★雨天時(上映会)
 新光ビル2階会議室(福岡市中央区天神4丁目4-24)
地図→ http://tinyurl.com/dd9ly
上映会 17:00〜衝撃の映画「素人の乱」

主催 :フリーター/非正規雇用労働者ユニオンふくおか
Tel.090-2088-5380(オノ)
http://fufukuoka.web.fc2.com//

★どぶろくを勝手に作るのは違法です。しかし米から酒を作ることが違法行為となるとは一体どういう社会なのか?酒造法…それは私たちの自由を奪うくだらな い法律の象徴。職場の上司、地主、経団連、そして酒造法…それら一切の自由の敵に抵抗し続けて私たちが勝利の祝杯を交わすまで、どぶろく祭は終らない!

★今回のデモでは、打楽器を鳴らして行進することが裏テーマ。あなたの打楽器を熱望! 日没後なのでヒカリモノ(サンマ・サバなどの青魚類は不可)、ダン サー、コスプレ、カンパ、米、味噌等も熱烈大歓迎しています!

◆「使い捨てるな」 フリーターら50人天神でデモ行進(西日本新聞)
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20071225/20071225_011.shtml
プラカードなどを手に街を練り歩くデモ隊=24日夜、福岡市中央区天神
 格差社会の是正を訴える若者約50人のデモ行進が24日夜、福岡市中央区の天神地区であった。クリスマス前夜で大勢の買い物客が行き交う中、「フリー ターを使い捨てるな」「残業代払え」などと労働条件の改善を求める声を響かせた。

 県内のフリーターなどでつくる労働組合「フリーターユニオンふくおか」(小野俊彦執行委員長)が開いたイベント「どぶろく祭」の一環。同労組は「若者の 声を広げ、世の中を変えよう」と呼び掛けており、イベント名は、どぶろくは家庭でも簡単に作れる酒なのに、法規制により許可がないと生産できないことから 「くだらないもの(法律)が、人間の自由を奪っている世の中の象徴」として名付けた。

 デモ参加者はスピーカーで音楽を鳴らし、にぎやかに街を練り歩いた。小野代表は「クリスマス一色に飾られた街にも、過酷な生活を送っている人間がいるこ とを知ってほしい」と話していた。

=2007/12/25付 西日本新聞朝刊=

◆歳末点描’07:待遇改善、格差是正を 福岡・天神をデモ、フリーターら訴え /福岡
 http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20071225ddlk40040208000c.html
 フリーターや失業者らでつくる「フリーター非正規雇用労働者ユニオンふくおか」(小野俊彦執行委員長)は24日夜、中央区天神で、待遇改善や格差是正な どを訴えるデモ行進をした。参加した約40人は「残業代払え」「病気の時くらい休ませろ」などと大きく書いたプラカードを掲げ、クリスマス・イブの天神を 練り歩いた。

 デモ行進は午後7時過ぎから始まり、参加者が猿の着ぐるみを着たり、太鼓をたたいたりしながら車道を歩き、「まともな仕事をよこせ」などと訴えた。小野 委員長は「フリーター自身が『使い捨てはやめろ』と声を上げて、社会にかかわっていきたい」と話していた。【中村篤志】

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2007年12月25日
 

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◆12/22 結成総会を開催します
 http://tasukeai-net.blogspot.com/2007/12/1222.html
12月22日(土)、「反貧困たすけあいネットワーク」結成総会を開催します。団体の目的や運営体制、「たすけあい制度」についての説明、会員やサポー ターの募集告知など。会員のみなさんはもちろん、メディア関係者や貧困問題に関心をお持ちの方々まで、奮ってご参加ください。
【とき】12月22日(土) 10:30より
【ところ】東京都豊島区南大塚2-33-10 東京労働会館 地下ホール
JR大塚駅5分、地下鉄丸の内線新大塚駅7分
Tel 03-5395-5359 Fax 03-5395-5139(首都圏青年ユニオン)

「ワーキングプア」対策で初の互助会(TBS)
働いても貧困から抜け出せない、いわゆる「ワーキングプア」の若者同士が助け合うしくみを作ろうと、全国初の「互助会」が結成されました。
「反貧困たすけあいネットワーク」と名付けられたこの互助会、労働組合「首都圏青年ユニオン」などがワーキングプアの問題の対策として結成したものです。
所得の低い若者たちが1カ月に300円を出し合い、加入して半年以上になる人が病気やけがをした場合、1日・1000円を支給するほか、1万円を無利子で 貸し付けるということです。
22日の発足式にはおよそ30人が参加、互助会には100人以上が加入する見込みということで、首都圏青年ユニオンでは、「既存の保険や共済などを活用で きない若者が集まって、お互いに支え合うことができれば」と話しています。(22日10:30)
  http://news.tbs.co.jp/20071222/newseye/tbs_newseye3738914.html

 

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2007年12月22日
グッドウィル事業停止に関する声明
派遣ユニオン
グッドウィルユニオン

グッドウィルが行っていた港湾荷役業務への違法派遣などについて事業停止命令が出されることが明らかになった。
日雇い派遣業界においては、派遣法で禁止されている港湾、建設、警備、医療業務への派遣は従来から横行しており、日雇い派遣労働者は日々危険にさらされて いる。
また、日雇いという極めて不安定な働き方を強いられ、事業停止によって仕事にあぶれ、生存権さえ奪われかねない状態に置かれているグッドウィルユニオン は、労働者の安全と生活を守る観点から下記のとおり声明する。



1、違法派遣を行ってきたグッドウィルの責任
(1)グッドウィル・グループは、いまだに港湾、建設業務等への違法派遣を行っており、日雇い労働者を危険にさらし続けている。グッドウィル・グループ は、即座に違法派遣をやめるべきである。
(2)グッドウィルは、事業停止の理由となった禁止業務への派遣や二重派遣、派遣元責任者の不在など法違反の責任を取り、事業停止により仕事にあぶれる日 雇い派遣労働者の生活を保障しなければならない。

2、規制緩和により派遣拡大を図った国(厚生労働省)の責任
(1)労働者を貧困と危険に追い込む日雇い派遣の拡大は、99年の派遣法改正による「派遣対象業務の原則自由化」に端を発し、以降、日雇い派遣業界は急成 長し、低賃金・不安定雇用が拡大するとともに、危険業務への派遣も拡大した。国・厚生労働省は、ワーキングプアの解消と雇用の安定をめざして、1.派遣対 象業務を専門業務に限定すること 2.常用型派遣を原則とする制度に転換すること 3.マージン率を規制すること 4.違法派遣について派遣先の直接雇用 とみなすこと−を柱とする派遣法の抜本改正を行うべきである。
(2)日雇い派遣労働者の多くが貧困に苦しめられ、中にはネットカフェでの生活を強いられている労働者(ネットカフェ難民)もいる。事業停止により仕事に あぶれれば、その日の寝るところや食べるものさえ奪われかねない。9月に日雇い雇用保険の適用を決めたものの、実際にはほとんどの日雇い派遣労働者は無保 険状態のまま放置されている。日雇い雇用保険の加入を促進し、あぶれる労働者の生存権を確保しなければならない。
(3)事業停止によりあぶれる日雇い派遣労働者に対して、生活を確保する緊急雇用対策を講じるべきである。

3、雇用の調整弁として禁止業務や危険業務に日雇い派遣を受け入れてきた派遣先の責任
(1)事業停止による失業と生活の破壊は、日雇い派遣労働者を雇用調整弁として便利に活用してきた派遣先(受け入れ企業)の責任も重大である。派遣先は、 事業停止により雇用を失う労働者を直接雇用することにより雇用の安定を図らなければならない。
(2)グッドウィルユニオンは今後、禁止業務や危険業務に日雇い派遣労働者を就かせてきた受け入れ企業の責任も追及する所存である。

グッドウィルユニオン(担当:関根秀一郎)
新宿区西新宿4−16−13 MKビル2F 電話 03-5371-8808 FAX 03-5371-5172
 

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これまで釜ケ崎より「オール日本釜ヶ崎化」の現実を講演会で考えてきました。今回は「若者」「非正規労働者」の側からの声を聞くことで、野宿労働者との関 係を考えて行く」場としたいと思います。

皆さんのご参集をお願いいたします。



12・22 釜ヶ崎講座第12回講演の集い・講演と対談
「生きさせろ!難民化する若者たち」
〜野宿労働者と非正規労働者をめぐって〜

講師 雨宮 処凛さん(作家)
対談者 生田 武志さん(野宿者ネットワーク)
    中村 研さん(派遣ネット関西・ユニオンぼちぼち)
日時 12月22日(土) 午後6時半から9時(開場6時)
会場 エル・おおさか 709号室
     大阪市中央区北浜3−14
    京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m
    京阪・地下鉄堺筋線「北浜駅」より東へ500m
            � 06−6942−0001(代)
資料代 500円
主催  釜ヶ崎講座
大阪港郵便局私書箱40号
事務局 090−2063−7704
Mail kamakouza@cwo2.bai.ne.jp
http://cwoweb2.bai.ne.jp/kamakouza
 

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◆『労働廃絶論』勉強会

フリーターユニオン福岡 ニートデー
『労働廃絶論』勉強会
2007年12月21日(金)19:00〜 
場所:光ビル5階 タリふくおか(福岡市中央区天神4−9−12)
主催:フリーターユニオン福岡 http://fufukuoka.web.fc2.com/
連絡先:090-2088-5380

「ニート」と呼ばれる若年性失業者や、「メンヘラー」と呼ばれる「精神病」患者、
「ヒキコモリ」状態の人/「ヒキコモリ」状態に追い込まれている人は、
「フリーター」と同じく不安定な生存に脅かされる無安定階級プレカリアートだ。
「フリーター」「ニート」「メンヘラー」「ヒキコモリ」の境界は曖昧であり、
近接している。「フリーター」が過酷な労働や不安定な生活によって
精神を病んで「メンヘラー」となり、それが元で解雇され、あるいは退職せざるを
えなくなり、「ニート」や「ヒキコモリ」状態に追い込まれるのはよく聞く話。
「フリーター」「ニート」「メンヘラー」「ヒキコモリ」というメディアの
作り出したレッテルに踊らされ、互いに罵りあったりする必要は無い。
現在の社会で「働くこと」に疑問を持っている人、苦痛を感じる人、
「働くこと」が嫌いな人、「希望は戦争」だと思う人、
働いたら負けだと思っている人、働く奴は負け組だと思う人、
ニート、フリーター、ヒキコモリ、自宅警備員、青年失業家、
パンクス、アナーキスト、非国民、貧乏人、反逆者、革命家は
ぜひ『労働廃絶論』勉強会に参加してほしい。

≪労働廃絶論とは≫
1985年にボブ・ブラックという人物によって発表されたユーモラスな論文。
「人は皆、労働をやめるべきである。労働こそが、この世のほとんど全ての
不幸の源泉なのである。この世の悪と呼べるものはほとんど全てが、労働、
あるいは労働を前提として作られた世界に住むことから発生するのだ。
苦しみを終わらせたければ、我々は労働をやめなければならない。」
という冒頭で始まり、
「誰も働くべきではない。万国の労働者…リラックスせよ!」
という言葉で締めくくられている。
他にも文中にには「左翼は完全雇用がよろしいと考える。(中略)
私は完全失業がよろしいと考える。」
などなど、アナタの常識を打ち砕く言葉が満載!
↓のサイトで日本語訳を読むことができる。
 http://www.ne.jp/asahi/anarchy/anarchy/data/black1.html
 

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労働運動情報ネットワーク「レイバーネット日本」などによる年1回の恒例イベント「レイバーフェスタ」が、今年も15日に都内・神宮前の「東京ウィメンズ プラザホール」で開催された。

 「レイバーネット日本」はインターネットなどの新たなメディアの活用によって労働運動関係者間のネットワーク構築を図ることを目的として2001年2月 にスタート。いわゆる「IT社会」の到来により労働組合内部での情報伝達や、外部からの労働相談にもウェブが活用されるようになってきたという時代状況に 対応したもので、海外諸国での既に先行していた動きを参考にしながら設立された。以来、各地における労働運動への支援、あるいは労働問題に関する映像上映 会や報告会などの様々な活動を精力的に行ってきた(公式ウェブサイト=http://www.labornetjp.org/)。

 この「レイバーフェスタ」はそうした活動全体の集大成ともいうべきイベントだが、6回目の今回からは、ここに新たな2つの要素が加わった。同団体などが 今年9月から行ってきた「ユニオンYes!キャンペーン」の総まとめと、同時期に開設された動画投稿サイト「ユニオンチューブ」のこれまでの成果のお披露 目の場として、だ。

 若者たちの「組合離れ」が言われ始めてから久しいが、一方では近年では非正規雇用者が増大する中、企業内労組を中心とする既存の労働組合からは守られな いフリーター、パートタイマーや失業者などの置かれた苦境が次第に深刻化の度合を増している。

 こうした状況に対応すべく、労働運動側からの取り組みとして始まったのが「ユニオンYes!」そして「ユニオンチューブ」といえる。つまり、ネットを通 じて若者たちや、過酷な実態に置かれながらも社会に向けての情報発信手段を持たないまま、各地に孤立した形で広範に点在する「声なき声」へのアプローチ手 段としての活用だ。

 今回の「レイバーフェスタ」では、その一端が合計24本の「3分ビデオ」上映コーナー、およびビデオディレクターの土屋トカチさんによる『フツーの仕事 がしたい』という45分間の作品などで公開された。雇用者に対し明らかに不当な労働行為を働きながら、臆面もない悪質な企業経営者たちとのやり取りを収め た映像は極めてリアルな迫力と説得力に富んでおり、実際にこれがきっかけとなって経営者側が改善に乗り出すケースも出ている。

 もっとも、そうした硬派の作品のみが集まっているわけではない。今回の上映作でも、例えば土本基子さんの『笑いのおけいこ』のように、3分という規定の 枠の間、カメラ前で作者が笑い続けるという、ユーモアのみならず「条件を逆手に取ったしたたかさ」を感じさせる作品も。

 カメラやネットを活用して「誰もが映像を発信できる」時代なればこそ、これまでは泣き寝入りするしかなかった労働者側が、雇用者側の実態を映像で告発す ることもごく当たり前になるわけだ。

そうした意味で「レイバーネット日本」などの活動は、日本の企業社会全般に対して今後大きな影響を与えていく存在になるかもしれない。(ライター 岩本太 郎)

――――――――――――――――――――――

岩本太郎ブログ http://wind.ap.teacup.com/taroimo/

(Iwamoto-Taro-TV)
http://www.network23.jp/Iwamoto-Taro-TV/index.html
 

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働いたあなたに贈ります! @渋谷RAMP BAR

イベント「ジョブ☆クリ/JOB☆X'mas 〜しごとの悩み、サンタさんに相談しよう〜」
日時:12/16(SUN)14:00〜 
会場:渋谷RAMP BAR(渋谷区神南1-9-4NCビル1F)
渋谷消防署の向かいです。
地図  

季節はすっかりクリスマス。
でも、サンタさんにプレゼントをもらえるのはこどもばかり。仕事やバイトで働くあなたにも、一年分の「おつかれさま」といっしょに、ハッピーな気持ちに なってもらいたい。
そんな思いから、働く若者をサポートするNPO POSSEでは12/16(日)、渋谷・RAMP BARにて、
イベント「ジョブ☆クリ JOB☆X'mas 〜しごとの悩み、サンタさんに相談しよう〜」を開催します!

「ジョブ☆クリ」は、参加すれば、しごとの疲れや悩みがちょっとスッキリする、そんな働くあなたのためのクリスマスイベントです。
まずは、約1時間ごとに、しごととクリスマスにちなんだミニイベントを行います。
かわいい(?)サンタのアニメにしごとの悩みを話したり、弁護士がトークイベントのゲストとして、役にたつ法律の知識をアドバイスしてくれます。

また、ミニイベントのあいまの時間も、クイズやプレゼント、役に立つグッズや情報の販売・展示を会場でしていますので、いつ来ても楽しめるイベントです。
さらに、POSSEスタッフが悩み相談をイベント会場で常時受付けますので、じっくり自分の職場の悩みを相談することもできます。(相談無料です。)

そして会場は、渋谷駅から徒歩10分、ファイヤー通りに面した、壁もウィンドウもない、オープンでユニークなイベントスペース「RAMP BAR」。
会場はいつでも出入り自由。もちろん入場も無料です!

渋谷で遊んだついでに、空いた時間をつぶすのもOK。買い物途中にふらっと立ち寄ってみるのもOK。
「ジョブ☆クリ」は、好きな時間に好きな間だけ、気軽に立ち寄れるイベントです。
しごとの疲れや悩みをスッキリさせて、ハッピーな気持ちになってクリスマスを迎えてみませんか?

☆こんなミニイベントやります!

@しごとの悩み、サンタさんに相談してみよう!
通りからもよく見えるRAMP BARの大型スクリーン。ここにフラッシュアニメのサンタさんが現れて、あなたのしごとの悩みに答えてくれます。
最近疲れてる、うつっぽい、上司がきびしい、バイト先で有給休暇がほしい。そんな悩みやグチを、サンタさんに打ち明けてみてはいかがでしょう? 
もっと相談したい方は、お近くのPOSSEスタッフが相談の続きを受付けいたします。

Aゲストイベント…弁護士とお笑いトークイベント(予定)
お笑い芸人を目指す若者と、労働法を専門にする弁護士のトークイベントを予定しています! 他にも豪華ゲストを検討しています!


☆イベント以外にも充実!しごと×クリスマス企画。
…イベントをやっていない間も、こんな企画であなたのご来場をお待ちしています!

○しごとクイズ&カルテであなたの知識を診断! さらに答えてくれた方にプレゼント!…しごとに関する法律クイズをイベント会場の前で行います。答えてく れた方にはあなたの知識を診断したカルテと、ちょっとしたプレゼントをお贈りします!

○しごとの相談、受け付けます!
…サンタさんの相談だけじゃ物足りない、しごとの悩みやトラブルがある方には、サンタの格好をしたPOSSEスタッフがお答えします! 
「職場でいじめられてる」「こんな職場って法律的にどーなの?」「働いたぶんのお金がちゃんともらえないけど、どうしたらいいの?」
スタッフが法律にもとづいて、しっかり相談にのります!(もちろん相談無料です。) 

○今日のしごとをメモするだけで身を守れる、手帳『しごとダイアリー』販売しています!
…職場で働いた記録を毎日残しておくことで、いざというときに法的証拠として機能する手帳『しごとダイアリー』(税込み300円)を会場でも販売していま す。
しごとのトラブルを上司と話しあうときに、有利に話をすすめることができる実用的アイテムです。クリスマスや新しい年に備えて、プレゼントにもいかがで しょう? 

しごとの悩みをスッキリさせてクリスマスを迎えてもらうために。働くあなたにPOSSEが贈るイベント、「ジョブ☆クリ」。
12/16(日)の午後は、ぜひ渋谷RAMP BARをのぞいてみてください! お待ちしています!
 

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◆ユニオンYes!キャンペーンのブックレット発行 ユニオンつくって、生きさせろ!

 偽装請負の告発、日雇派遣や個人請負の叫び、規制緩和で「痛み」を押し付けられた人たち、ワーキングプアーが立ち上がった。格差是正の声となり、国政を 変える力になりつつある。その声は、ユニオンに結集したからできたのだ。いま、ユニオンが手をつないで労働組合の役割と楽しさを発信していく試みが「ユニ オンYes! キャンペーン」である。
 ブックレット「ユニオンつくって、生きさせろ!」は、同キャンペーン・キックオフ集会の記録である。労働組合に関係ないと思っていた人が、組合に入っ て、会社と対等に交渉し、生き生きと働く報告と雨宮処凛さんの対談が収録されている。それだけでなく一斉労働相談キャンペーンやレイバー映画祭など同キャ ンペーンの活動が紹介されている。
 非正規労働者の新しい仲間づくりとそのネットワークを感じることができるブックレットである。
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ユニオンYes!キャンペーンのブックレット

  ユニオンつくって、生きさせろ!
 ユニオンYes!キャンペーン キックオフ集会報告

 A5版 64ページ
 12月15日発行(レイバーフェスタ・東京会場)
 定価 500円 
   (割引 10部以上 450円/部、50部以上/400円) 送料\100
 予約・注文受付中
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   =目 次=

「ユニオンYes!」の声を広げよう  伊藤  彰信

 ユニオン・チューブでどんどん発信を  松原  明
 
ユニオンてどんな感じ?
  郵政ユニオン・高橋 渉 / 東京東部労組HTS支部・日野あき子/  なんぶ朝日ヘラルド分会・松元 千枝 / 首都圏青年ユニオン・山田 真吾  同・武田  敦 / ガテン系連帯・和田 義光  同・池田 一慶 / 女性ユニオン東京・ T・H
〈対談〉 ユニオン作って生きさせろ
         雨宮 処凛/ 土屋トカチ
ワーキング・プアを組織する運動を  木下 武男

〈レイバー映画祭〉 上映は玄関先がいい  木下 昌明

 歩行者天国で一斉労働相談キャンペーン 東京・大阪

〈編集後記〉偶発から必然へ
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 編集・発行  ユニオンYes!キャンペーン事務局
 連絡先 レイバーネット日本
  〒173-0036 東京都板橋区向原2-22-17-403
  TEL 03-3530-8590 FAX 03-3530-8578
  電子メール: labor-staff@labornetjp.org  ブックレット担当
  高幣真公 takaheim@jca.apc.org
  TEL 047-467-1925 FAX 047-467-1966
  郵便振替 00160-8-610046 高幣真公
 

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◆レイバーフェスタ初の試み〜音楽構成劇「ワーキングプアの反撃」

レイバーフェスタ2007「音楽構成劇」担当の尾澤邦子です。

音楽を織り交ぜながら労働者の状況について表現するということで、初めての試みとして台本作りから行いました。歌、寸劇、群読、講談など、楽しめる企画で す。ぜひ見に来てください。
レイバーフェスタは12月15日(土)、午前10時半開始、音楽構成劇は午後の部です。
場所は、表参道の東京ウイメンズプラザです。よろしく!

音楽構成劇「ワーキングプアの反撃」
プロローグ
 歌「不屈の民」  神奈川シティユニオン
 (原題「団結すれば絶対に負けない」)
  エル プエブロ ウニード ハマス セラ ベンシード!
第一場 会社にて〜女子正社員の巻
 派遣社員導入計画で解雇をチラつかせる社長
 正社員Aさんは・・・
第二場 会社にて〜試用期間社員の巻
 試用期間中のBさん。社長のセクハラに対して抗議。
 「クビ!」と言われて・・・
第三場 群読「プレカリアートの叫び」
 タイコの音と反戦歌で始まる群読。
 レイバーソングやサウンドデモの「赤い疑惑」の音楽も取り入れて構成。
歌「連帯性のうた」  HOWS群読ゼミ有志
第四場 講談「ワーキングプアの決起〜メーデーの巻」
 「自由と生存のメーデー06 プレカリアートの企みのために」での不当弾圧や、今年の「自由と生存のメーデー07 プレカリアートの反攻」の様子を、映 像をまじえながら講談でなまなましく再現。手に汗握るお話し。
歌「反撃」  ノレの会
 

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フリーター/非正規雇用労働者ユニオンふくおか組合員・小野俊彦さんに連帯を
表明し、F・G社に抗議する声明

フリーター全般労働組合執行委員会

福岡県内の美大・芸大受験予備校F・G社で講師として働いている小野俊彦さんは、上司のパワーハラスメントを止めさせることなど働く上での最低限の権利を 労働組合を通じて同社にを要求したところ、4年以上働き続けた職場を雇い止め解雇された。その上、担当するはずだった冬期講習の仕事まで奪われてしまっ た。

同社は、さらに「塾の講師など労働者ではない」「労働組合を通じて要求する権利などない」などと決めつけ、小野さん個人宅に、労働組合として要求を出すな ら法的手段に訴えるなどと脅す内容の文書を送りつけ、実際に団体交渉を強要したとして小野さんを訴えたという。これは労働組合の団結権、団体交渉権を踏み にじる暴挙である。特に不安定雇用層にとって、団結権、団体交渉権、団体行動権は生きるための権利だ。私たちは、F・G社の行いを絶対に見過ごすことはで きない。

現在、多くの企業が労働者としての実態がある人を形式的に請負や業務委託と偽装し、雇用責任を逃れている。これら企業の姑息な行いが雇用状況を悪化させる 原因のひとつになっている。私たちフリーター全般労組の仲間にも、雇用関係があるにもかかわらず業務委託を偽装しようとする恥知らずな経営者と闘う組合員 がいる。小野さんの問題は決して他人事ではない。私たちは、福岡の地で声を上げた小野さんに連帯の意志を表明し、F・G社に断固として抗議する。

小野さん、こちらでできることがあればなんでも言ってください。
F・G社は小野さんに謝罪しろ。F・G社は小野さんの雇用を尊重しろ!

2007年12月8日 フリーター全般労働組合執行委員会
 

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◆フリーター全般労組〜不当解雇も経営者の開き直りも許さない!

12月6日、フリーター全般労働組合は、経営側が団体交渉の過程で誠実な対応を取らず、問題を長引かせている二つの不当解雇問題に対し、親会社への申入れ と抗議の情宣を行った。JR錦糸町駅近くのオリナスタワーを管理する東京不動産管理は、Nさんが会社の了承の下、休業し療養したところ一方的に解雇した。 ×××××<解決しました。ありがとうございました。>×××××は、9年間働いてきた英語講師のSさんを不当な言い掛かりで解雇。しかも同社社長は、請 負契約だったなどと強弁している。行動には、それぞれ9人、16人の組合員・友人がかけつけ、早期の誠実な解決を求めた。詳細は労組ブログに。

 http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20071206/1196992720

 http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20071206/1196992721
 

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年越し労働&生活電話相談会ご協力のお願い
2007年12月2日
反貧困たすけあいネットワーク
呼びかけ人
湯浅誠(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長/
反貧困ネットワーク事務局長)
河添誠(首都圏青年ユニオン書記長/反貧困ネットワーク事務局)

私たちは、若年ワーキングプアへの1)正確な情報提供(サラ金や日雇い派遣ではなく!)、2)互助制度の創設(病気の際の休業補償と無利子貸付)、3)労 働・生活相談への橋渡し、4)寄り場(若者カフェ)の形成、を柱とする「反貧困たすけあいネットワーク」を設立します(12月22日結成の予定)。
11月22日には、発足イベントを行い、200名の参加と、宇都宮健児弁護士・後藤田正純衆議院議員・森永卓郎氏他たくさんの応援アピールをいただきまし た。(詳しくは、こちらをご参照ください→http://tasukeai-net.blogspot.com/)

若年ワーキングプアの置かれた状況には極めて切実なものがあり、私たちは正式発足後、さっそく労働問題・生活相談双方に対応できる電話相談会を開きたいと 考えています。特に年末は仕事が減り、役所も閉鎖され、年越し資金の枯渇によって深刻な事態が招かれる可能性があります。急迫した状態でのSOS、生活保 護申請対応が必要なケースも少なからず生じるものと予想されます。

■ 概要 ■
● 電話相談会 ●
【いつ】12月26日(水)10:00〜19:00
【どこで】NPOもやい事務所を予定(JR飯田橋駅東口より徒歩13分)
● 年末生活保護申請サポート ●
【いつ】12月27日(木)28日(金)
【どこで】都内および近県各地の福祉事務所
 

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以下、転送、転載大歓迎。

==ここから==
牛丼「すき家」のアルバイトは業務委託であり、残業代は発生しない

11月27日に上記の見解を、株式会社ゼンショーは、代理人弁護士3名を通じ東京都労働委員会宛の書面で主張してきました。

以下、ゼンショーの主張を抜粋します。

@ アルバイトは勤務シフト表を自分たちで作成し、会社の業務指示で業務をしていない。だからこれは請負契約に類似する業務委託契約であって、雇用契約で はない。

A アルバイトの勤務日や時間帯は、アルバイトの自由裁量で会社の指示がない。すべてアルバイトの裁量である。

B 請負契約に類似する業務委託契約であり、残業代が発生するという前提を欠いている。

また、仮にアルバイトと雇用契約を結んでいるとしても、スイングマネージャーと呼ばれる上級アルバイトは管理監督者であるため、残業代の請求はおかしいと いう主張をしています。
しかしながら、すき家ではホームページ上でアルバイト・パート募集情報(http://j-sen.jp/t/sukiya/)を掲載しており、このペー ジのどこにも「業務委託」などという言葉は出ておりません。

このような詭弁を許さず、残業代を法律通り支払うまで首都圏青年ユニオンは運動を展開していきます。
すき家で働くアルバイトの皆さんでなにかお困りのことがありましたら、首都圏青年ユニオンまでご相談下さい。


首都圏青年ユニオン (東京公務公共一般労働組合 青年一般支部)
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-33-10東京労働会館 5階 公共一般労組内
TEL:03-5395-5359
E-mail:union@seinen-u.org
==ここまで==
 

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◆「すき家」就職フェアでの宣伝、大成功!

首都圏青年ユニオンの山田です。

本日(18日)、首都圏青年ユニオンでは「ユニオンに入って、残業代未払いをなくそうキャンペーン第5弾」を行いました。首都圏青年ユニオンと全労連から 9名が参加しました。宣伝にご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

宣伝カーから「株式会社ゼンショーは世界から飢えと貧困をなくすと言っているが、ゼンショーが経営しているすき家のアルバイトの残業代未払いのまま。口当 たりのいいフレーズを言う前に、アルバイトの残業代未払いをしていては貧困の拡大を招くだけです。」という訴えにはうんうんうなずきながら歩く方も見られ ました。

全労連の「働くもの権利手帳」をポケットティッシュとともに配布し、「鼻水が出たらポケットティッシュを。仕事で困ったことがあれば労働組合へ御相談下さ い」と言うと配布物の受取がよかったのは、この時期ならでは光景なんでしょうか。せっかく仕事が決まっても労働者の権利が守られない企業が多くある中で、 今日配った「働くもの権利手帳」が役に立てばと思います。

今回の就職フェアでの宣伝は思いのほか反応が良かったので、ユニオンとしては今後もゼンショーや美容室アッシュなどが出展する就職フェアで宣伝を行ってい きます。

本日の宣伝の様子は活動写真集に載せましたのでご覧ください。
http://www.seinen-u.org

一人でも 誰でも どんな働き方でも入れる 若者のための労働組合
首都圏青年ユニオン
Tel:03-5395-5359
URL:http://www.seinen-u.org
 

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◆反G8学習会
11月17日(土曜日)
15:00〜18:00
場所:新光ビル5階B室(天神4−4−24)

2008年6月には北海道でG8サミットが開かれる…。G8?それは戦争や資本主義によって地球規模で労働・生活の破壊をおし進めている各国の政治屋ども (もちろん日本の首相含む)が集まって、高級料理にシタヅツミを打ちながら、次にどの社会をどう破壊するかを決める陰謀会議みたいなものだ。

きたる17日(土)、フリーターユニオンふくおでは、このG8について学び、前回ドイツで開かれたG8サミットに対する抗議行動に参加してきた仲間を大阪 から招いて報告を聞き、フリーター的貧民/労働者/失業者/野宿者による抵抗運動によってG8のもたらす害悪に抵抗する可能性について議論します。是非気 軽にご参加を!

ゲストのかねはぎあつしさんのプロフィール。

1972年6月21日、広島県に生まれる。3週間後、大雨の土砂崩れで親戚が死ぬ。 1985年、部落解放運動に拾われる。1987年、主体を固める。1989年、解放運動を追い出される。その後、さらに左に傾く。1996年、釜パトをつ くる。2002年の秋から黒装束になる。今年、サミット反対でフランス、ベルギー、ドイツに行く。

信条「転んだら起きろ、痛けりゃ休め」
最近はちょっとベジタリアン
休みの日は家で谷山浩子かけながら編物してます。
 

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◆青年の貧困・長時間労働告発
店の床で寝てる
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-11-18/2007111815_01_0.html
奨学金卒業時は借金500万円
労組など集会

 「青年にまともな雇用もない、あるのは貧困だけか」―若者に広がる貧困を告発する集会が十七日、東京都内で開かれ、連帯して貧困をなくすたたかいを交流 しました。全労連青年部、日本高等学校教職員組合などでつくる高校・大学生、青年の雇用と働くルールを求める連絡会の主催。

 「夢を抱いて美容室に就職したのに長時間労働で家にも帰れず、店の床で寝ている」。こう報告したのは、首都圏美容師ユニオンの柳勝也さん。同僚が泣く泣 く辞めていったとのべ、「青年を使い捨てにするやり方は許せない」と語りました。

 「就職した卒業生十六人のうち十三人が長時間労働などが原因で離職している」と深刻な実態を報告したのは京都府立高等学校教職員組合の組合員。在学中か ら労働法を教え、働くルールを守らせる社会的な運動が必要だとのべました。

 全学連の代表はアルバイトに追われる大学生の実態を紹介し、「有利子の奨学金を受けると、卒業時に五百万の借金を背負って社会に出ることになる」と告発 しました。

 大阪北河内地方では地域の労組が「高校生の就職問題を考える会」をつくって自治体にも働きかけ、雇用を増やす世論を広げています。府立高等学校教職員組 合の代表は「若者雇用を増やすことが地域の活性化につながる」と強調しました。

 日本青年団協議会の代表は、雇用破壊が青年団活動を困難にし、地域を疲弊させていると指摘。「有給教育」制度の実現や労働相談活動に取り組んでいるとの べました。

 「初めての団体交渉で運送会社の不当解雇を撤回させた」と発言したのは山梨青年ユニオンの代表。「団体交渉ができる労働組合の力は大きい。全国の青年ユ ニオンと力を合わせて変えていきたい」とのべました。

 集会では、NPO法人もやいの湯浅誠事務局長が、雇用や社会保障のセーフティーネットを立て直そうと訴えました。
 

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◆[社会] 声を上げ始めた貧困フリーター
──研究会「職場の人権」シンポジウム
職場からはみ出した労働運動
 http://www.jimmin.com/doc/0802.htm
面接に出かける三〇〇円の交通費がない。前の職場の賃金が未払いで、次の給料日まで生活費がもたない。そんな貧困に置かれているフリーターの若者たちが、 生き抜くために声を上げはじめた。既存の労働組合運動の枠組みを「はみ出し」つつ、「ユニオン」に参加する若者の姿とは…?

一〇月二七日(土)、エルおおさか(大阪市中央区)で「職場の人権」シンポジウム「若者たちのユニオン運動─『隣』に気づく・つながる・生きのびる」が行 われた(主催=研究会「職場の人権」)。

シンポでは、河添 誠さん(首都圏青年ユニオン)・中村研さん(ユニオンぼちぼち・京都市)・石丸雄一さん(円山青年一揆)の三人が、それぞれの取り組み を報告。

「貧困者ほど人間関係がバラバラにされ、劣悪な労働条件の下で働かされている」と語る河添さんは、既存の労働組合が貧困フリーター層をカバーできていない と指摘する。「違法の三点セット」と呼ばれる、@残業代未払い、A有給休暇が取れない、B社会保険・雇用保険に入っていない──に焦点を当て、「労基法以 下の労働条件をなくそう」と活動を続けている。
 

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◆「反貧困ネット」結成へ 組合形式で情報、貸し付け
 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007110901000473.html
2007年11月9日 16時21分
 生活に困窮した若者らを支援しようと、地域労組「首都圏青年ユニオン」などは9日、都内で記者会見し、携帯電話への情報提供や独自の失業給付などを行う 「反貧困たすけあいネットワーク」を、年内に結成すると発表した。

 ネットワークは労働組合の形式で運営され、生活に役立つ情報をメールマガジンの形で携帯電話に配信。1カ月300円の会費を口座引き落としで6カ月以上 払うと、病気やけがで失業した人には、病院や薬店の領収書を見せれば、年1回を限度に1万円給付する。

 さらに、希望者に無利子で1万円の生活資金を貸し付け、労働や生活にかかわる相談を受ける。
(共同)
 

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◆“残業代払ってほしい”
首都圏青年ユニオンが宣伝
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-11-05/2007110515_01_0.html
東京
 「美容室Ash(アッシュ)は、給料からの違法な天引きをやめろ」「牛丼『すき家』は残業代を法律どおり払え」。アルバイトやパート、派遣や請負で働く 青年らでつくる個人加盟の労働組合「首都圏青年ユニオン」(武田敦委員長)は四日、東京都渋谷のセンター街を中心に労働基準法違反の職場をなくし、青年が 安心して働けるようにしようと宣伝しました。

 先月末結成した「首都圏美容師ユニオン」(首都圏青年ユニオン加盟)の柳勝也代表(23)が渋谷の美容室「Ash」前で「異常な長時間労働、未払い賃金 を是正し、泣き寝入りせず、働きやすい職場をつくりましょう」と店舗で働く従業員に向かって訴えました。

 のぼりやプラカード、横断幕を持って歩く青年を見て「おれも残業代ほしいよ」と話す青年、ビラをもらっていく男性、携帯電話で写真を撮る青年の姿もあり ました。宣伝をじっと見ていた衣料品店員(19)は「(未払い賃金、残業代を払わないのは)まずいですよね」と話しました。

 宣伝には「働くこと」に関心のある青年でつくるNPO法人POSSE(ポッセ)のメンバーも参加。宣伝に初参加したPOSSEのメンバーの大学四年生は 「美容師の働き方は業界全体の問題。アッシュをきっかけに美容業界の労働条件が改善されるようになってほしい」と話していました。
 

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◆手帳で自分を磨く 目的特化型 売れています
 http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200711040004a.nwc
FujiSankei Business i. 2007/11/4
 ■英語力アップ/働く若者向け/松下幸之助の心得

 文具店や書店の店頭に、来年の手帳コーナーが設置され始めた。単なるスケジュール管理だけでなく、自己研鑽(けんさん)の道具として使う人が増えてきた のが最近の傾向で、手帳活用本もヒットしている。こうした中、注目されているのが“目的特化型”の手帳。数年前から登場し始め、「個々の目的達成を効率的 に支援してくれるツール」として種類が増えている。(松田潤子)

 IBCパブリッシング(東京都港区)が発行する『英語手帳2008』(2100円)は、「英語力アップの新しい方法」をうたい文句に2007年版から登 場した。「07年版は約1万5000部売れた。08年版は問い合わせが多かったため、1カ月前倒しで店頭に並べ始めた。販売部数も2倍の約3万部を見込ん でいる」(販売を担当する日本洋書販売)。

 英会話で困るのは、英語力不足のほかに、言いたいことがなかなか思い浮かばないこと。そこで、毎週1つの質問に対し、毎日の単語とサンプルアンサーを利 用して自分の「言いたいこと」を英文で書き込む仕組みにした。質問は難しいビジネス用語ではなく、趣味や仕事など身近なトピックが中心だ。

 「日々、英作文に取り組めるので力がついた」という感想も多く、英語教材としても商品価値があることから、著者の一人であるクリス・フォスケットさんに よる『英語手帳』実践講座を開講することにした。来年1月から全6回シリーズで効果的な活用法を伝授する。

 働く若者たちの強い味方になってくれそうな日付記入式の手帳も登場した。『しごとダイアリー』は、弁護士が監修。1冊60日分で働いた時間や勤務場所、 上司から言われたことなどをメモする欄を設け、トラブル時に泣き寝入りすることの多い若年労働者の“物的証拠”にしてもらうのが狙いだ。

 NPO法人(特定非営利活動法人)POSSE(ポッセ、東京都世田谷区)が企画。合同出版刊で初版6000部を全国の書店や大学生協などで10月上旬か ら販売している。文庫サイズで価格は300円。

 「コンテンツ手帳」というジャンルに力を入れているのは、出版社のディスカヴァー・トゥエンティワン(同千代田区)。05年から『内定手帳』『上司手 帳』『コーチング手帳』などの日付記入式手帳を販売。中でも受験生に向けた『合格手帳』は5万部のヒットになった。

 10月に発売した『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』(1575円)は、経済評論家で、3人の子供の母親でもある勝間和代さんが監修。昨年3万部 を売り上げた『ワーキングマザー手帳2007』の改訂版で、予定表や「今週することリスト」など、すべての欄が「ワーク」と「ライフ」の2つに色分けされ ている。08年版はワーキングマザーだけでなく、独身女性や男性も対象とした。

 広報担当の大竹朝子さんは、「自己啓発書などを読んで、そのときは『よし、やろう』と思ってもすぐに忘れてしまうことが多い。日々使う手帳なら、スケ ジュール管理のたびに自分の目標や時間の使い方を目で確認できる」と商品の魅力をアピールする。

 PHP研究所(京都市南区)のグループ会社が発行したのは『松下幸之助「道をひらく」手帖』(1400円)。昨年発売した『松下幸之助 毎日のことば手 帳』に続く第2弾で、ポケットサイズ、見開き1週間の手帳の後半に「商いの心得10カ条」や松下幸之助氏にまつわるエピソードを盛り込んだ。

 電車の移動時間などに読み物としても活用できるのがウリ。日々のスケジュール管理に加え、健全な企業家精神を養いたい人にぴったりだ。

 手帳も時間も、どう使うかは自分次第。手帳をつけることで少しでも目的に向かって進むことができるのであれば、活用する価値は十分ありそうだ。
 

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◆すき家は残業代払え
仙台労基署 店員が是正申告
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-11-03/2007110315_02_0.html
 株式会社ゼンショーが経営する牛丼チェーン「すき家」仙台泉店で働く労働者が二日、仙台労働基準監督署に残業代未払いの是正申告をしました。申告したの は、首都圏青年ユニオンに加盟する組合員三人です。

 「すき家」では、二〇〇六年十月までは、労基法で定められた時間外賃金の割り増し分をまったく払っていませんでした。

 同ユニオンは、二年間さかのぼって支払いを求めてきましたが、経営するゼンショーは、二〇〇六年十一月以降、同ユニオンの求める団体交渉に応じないた め、今回、未払いのはっきりしている三人分総額十七万三千四百十一円の是正申告をしたものです。

 申告後の記者会見で、すき家ユニオン弁護団の笹山尚人弁護士は「すき家では、アルバイトの総労働時間を抑えるよう命令され、結局、店長がただ働きをして いる実態がある。このような違法がまかり通ってはいけない」と申告の意義を語りました。

 最長で三十六時間連続で働いたことがあると語る組合員の女性(40)は「労基署では、いろいろ細かなことまで聞いてくれた。これを機会に会社が団体交渉 に応じて、労働を正当に評価したアルバイト代を支払ってほしい」と訴えました。
 

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◆首都圏美容師ユニオンが宣伝活動開始
 http://hbm.txt-nifty.com/ribiyo_news/2007/11/post_4c3b.html
13日、カットコンテスト会場前で大宣伝行動
ジャスダック上場の株式会社アルテサロン ホールディングス傘下の美容室Ashで働く美容師が10月31日労働組合を正式に結成した。パート・フリーターら、一人でも参加できる首都圏青年ユニオン 内のグループとして旗揚げしたもので、「首都圏美容師ユニオン」がそれ。

結成に際し、@労働基準法違反の長時間労働A労働基準法違反の賃金からの天引き、の美容室Ashにおける労働基準法違反をあげている。
同ユニオンによると、
・36協定非締結での長時間におよぶ時間外労働(労働基準法36条違反)
・午前8時半から夜の12時近くまでの勤務実態
・タイムカードもなく労働時間管理も一切なされていなかった
・大量の未払い残業代の存在
・労使協定がないままで賃金からの違法な控除(労働基準法24条1項違反)
・天引きされた、教育費、共済費の使途不明
などがあるという。

10月12日に団体交渉を行ない、これらの点を指摘するととともに、10月24日には足立労働基準監督署に労働基準法違反で申告手続きをおこなった、とい う。

当面の活動としては
・11月4日(日)午後2時30分〜、渋谷ハチ公前での大宣伝行動。美容室Ash渋谷店(道玄坂)前での宣伝行動。
・11月13日(火)午前10時〜午後1時、横浜アリーナでAshなどが主催して行なわれるヘアカットコンテスト会場前での大宣伝行動
を予定している。

同ユニオンでは、
「美容業界で働く若い正社員の美容師のほとんどがワーキングプアと呼ぶにふさわしい賃金水準の下で長時間の無法な労働条件で働かされている。この違法をな くし、美容師があたりまえに人間らしく働ける美容業界をめざして私たちは活動します」として、美容師さんらの参加を呼びかけている。

同ユニオンの結成書面はこちらから (PDF)

業界の特殊性では済まされくなった美容業界

<解説>
 美容業界は、低賃金・長時間労働の業界である。それは徒弟制度の昔からの因習でもあった。しかし、いまは美容教育は一応確立され、徒弟制度からは脱却し たが、働く美容師の労働条件は相変わらずの低賃金・長時間である。
 長年、低賃金・長時間労働を黙認されてきた背景には、美容業の生産性が悪いという経済的な理由が大きいのだが、一つにはいずれ独立して一国一城の主に… という夢があるから我慢してこれたのだろう。
 しかし、近年Ashをはじめ上場する企業や、上場はしなくても規模の大きなサロンを展開する企業は増えてきた。
 それらの企業は、他の中小規模のサロンに比べて、業界内では決して労働条件は見劣りしない。第一見劣りしたら従業員は集まらないだろう。少なくとも Ashは、就職希望者の数からして悪くはなかったはずだ。
 ところが今回、そのAshの従業員が労働組合を結成した。
 Ashの労働条件は悪くはないといっても、一般社会、一般企業と比べると、劣るのも確かだ。首都圏美容師ユニオンが組合結成に際して公開した書面が正し いのなら、一般企業に勤める人は驚くだろう。しかし、美容業界で三六協定、労使協定を締結している企業などめったにないのが現状である。
 これまでは、美容業界の特殊性、あるいは独自性を理由に黙認されてきた低賃金・長時間労働。しかし、会社規模が大きくなり、まして上場企業ともなると、 コンプライアンスが求められる。もう美容業界の独自性だけでは、言い逃れできない時代を迎えたのかもしれない。
 一般企業並みに労働条件を改めるには、収益性の改善など、その前提条件として取組まなければならない課題は多い。しかしいま、美容の大手企業はそれを達 成する社会的な責務があるだろうし、そのことが美容業界全体を改善していく原動力なるはずである。
 たまたま今回はAshで起こってしまった労働争議だが、これを機会に上場企業として、美容業界の新しい明日を拓くためのAshの努力に期待したい。
 

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◆美容師ユニオン結成
夢もちがんばる青年 使い捨てにしないで
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-11-01/2007110101_04_0.html
 大手美容室チェーン「Ash(アッシュ)」で働く美容師が三十一日、東京都内で会見し「首都圏美容師ユニオン」(首都圏青年ユニオン加入)の結成を発表 しました。

 「青年は夢を持って社会に出て、必死に頑張っているのに、この業界では人材は使い捨てです。ものが言えない人が大半だと知ってほしい」。首都圏美容師ユ ニオンの代表でアッシュ勤務の柳勝也さん(23)は訴えました。柳さんは午前八時半から午前零時近くまでの長時間労働と残業代の未払い問題や基本給が十一 万五千円であるのに「教育費」「共済金」などの名目で使途不明な天引きがされていることを告発しました。組合は、残業代の未払いと使途不明の天引きは違法 として賃金の支払いを求めています。

 首都圏青年ユニオンの河添誠書記長はアッシュの親会社であるアルテサロンホールディングス(吉原直樹社長)は日本経済団体連合会の会員であり、「社会的 責任が問われる」と指摘しました。

 アッシュ(奥島章社長)は首都圏を中心に八十二店舗で営業を展開しています。
 

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◆[社会] グッドウィルユニオン/日雇い派遣労働者の反撃、次々と
派遣法改正の闘いへ
人民新聞 2007/10/17(水)
 http://www.jimmin.com/doc/0779.htm
九月三〇日、グッドウィルユニオン(派遣ユニオングッドウィル支部)の関西説明会が、大阪市のUNIONひごろで開催された。グッドウィルユニオンは、今 年三月の結成以降、不当利得である「データ装備費」の返還訴訟を提訴するなど、さまざまな取り組みを展開している。ワーキングプアの温床とも言われ、不安 定な生活を強いられている日雇い派遣労働者の反撃を全国に広めていくため、UNIONひごろやユニオンぼちぼちなど関西の労働組合と協力して、この日の開 催にこぎ着けた。

説明会では、ユニオンぼちぼちの中村研委員長の司会のもと、梶屋大輔委員長からユニオンの取り組み経過を説明、関根秀一郎書記長がデータ装備費返還訴訟の 説明をした。

会場には「新聞告知を見て来た」という登録労働者や、「他の派遣会社なんですが」という労働者らを含め約二〇名が参加、「働いたのは二年以上前で、日にち もはっきりわからないんですが」などの質問に関根書記長が丁寧に応答した。

グッドウィルについては、データ装備費による不当利得以外にも、就業時間の一時間以上前に集合することを強制しておきながら、その時間の賃金を払っていな い未払い問題などもあり、ユニオンが闘いへの合流を呼びかけている。
 

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◆住まいはネットカフェの監督が製作費3万で撮った衝撃作! 野望は普通の生活【山形国際ドキュメンタリー映画祭】
 http://news.livedoor.com/article/detail/3338367/
2007年10月11日01時07分
劇中で、納豆ご飯をくらう岩淵弘樹監督『遭難フリーター』より

 開催中の「山形国際ドキュメンタリー映画祭」で、今話題のワーキングプアー問題を、身をもって体験したユニークなドキュメンタリー『遭難フリーター』 が、日本ドキュメンタリーの新作を上映する「ニュー・ドックス・ジャパン」部門で上映された。

 同作品を1人で作りあげたのは、宮城・仙台出身の岩淵弘樹監督(24)。岩淵監督は大学卒業後、あこがれの東京を目指して、まずは埼玉・本庄市で資金を 稼ぐことに。平日は、某大手企業の工場で、時給1250円の単純労働をし、土日はインターネットカフェで寝泊まりしながら、東京で日雇いの肉体労働という 日々。しかし、大学時代の奨学金約400万円と2003年に「人間の盾」としてイラクへ飛んだ際の渡航費50万円という借金の返済を抱えた身では、ちっと もお金が貯まらない。映画は、そんな煮え切らない日々を、ビデオ日記としてつづったものだ。

 岩淵監督は「日雇いの派遣をしている間に“就職しない若者”の代表のようにマスコミの取材を受けた様子も映画に盛り込んでいるが、自分の言いたいことが 伝わってないような気がして、このビデオ日記のように撮っていた映像を映画にしようと思いました」という。

 製作費は約3万円。2か月かけて編集した初監督作が、映画祭に招待されるという快挙を成し遂げたのだが、岩淵監督は現在、地元に戻り、時給850円のフ リーター中。

 映画祭参加用のポスターなどの制作費4万円と、山形までの旅費2万円を祖父に借金してやって来た。宿泊費を節約するため、ここでもインターネット・カ フェのナイトプラン(9時間で1680円)で寝泊まりと、山形でも“遭難”中であることを激白。舞台あいさつでは「そこのネットカフェはシャワーがなく風 呂に入ってません。今日は映画の上映で緊張して汗をかいたので、体がべたべたしています」と語り、場内の爆笑を誘っていた。

 現在、同作品の一般公開は決まっておらず、岩淵監督も映画監督になる予定はないという。「やっぱり生活が厳しいし、親に心配かけられないので、普通の企 業に正社員として就職し、落ち着いた生活をしたい」と野望を語っていた。
 

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◆不当な“天引き”返せ
 日雇い派遣会社に労組
 竹中元総務相と“親密”会社
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-10-10/2007101001_01_0.html
 「フリーターや職を求める失業者を支援する」ことを標榜(ひょうぼう)して、建築現場などで青年らを働かせて急成長した株式会社エム・クルー(東京都豊 島区、前橋靖社長)に「派遣ユニオンエム・クルー支部」(千々岩弦委員長)が九日までに結成されました。

 派遣ユニオンの安部誠副委員長によると、エム・クルー社は、一回働くごとに給料から安全協力費三百円と福利厚生費二百円を給料から天引きしています。そ のため結成した労組は、こうした名目の使途の実体がない費用の返還と、日雇い雇用保険への加入を求めています。

 同様の費用をめぐっては、日雇い派遣大手のグッドウィルやフルキャストでも問題になっています。

 前橋社長は、「ホームレスから再チャレンジ」した社長としてマスコミにもてはやされました。同社長は、竹中平蔵元総務相と握手する写真をホームページに 掲載。「“社会起業家”という言葉を教えてくれたのは竹中平蔵さん。『君のやっていることはソーシャルベンチャーだよ』と教えてくれた」と、竹中氏との密 接ぶりを本にも書いています。

 安部誠副委員長は、「エム・クルーの実態は日雇い派遣なのに建築現場で働かせていること、日雇い労働者にあっせんしている宿舎も、二段ベッドに泊まらせ て、窮屈な作業員宿舎同然の劣悪なもの。いくつかの違法もあり交渉していく」と話しています。
 

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◆泣き寝入りせず権利知らせよう/パート・臨時労働者つどう
 http://www.okinawatimes.co.jp/day/200710071300_09.html
 県労連などでつくる「おきなわパート・臨時で働くなかまの連絡会」は六日、那覇市民体育館で第六回の「つどい」を開いた。フリーターらが個人加盟する首 都圏青年ユニオンの伊藤和巳副委員長(33)が講演し、「権利を知らないと本当に損。自ら知る努力と同時に、知っている人は周りに知らせて」と呼び掛け た。

 約五十人が参加し、看護師の女性は「四十五歳以上は臨時といわれて働き始めたが、契約期間が終わる三年後に捨てられれば行き場がない」と不安を訴え、高 校教諭の女性は「キャリア教育でビジネスマナーは教えても、労働者の権利は教えない」と問題提起した。

 同ユニオンは派遣社員やアルバイトの労働問題解決に尽力してきた。同様の組織を県内で組織する計画も報告された。参加者は「ひとりぼっちで泣き寝入りす る仲間をなくす」とのアピールを採択した。
 

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◆「派遣法は改正を」国会内シンポで訴え
 http://www.news.janjan.jp/government/0710/0710053506/1.php

 格差社会の根っこには、労働法制の「規制緩和」がある。働く者すべてに生存権と人間らしい生活が保障されるためには、まず、労働者派遣法を抜本改正する ことが必要だ――。10月4日、「格差是正と労働者派遣法改正をめざす国会内シンポジウム」が参議院議員会館で開かれ、主催者側の予想を大きく上回る 160人余りが参加した。厚生労働省が労働者派遣法改正の検討を始め、来年の通常国会で改正が予定されている中、関心の高さを裏付けた。

各ユニオンから、自分たちの労働現場の実態が報告された
 最初に主催者を代表して、「ガテン系連帯」事務局長の小谷野毅さんが「派遣法の抜本的改正をして、はじめて世の中を変えることができる。そのことを多く の方に知っていただきたい」と挨拶した。

 バブル崩壊後の不況期、企業は人件費を減らすため派遣や契約、請負といった非正社員への切り替えを進めた。後押ししたのが規制緩和だ。1986年に施行 された労働者派遣法は99年、対象業務を原則自由化し、03年には禁じられていた製造業への派遣も認めた。今や、全雇用労働者の3分の1が非正社員となっ た。

 人間の尊厳は闘うことでしか勝ち取ることができない――。ルポライターの鎌田慧さんは激励挨拶で話した。

 鎌田さんは「格差社会の根本は労働者派遣法にある。この派遣法は必要なときに必要な人間を必要な量だけ派遣する。いわばトヨタの看板方式と一緒。天下の 悪法である派遣法は、速やかに解体する必要がある。今日のシンポジウムが解体に向けての第一歩になってほしい」と力を込めた。

左:「格差社会の是正を」と社民党の福島みずほ党首。右:ルポライターの鎌田慧さん。「派遣法は天下の悪法です」と話す
 シンポジウムには、民主党の山根隆治参議院議員、日本共産党の小池晃参議院議員、社民党の近藤正道参議院議員、国民新党の亀井亜紀子参議院議員の4人が パネラーとして参加。社民党の福島みずほ党首もシンポジウムが始まる直前に駆け付け、「登録型派遣を認めない、製造業への派遣を認めない。もちろんスポッ ト(日雇い)派遣は認めない。派遣法を99年以前の状態に戻すために全力でやっていきたい」と述べた。

 実行委員会は、労働者派遣法抜本改正案のポイントとして、
 1、派遣法は職安法の例外規定であること、「常用代替防止」原則を改めて明確にする
 2、1999年改正で認められた「自由化業務」は本来の「臨時的・一時的業務」に限定する
 3、常用型労働への転換を進める
 4、派遣会社のマージン率規制の導入
 5、派遣先事業主の雇用責任の強化
 6、均等待遇の確保
 7、派遣元・派遣先共同責任制の拡大
 これら7点を挙げている。

 シンポジウムでは、現場で闘っている組合員からの実態も報告された。
 グッドウィル・グループの派遣スタッフで作るグッドウイルユニオンの男性組合員は「3月にユニオンを結成して会社と交渉をしているが、いまだに会社は団 体交渉を拒否するなど、まともに応じようとしない。しかし、1回の勤務につき200円を天引きされていたデータ装備費を、会社創業以来にまでさかのぼって 返還要求していきたい」

 東京東部労組阪急トラベルサポート支部の派遣添乗員の女性は、「私たち添乗員は、1日どれだけ働いても日当は7000円。しかも雇用保険も何もありませ ん」と訴えた。

 また、業務請負大手の日研総業で働く派遣スタッフで作った日研総業ユニオンの男性組合員は、「製造業で働く多くの労働者が登録型派遣で苦しめられてい る。僕たち派遣は奴隷と言われる。そう言われるのはいやだけど、奴隷なんですね」と話した。

 シンポジウムの最後に、全国ユニオンの会長・鴨桃代さんは「いま、全体の力で大反撃にどう取り組むかが問われている。志高く、一人の労働者としての意地 と誇りをかけてこれからの派遣法抜本的改正に向けて取り組みたい」と述べた。

 経済のグローバル化によって、企業は世界中から安い労働力を調達できるようになった。正規雇用の年収や労働条件を非正規雇用に近づける「逆均等待遇」も 進行している。労働者派遣法の抜本的な改正は、非正規雇用で働く労働者だけでなく、すべての労働者の課題でもある。
(野村昌二)
 

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◆職場砂漠に咲くハケンの友情 格差社会に咲いた花
 http://www.asahi.com/job/special/TKY200710020478.html
AERA:2007年10月1日増大号

 10年働いても時給は頭打ち。出世もボーナスも望めない。

 そんなハケンの世界には、ある。

 損得勘定なし、年齢・性別の境界も超えた、

 かけ値なしの友情が。

     ◇

 国際電話会社で契約社員として働く丸井美穂さん(35)が、「同志」と慕う見留洋子さんはひと回り年上の契約社員。旅行会社の支店長まで務め、社会経験 も豊富な彼女のオペレーター業務はプロの技だ。顧客がかけたい番号につながらない時、電話口の様子から緊急性があるとみるや、

 「ほかにお知り合いはいますか」「警察署の番号を教えますか」

 と機転を利かせる。クレーム対応も率先して引き受ける。みんなが使った後の休憩室のテーブルを黙々と拭く姿も見た。だが上司に臆せず直言するので会社か ら煙たがられ、ベテランでも時給が高いリーダー役はまわってこない。丸井さんは「会社にいいように使われている」と気になっていた。

 ●会社という「共通敵」

 親しくなるきっかけは2年前のある事件だ。ある時、丸井さんの時給が100円上がった。ところが上がらない同僚もいて、職場は「時給アップ組」と「据え 置き組」に二分された。会社から納得のいく説明はなく、職場に険悪な雰囲気が漂い始めた。

 「同じ仕事をして給料が違うなんてヘンだ」

 悶々としていた時、見留さんと休憩室で一緒になった。「時給事件」に話が及ぶと、彼女は「自分は上がった」と打ち明け、

 「でも、おかしな話だよね。労基署に相談すべきかな?」

 と言った。

 「この人もやっぱり会社に怒ってたんだ」

 なんだか勇気がわき、丸井さんは一人で労働基準監督署を訪ねた。後で報告すると、見留さんは「私も行くよ」と応じた。会社という「共通の敵」を意識した とたん、2人の距離が縮まった。労基署通いには職場の仲間が一人、また一人と加わり、1年後、会社が労働条件を一方的に変え、怒った契約社員が労働組合を 作るまで続いた。

 「先輩とは年齢も社会経験も違うけど、会社の理不尽さの前ではそんな違いはかわいいもの。心から信頼できる大人って本当に少ないんだもの」(丸井さん)

 派遣や契約社員は正社員のような定期昇給や昇進は望めない。ある日突然、雇い止めになる不安もつきまとう。弱い立場の者同士の結束では、年齢や肩書なん て小さな違いは融解してしまう。

 システム構築会社に勤めるヒロトさん(36)の派遣歴は3年。最初の仕事は大手通信会社のネットワーク構築だった。派遣元は派遣先が依頼した会社の「協 力会社」、つまり違法な「二重派遣」。現場に送り込まれた7人全員がど素人。教育役もおらず、互いに助け合うほかない。毎日、それぞれがやったコマンドを テキストにしてフォルダに入れて教え合った。明日は別の誰かが自分の業務をするかもしれないからだ。

 「むちゃくちゃな現場でも、失敗すればこっちが契約を切られるだけ。自然とチームになった」

 ヒロトさんは派遣をする前の10年間、塾講師をしていた。講座の人気がなければクビになる苛烈な競争社会で、仲間は全員が敵だった。それが一変した。派 遣が置かれた悲惨な状況下では、協力せずには自分の身も守れない。やむにやまれぬ助け合いの精神を知った。

 ●奪い合うパイもない

 都内の通信系企業で働く契約社員の女性(31)は言う。

 「私たちには『出世』という概念がない。一生ヒラだから、奪い合うパイもないんです」

 職場は一部の管理職を除き、9割が契約社員。同僚とは人生の喜怒哀楽を共にしてきた。結婚した時は、同期の男性が入籍する朝にぬいぐるみ付きの祝電をく れた。母親が交通事故に遭った時は、40代の独身の先輩が適切なアドバイスをくれた。みな年齢もばらばらで、一流大学を出て趣味の音楽に生きる人もいれ ば、病気の親を支えている人もいる。

 「ここでは苦労していることがマイナスじゃない。誰もが自然に痛みに寄り添ってくれる。親の病気とか離婚とか、ふつう言いにくいことも素直に話せるんで す」

 最近、会社は契約社員でも社員の推薦があれば「準正社員」になれる制度を作った。契約社員に階層ができれば温かな結束も消えてしまうかもしれない。だが 女性は言う。

 「準正社員は年俸制で、残業代もつかないそうです。厳しい選別をくぐり抜けて必死でめざすゴールがこれでは……。私は、正社員が必ずしも幸せだとは思え ない」

 出世競争も、それに伴う損得勘定もない世界。だからこそ生まれるストレートな共感がある。

 フリーカメラマンをめざすダイチさん(30)にとって、「人生の学校」は愛知県田原市のトヨタ自動車の製造工場だった。

 大学時代はアルバイトとアジア貧乏旅行を繰り返した。中国に語学留学もした。就職氷河期の中、やっと就職した調査会社での単調な仕事と、往復4時間の通 勤時間で軽いうつになり、半年で辞めてしまう。実家で静養しながら「写真家になりたい」という思いを募らせ、写真学校の学費を稼ぐために半年の期間工に応 募した。「また病気になったらどうしよう」と不安だったが、これが人生の再出発だ、と気合を入れた。

 そこで2歳下の大阪府出身の男性と知り合った。自称「元ヤンキー」の彼は派遣会社から送り込まれた派遣工だった。トヨタの直接雇用のダイチさんと比べ時 給は低く、社員寮にも入れない。制服も一人だけ派遣会社支給のものだった。体格がいいため、きつい作業を2工程も担当していた。

 「すべてにおいて自分より条件が悪かったけれど、一度も愚痴を聞いたことはなかった」

 ●自分しか立て直せない

 一緒に鍋を囲み、時には寮に泊めてやった。元ヤンキーは、愚痴の代わりに夢を語った。

 「東京で働くんや。金を貯めて、一つでも多く資格をとるんや」

 年下なのに他人に頼らずに生きる姿勢が大人に見えた。両親に対し、心の底で「少しくらい支援してくれよ」と不満を抱いていた自分が恥ずかしくなった。

 「働けばいいんだ。自分の人生は自分しか立て直せない」

 いつの間にかうつのことなど忘れていた。半年後、ダイチさんは写真学校に入学。彼はクレーン運転士や大型2種の免許をとって東京でバスの運転手になっ た。

 派遣や契約で働く非正社員が月に1回集まる情報交換の場「ハローユニオン」。7月の金曜夜、10人ほどが机を囲んだ。金融機関で働く30代半ばの派遣社 員が苦しげにつぶやいた。

 「正社員採用、3社受けてぜんぶ書類で落とされた。社会に必要とされてないのかも……」

 派遣歴15年のミカさん(52)が明るく、でも強い口調で口を挟んだ。

 「履歴書の書き方に工夫が必要なんじゃないかな。新宿のハローワークに親切な職員がいる。私はその人のアドバイスで、書類選考は必ず通るようになったわ よ」

 会では最初に簡単な自己紹介をするが、本人が話さない限り、立ち入っては聞かない。出入り自由だから顔ぶれも毎月違う。それでも毎回、1時間もすれば不 思議な連帯感が生まれる。ミカさんは5年ほど前からの常連だ。

 「落ち込むのはわかる。でも自分で自分を見捨てたら最後よ」

 ミカさんは勤め先の事業閉鎖をきっかけに37歳で派遣に転じ、10社以上で働いた。専門は貿易事務。知識と経験は人一倍あるが時給は15年でむしろ下 がった。

 派遣になりたての頃、勤務先に50歳の派遣の役員秘書がいた。「50にもなって派遣?」

 ●職場を超えたつながり

 ミカさんは内心驚いた。気さくで親切な人で、ミカさんが会社を変わった後も何度か「会おう」と電話があったが、就職活動がうまくいかず落ち込んでいたミ カさんはそのたびに断っていた。数カ月後、やっと仕事が見つかり、ミカさんから電話してみた。よく似た声の女性が電話に出た。

 「姉はがんの末期だとわかって青森の実家に帰りました。私は荷物の整理に来ていたところです」

 すべて初めて聞くことだった。お互いの郷里も知らなかった。電話があった時、会いに行かなかったことを猛烈に悔やんだ。あの「後悔」があるから、悩んで いる派遣社員を見ると放っておけない。

 「派遣は本来、とても孤独です。派遣同士でも、会社が違えば待遇面の話はできない。だからこそ、私は職場を超えた派遣同士のつながりを大事にしたいんで す」

 (文中カタカナ名は仮名です)

 (編集局 後藤絵里)
 

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◆山形映画祭で「遭難フリーター」を上映
 http://www.labornetjp.org/news/2007/1191468443262staff01
*VIDEO ACT!メーリングリストより

ビデオアクトの土屋です。

明日、4日から山形国際ドキュメンタリー映画祭が始まりますが、その中の
「ニュー・ドックス・ジャパン」というプログラムで、私の初プロデュース
作品『遭難フリーター』が上映されます!

監督は、弱冠24歳の岩淵弘樹クンで、キャノンの工場で派遣労働者として
働く自分自身の一年間を綴っています。

山形に行かれる方がいらっしゃいましたら、是非、御覧下さい!

P.S.
ビデオアクト上映会でも上映しましたが、それよりも尺が10分延びて、更
にバージョンアップしています。
--------------------------------------------------------------
『遭難フリーター』
DV-CAM/カラー/67分/日本
監督 : 岩淵 弘樹
プロデューサー : 土屋 豊
アドバイザー : 雨宮処凛

派遣・請負大手の日研総業からキャノンに派遣されるフリーター・岩淵弘樹。
平日は工場でプリンタのインクにフタをつけ、週末は東京で日雇い派遣の日々。
こんな生活に出口はあるのか、そう呟きながら彼は自分自身にカメラを向け続け
る。フリーターの権利を求めるデモに参加し、「不幸な派遣労働者」として全国
放送のテレビに出演。「あなたは奴隷なんだよ!」と罵られ、拾った自転車で東
京を疾走する。生きることに遭難した彼の出口は、どこかにあるのか?

●10月5日(金)13:30〜/フォーラム5
●10月8日(月)21:30〜/ミューズ1

http://www.yidff.jp/2007/program/07p9.html
 

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◆「(ニッポン人脈記)手をつなげ、ガンバロー:2 派遣をばかにするな」
(朝日新聞 2007年10月2日)
 昨年春、東京・八王子の公園で、日野自動車の工場で働く人たちのお花見が開かれた。
 派遣社員の池田一慶(いけだいっけい)(27)も楽しく飲んでいると、30歳ぐらいの正社員が話しかけてきた。
 「その年で派遣か? 人生終わってるな」
 池田は「派遣をばかにするな」と悔しかったが、酒の席なので何もいわずにいた。
 すると、寮が同室の和田義光(わだよしみつ)(42)が怒鳴りつけてくれた。
 池田はその1年前、メーカーに人材を派遣する「日研総業」から、日野に送り込まれていた。
 2浪して大学に入り、教職をとったが、教員試験に落ちた。「ブラブラしているより、人生勉強しよう」と、日研に登録した。月収31万円が可能、というふ れこみが魅力だった。ギア部品の加工。汗と油にまみれながら鉄を削る仕事は、おもしろかった。
 新潟生まれの和田は、地元でトラックの運転手をしていたが、業者が増えて仕事が減ってしまった。35歳をこえていたので、次の仕事が見つからず、新潟で あった日研の説明会に参加し、「手取り20万円以上なら」と東京に。家族は新潟に残した。
 お花見をきっかけに、池田と和田は、派遣の待遇のおかしさを話し合うようになった。
 たとえば、寮のこと。3人あたり3DKの部屋が与えられ、ふすまで仕切られた6畳間がそれぞれの個室になっている。
 ある朝、夜勤あけの池田は、個室で寝ていたら、ふすまの外で変な音がする。「みんな勤務のはずなのに?」。ふすまをあけた。日研の正社員がいたので、 びっくりした。正社員は玄関のカギをもっていて、断りなしに出入りしていた。「派遣にプライバシーはないのか」
 どんなにがんばっても、手取りは月16万〜18万円だった。「『31万円可能』『手取り20万円以上』なんてうそじゃないか」
 2人は労組「日研総業ユニオン」を立ち上げた。日研との交渉はすんなり進み、寮のふすまへのカギつけ、時給引き上げなどを勝ち取った。
 2人は8月末、契約終了で日野自動車を去った。次も派遣で働くつもり。派遣で働くみんなの待遇をよくしたい、と思っている。
    *
 池田と和田は、工場や建設現場で働く人たちが情報交換する「ガテン系連帯」も立ち上げた。ガテンは、リクルートが技能労働者、職人らのための就職情報誌 につけた造語である。
 昭和女子大教授の木下武男(きのしたたけお)(62)が「連帯」に加わる。労働社会学が専門。55歳まで非常勤講師だったので、安定しない職場で働く池 田たちの話が身にしみた。
 木下はいう。「立ち上がった池田君たち若者の小さな芽を摘んでしまうと、19世紀の暗黒時代に戻る」。産業革命のころ、豊かな人と貧しい人とは極端に二 分化していた。それから百数十年たった現代、日本には「今ぐらいの格差は当然」と発言する財界首脳がいる。木下は危機感をつのらせる。
    *
 企業社会をテーマにした勉強会で木下といっしょだった河添誠(かわぞえまこと)(42)は、2年前から、東京の労組「首都圏青年ユニオン」に専従する。 組合員は約300人で、10〜40代の正社員、フリーターなどいろいろ。河添は、ひとりひとりの問題を団体交渉にして、解決する仕切り役である。
 東京農工大の大学院生時代、病院の夜間受付のアルバイトでの仕事が減らされそうになり、労組をつくった。それをきっかけに労働運動に目覚め、大学の非常 勤講師などをしてきた。
 「もう来なくていい、と突然いわれた」などと組合員がかけ込んでくると、河添は相手に連絡し、団交の日時や場所を決める。そして、集合日時と場所を全組 合員に一斉メール。5〜10人が集まる。円陣を組んで打ち合わせ、いっしょに、いざ交渉へ。
 相手は飲食店の店主だったり会社の経営者だったり。違法行為が多く、冷静に話し合って勝つ。
 「団交でつかみ合いのけんかをすると思っていた、なんて組合員もいる。若者たちに実地に勉強してもらっています」(鶴見知子)

 ■人をめぐる物語をお寄せください。電子メールはjinmyaku@asahi.comへ。

 【写真説明】
腕を組む池田一慶さん。右端が和田義光さん。日野自動車の工場前で
河添誠さん
 

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◆「(ニッポン人脈記)手をつなげ、ガンバロー:1 デモで叫ぶ「生きさせろ」」
(朝日新聞 2007年10月1日)
 4月末、東京・新宿。派手な音楽を流しながら、ヒーローや着ぐるみなど目立つ格好の人たちがデモする。沿道からも次々に加わり、400人以上になった。
 「自由と生存のメーデー07」。フリーター、派遣、契約社員……働き方はいろいろあれど、生きていくのさえ難しい。過労死寸前の正社員もいる。生存させ ろ、と要求する行進である。
 「(首相の)安倍は1人で再チャレンジしろ」
 こんなデモコールを叫んだのは、作家の雨宮処凛(あまみやかりん)(32)。「生存権」が脅かされる問題がおこれば、首をつっこむ。最近では、日雇い派 遣の天引きをしていたグッドウィルへの集団訴訟に立ち会った。北九州市の餓死事件で、生活保護を辞退させた福祉事務所長の告発人に名を連ねた。
 雨宮は、ずっと「生きづらさ」を抱えてきた。
 アトピーでいじめられ、つらくて手首を切るようになった。美大受験に失敗、フリーターに。飲食店などでの仕事は、簡単にクビになり、人手が足りなくなる と呼び戻された。「私はただの調整弁」。生活不安からまた自傷した。
 21歳の時、「自殺未遂」をテーマにした集まりを企画し、語り合った。その後、10年間で、出会った数十人もが自死した。多くが、生計に不安を抱えてい た。
 大卒の弟は、大手家電店で念願の正社員になった。朝・夕食抜きで連日17時間の勤務。ガリガリになった弟をみて、雨宮はナチスの強制収容所を連想した。 説得して辞めさせた。
 25歳で自伝を書き、作家に。「作家はフリーターより不安定かもしれない。書けなければ終わりなんだから」
 なんで生きづらいの? 答えがみつからなかった。昨年4月、たまたまネットで「自由と生存のメーデー06」の案内文に行きついた。読むと、「プレカリ アート」という言葉があった。不安定さを強いられたプロレタリアート(労働者階級)のこと。イタリア生まれの造語である。
 この7文字が気になって参加した。デモの前の集会で、社会学者の入江公康(いりえきみやす)(39)の話を聞いた。
 自由の名のもと、企業に便利な規制緩和が進み、仕事が不安定になったこと。多くの若者が「負ける」構造にあること。
 そんな入江の指摘に、雨宮は目覚めた。「社会が悪いんだ」。猛勉強した。フリーターや過労自殺者の遺族らに話を聞き、今春「生きさせろ!」(太田出版) を出した。その書き出しを引用しよう。
 我々は反撃を開始する。若者を低賃金で使い捨て、それによって利益を上げながら若者をバッシングするすべての者に対して。
 雨宮は呼びかける。
 「働く誰もがプレカリアートだと思う。大同団結を!」
   *
 雨宮が「声をあげた当事者のシンボル」というのが吉岡力(よしおかつとむ)(33)。05年、大阪の松下プラズマディスプレイ社で派遣として働き、偽装 請負を労働局に告発した。
 吉岡は04年、鉛を使う工程で正社員2人と働いていた。急に2人とも作業からはずれた。健康診断で血中の鉛の数値が危険、とされたから。派遣に健診はな く、吉岡はそのまま。「ひどい」と思ったが作業を続けるしかなかった。
 父親の急死で欠勤すると時給を100円下げられた。休日も働いているのに、時給の安い別の請負会社への移籍を迫られた。待遇への疑問が募っていった。
 告発後、松下に5カ月の期限付きで雇われたが、ほかの従業員から隔離された。期限切れで退社した吉岡は、松下の雇用責任を問う裁判を闘う。
   *
 フリーター全般労組の執行委員、清水直子(しみずなおこ)(34)は、冒頭の「メーデー07」で、マイクを雨宮と共に握った。フリーライターで、昨年8 月、労組に入った。
 まもなく、メード姿のコスプレで東京の街頭に立ち始めた。過労死寸前になる猫の会社員が、自己責任だと突き放されるという紙芝居を、仲間らと盛り上げ、 「残業代ゼロ」と書いたビラをまいた。
 訴えは国会に届く。雇う側が労働時間を管理せず、残業が野放しになりかねない「エグゼンプション」法案は、提出が見送られた。「やればできるかも、と希 望をもった。でも油断はできない」
 ふつうに働くことが難しい。こんな世の中を何とかしたい、と闘う人たちを追う。(このシリーズは鶴見知子が担当します。本文中は敬称略)

 ■人をめぐる物語をお寄せください。電子メールはjinmyaku@asahi.comへ。

 【写真説明】
吉岡力さん
▲清水直子さん
▲雨宮処凛さん(右)
 

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◆NPO法人POSSEです。以下のようなイベントを10月7日に開催します。

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 NPO POSSE presents
      Job's サプリ@Cafe 特別編
       メンヘル×労災申請サポート
           10/7(日)15:00〜
       @esCafe/Dining(エスカフェ・ダイニング)
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「法律が守られる社会を!」
そんなスタッフの思いから始まった、LAW!DO!キャンペーン。その第二弾企画が、今回の「メンヘル×労災申請サポート」です。

「法制度を知っているだけじゃなく、積極的に使っていこう!」毎月やっているJob’sサプリを、今回は特別編でお送りします。テーマは、「職場のメンタ ルヘルスと労災申請」。労働弁護団の雪竹奈緒弁護士をゲストに迎えます。


働きすぎ、きついノルマ、セクハラ、パワハラ…。
何かとストレスの多い最近の職場です。
メンヘルで苦しんでいる同僚を、治療に専念させてあげることができる。
身近な人がうつ病で入院・退職したとき、治療費や生活費を給付させることができる。
誰にも関係する「いざ」に備えて、労災申請のノウハウを身につけてみませんか?
いざというとき同僚や友人をサポートできるのは、あなたの知識かもしれません。

うつ病でも労災が給付されるのは、知っている人も多いのでは。
じゃあ、具体的にどうすれば申請できるの?
弁護士の方と同じ目線でおしゃべりできるカフェイベント形式のJob’s サプリなら、どんなことでも気軽に質問できちゃいます。
POSSE労働相談班のスタッフも、皆さんの疑問にお答えします。
労災申請が自分ひとりでもできるようになるイベントです。

予約は一切要りません!
参加費は1ドリンク付で500円。
お洒落なカフェにコーヒーでも飲みがてら、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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サポーター募集!
 POSSEでは、労災申請サポートチームのスタッフを大募集しています。
法律や労災制度に興味がある、身近に職場のメンヘルで苦しんでいる人がいる、過去に職場のメンヘルで苦しんだ経験がある、…などなど、少しでも関心がある 人は下記の連絡先までご一報ください。
E-mail:posse-npo@hotmail.co.jp
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【日時】10/7(日)15時〜(開場14時半)
【会場】esCafe/Dining エスカフェ/ダイニング
   (京王井の頭線・小田急線下北沢駅西口より徒歩5分)
 ・住所:世田谷区北沢2-27-1ヒルウエストクオトランド1F /TEL:03-5452-0508(当日のみの連絡先です)
 ・行き方:下北沢駅西口の出口を出て右折し、踏切と交差した道路をローソンと逆方向に歩きます。左側にあるセブンイレブンを過ぎてすぐ、城南予備校(2 階)・HAIR MAKE Ash(1階)がある建物の角を右折。30秒ほど歩くと左側にあります。

【ゲスト】雪竹奈緒(ゆきたけ・なお)弁護士
    (第二東京弁護士会所属、労働弁護団所属。)

【参加費】¥500(1ドリンク付き)。

※カフェにはDJ機材も整っており、セミナー中音楽をかけます。かけてほしいCDを持ってきてもらえれば、リクエストに答える予定です。

※当日参加できない方でも、質問やご意見がありましたらこちらまで。
E-mail:posse-npo@hotmail.co.jp
イベントでご紹介して、終了後にWEB上で報告いたします。

※この事業は(福)世田谷区社会福祉協議会の地域福祉活動団体助成対象事業です。

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POSSEって何?
私たちPOSSEは、フリーターや学生など若者によるNPOです。
下北沢に事務所を置いて、若者の「働くこと」に関する問題に取り組むとともに、若者が集まり交流し学ぶ場をつくります。
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NPO法人POSSE
所在地:東京都世田谷区代沢5-32-5シェルボ下北沢301号
TEL: 03-5779-1890/03-5779-1892(女性専用)
FAX:03-5779-1891
E-mail:posse-npo@hotmail.co.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
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◆滋賀青年ユニオン:非正規社員ら個人加盟の労組結成−−草津 /滋賀
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071001-00000145-mailo-l25

10月1日13時1分配信 毎日新聞

 派遣社員やパートなど不安定な雇用形態で働く若者を支援しようと、個人加盟できる労働組合「滋賀青年ユニオン」の結成大会が30日、草津市内で開かれ、 約25人が参加した。
 東京都で00年、「首都圏青年ユニオン」を結成。その後、全国に広がり、現在は静岡や三重、兵庫など約10都県にあるという。
 滋賀青年ユニオンは36歳までが対象で、フリーターや派遣・請負社員、正社員のほか、失業中の人も加入できる。労働基準法や労働組合法などの勉強会も開 き、労働相談で違法状態が発覚すれば、団体交渉や労働局への是正申告もする。
 大会では、「異常な職場環境や違法な実態を解決するため、青年が団結して運動する場が青年ユニオンです」などとする呼び掛け文が読み上げられ、結束を確 認した。
 委員長に就任した高橋真直(まさなお)さん(33)は、取材に対し「みんなが集まれば、何かができる。『普通の生活を取り戻したい』との思いを共有でき た」などと話した。【蒔田備憲】

10月1日朝刊
 

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◆「労組つくって「いい感じ」 キャンペーン始動、非正社員ら成果を映像で紹介」
(朝日新聞 2007年9月30日)
 「対貧困」の切り札に労働組合(ユニオン)をつくろう、と労働問題に取り組む映像ジャーナリストらが今月、「ユニオンYes! キャンペーン」を始め た。労組の組織率は2割を切るが、最近は非正社員らでつくる労組の活躍が目立ち、若者に再評価の兆しも出てきた。そんな活動をネット映像で紹介するなど、 多様なメディアを通じて働き手の支え合いを広げようとしている。(編集委員・竹信三恵子)

 「ユニオンってどんな感じ? う〜ん、いい感じ、かな」。郵便局の非正職員労組の若者の発言に笑いが起きた。今月18日、東京・中野で開かれたキャン ペーンのスタート集会で、多様な職場の20〜30代が「ユニオン体験」を語った=表。
 いまや、女性や24歳以下の若者のほぼ半数が、企業別労組に入るのは難しい非正規労働者。その受け皿が、個人で加入できるネットワーク型のユニオンだ。 今年は、これらのユニオンが初の「ワーキングプア春闘」に取り組み、時給引き上げなどの成果もあげた。
 そんな実像を伝えようと、土屋トカチさん(36)ら映像ジャーナリストがキャンペーンを提案。製造業非正社員の労組「ガテン系連帯」や首都圏青年ユニオ ン、女性ユニオン東京などが参加した。
 目玉は、労組の活動を紹介する映像を公募し、サイトで公開する「ユニオン・チューブ」だ。米国の動画サイト「ユー・チューブ」を参考に18日スタート。 ネットカフェで寝泊まりする人にもアクセスしやすくする狙いだ。すでに、紳士服のコナカやグッドウィルで労組をつくった若者らの映像約20本が流されてい る。
 公募で選んだキャッチコピー「希望は、ユニオン。」のポスターのコンテストも、美術学校の学生らに呼びかけて開く。11月には街頭労働相談も行う。
 事務局長の土屋さんは元フリーターで、解雇撤回交渉も経験した。「ワーキングプアは、当事者が労組を通じて声を上げたことで表面化した。報道では悲惨さ ばかり強調されるが、労組が解決のカギになりうることも知ってほしい」と話す。
 ユニオン・チューブのURLはhttp://video.labornetjp.org/

 ◆深夜手当出させた/労災認定国に要請
 旅行添乗員の労組を立ち上げた派遣の女性組合員(38) 深夜まで働いても日当は同じ。正社員と同じ仕事で年収は約230万円。雇用保険もない。高校生 に添乗員になりたいと相談され「やめた方がいい」としか言えなかった。これではダメだと労組を結成、一部の会社に深夜手当を出させた。労組には偏見があっ たが作ってよかった。
 郵便局の非正規職員「ゆうメイト」の男性(31) 班長に休みや配置で不満を言うと「課長に言え」。課長にいうと「班長に」。非正規の要求はたらい回し にされた。組合で交渉し、やっと耳を傾けてもらえた。
 首都圏青年ユニオンの山田真吾さん(24) ある20代の男性美容師は正社員だが、朝10時から夜11時までビラを配り続け、腰を痛めた。労災認定され ず、ユニオンに入って厚労省に要請、「死ななきゃ労災はおりないのか」と怒りをぶつけた。ユニオンで職場のつらさを共有できたという若者は多い。

 ●個人守る労組、定着への試み
 木下武男・昭和女子大教授(労働組合論)の話 昨年は、戦後の労働運動にとって画期的な年だった。企業別労組の年功賃金から外されてきた若者や女性ら、 真に支えが必要な人を組織する動きが相次いだ。労組は本来、弱い立場の個人が身を守るためのもの。「ユニオンYes!」は、欧米では当たり前のこうした労 組を日本に根づかせる試みとして、意味が大きい。

 ◎「オチビサン」は毎週日曜日に掲載します

 【写真説明】
「ユニオンYes!」のスタート集会で「ユニオンに入ろう」と語りかける労組の若者たち=18日、東京都中野区で
 

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◆パート・派遣…「非正規」を救え! 青年ユニオン結成へ 30日、草津で大会/滋賀県
(朝日新聞 2007年9月7日)
 低賃金にあえぎ、「ワーキングプア」と呼ばれる若年層が広がっている。知識不足や立場の弱さから不当な労働条件を強いられている県内の若者を助けよう と、個人で加入できる労働組合「滋賀青年ユニオン」が30日、結成される。「もう泣き寝入りはしない」が合言葉だ。
 「青年ユニオン」はパート、アルバイト、派遣、契約社員などどんな形態で働いていても入れる労組。00年に「首都圏青年ユニオン」が東京都にできて以 来、都市部を中心に設立が進む。
 「突然、解雇された」「残業代が出ない」「派遣社員だから労災申請ができないと言われた」など、違法な職場実態を解決する手助けをする。35歳までが対 象で、すでに加入を受け付けている。
 総務省の統計によると、県内の全労働者のうちパートやアルバイトなど「非正規」の形態で働く人の割合は97年に24%だったのが、02年には30%に増 えているという。
 結成準備会の事務局を務める滋賀自治労連の松本利寛委員長は「滋賀県は第2次産業従事者の割合が高く、違法な偽装請負の形で働かされている人も相当いる と思う。泣き寝入りせず、自らの権利を行使できるよう、職場を超えて一緒に活動したい」と話す。
 結成大会は30日午後2時〜4時半、草津市西大路町の市立まちづくりセンターで。問い合わせは滋賀自治労連(077・527・5511)へ。
 

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◆お知らせ /群馬県
朝日新聞 2007年9月1日
 雨宮処凜さん24日講演 ワーキングプアや格差社会の中で苦しむ若者の問題などについて著作のある作家の雨宮処凜(かりん)さんが9月24日に、前橋市 の群馬県民会館でトークライブを開く。「不安定な雇用を強いられた人々」を意味する「プレカリアート」に着目して執筆した「生きさせろ!」という本と同タ イトルのテーマで話す予定。
 午後2時から始まり、入場は無料。問い合わせは、講演会の実行委を務める群馬合同労働組合書記長の清水彰二さん(090・9016・0272)へ。
 

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◆(時時刻刻)派遣天引き「全額返せ」 労働者26人、グッドウィルを提訴
朝日新聞 2007年8月24日
 日雇い派遣大手グッドウィル(東京都港区)が給料から不透明な天引きをしていた問題で、派遣労働者でつくるグッドウィルユニオンの組合員26人が23 日、過去の天引き分の全額返還を求める集団訴訟を東京地裁に起こした。「ピンハネはやめろ」「おれたちをモノ扱いするな」。派遣スタッフの怒りは、国や社 会を動かす一歩になるのか。(清川卓史、多田敏男)

 ●「200円の重み、考えて」
 「収入の低い人間にとって、1回200円(の天引き)がどれほど大きいか、考えてほしい」
 厚生労働省で23日開かれた記者会見。原告で唯一、実名を公表している藤野雅己さん(38)は、グッドウィル・グループの折口雅博会長に対する気持ちを 訴えた。
 原告26人の請求総額は455万4600円。1人あたりの最高額は、10年間で2千回以上天引きされたスタッフの40万3400円だった。第2次提訴の 準備も進めており、大阪など全国100人以上から参加希望の声が出ているという。
 グッドウィルは今年4月まで、派遣1回あたり200円を、「データ装備費」としてケガや物損事故の保険料などの名目で天引きしていた。会社側は天引きは 任意だったと説明する。
 だが、ある元支店長(37)は「任意と説明したことは一度もない。100%徴収するよう会社から指示されていた」。第2次提訴に参加予定の女性スタッフ (44)は「天引きの理由を尋ねると『納得できないなら、給料はお支払いできません』と突き放される。みな生活が苦しくて苦情も言えない」と憤る。
 同社の支店長会議用の内部資料には、データ装備費は「粗利率に直すと1・4%ほどのインパクトがある」などと記されていた。天引き分が会社の利益として 扱われていたことをうかがわせる。
 同社は6月、未払い賃金の請求権の時効期間を理由に、過去2年分に限って天引き分を返還すると発表。ユニオンは過去分全額を返すよう求めたが、会社側は 拒否した。同社は「訴状が届いていないのでコメントは控える」などとしている。

 ●急に派遣中止、補償なし
 グッドウィルユニオンの関根秀一郎書記長は「問題は『天引き』だけではない。劣悪な労働条件を変えようと、ワーキングプアの逆襲が始まった」と語気を強 める。
 不満が多いのが「直前キャンセル」だ。前日に支店に仕事を確認し、労働条件を通知するメールが届いても、深夜や当日朝に突然、仕事がキャンセルになる ケースが相当数ある。ところがスタッフへの補償がない。
 ある女性スタッフ(31)は「当日朝、電車で現場に向かう途中でキャンセルの連絡があった。補償も交通費も出なかった」と怒りを隠さない。
 仕事の確認後、スタッフからキャンセルや欠勤をした場合は、次の仕事の給料から千円が減給されるという。別のスタッフは「会社がキャンセルしても補償な し、スタッフはペナルティー。どう考えてもおかしい」。
 原告代理人で日本労働弁護団の棗(なつめ)一郎弁護士は「使用者の都合による一方的なキャンセルは労働契約の不履行にあたる。労働者は休業補償や賃金全 額を請求できる」と指摘する。
 キャンセルについてグッドウィルは「可能な限り代替業務を紹介することでスタッフの了解をいただいている」という。
 ほかにも、集合時間から作業開始時間までの賃金が払われない▽備品を強制的に買わされた▽危険な現場で作業させられた、などと不満と不安の声が渦巻く= 表。
 グッドウィルユニオンは9月から、6月に続いて2度目となる労働基準監督署への一斉申告行動をスタートさせる。

 ◇容姿選別・違法派遣…問われる業界構造
 日雇い派遣業界は、労働者派遣法の規制緩和を追い風に急成長した。99年、専門性の高い仕事以外でも派遣が原則自由化されると、就職氷河期の若者らが流 入。幅広い業種に一気に広がった。
 95年の設立当時、1800人だったグッドウィルの登録スタッフは今年7月末で約278万人。1日の派遣数は3万人近いとみられる。取引先は6万5千社 超。繁忙期だけ人手を確保でき、企業には「ありがたい存在」(大手運送会社)だ。
 一方で社会的批判を受ける問題も次々と浮上した。グッドウィルと並ぶ大手のフルキャスト・グループでは昨年、スタッフの体形などの情報を「太め」などと 保存していたことが発覚。「商品扱いだ」と批判され削除した。グッドウィルも昨年、都内の支店で配った求人情報の備考欄に「容姿端麗で9号以下の服が入る 方」と記述。労組の指摘で是正した。
 禁じられた業務への違法派遣も相次ぐ。厚労省は、フルキャストが港湾業務に違法派遣をしたとして、全事業所に8月10日から1カ月の事業停止命令を出し た。グッドウィルも7月、港湾業務への派遣がわかり、同省が調査をしている。
 龍谷大学の脇田滋教授は「『日雇い』は労働者と雇用主に圧倒的な力の差があり、中間搾取が横行する『労働法のない世界』を構造的に生み出す」と指摘。 99年時点に戻り、対象業務の限定を検討すべきだと主張する。
 連合も、日雇い派遣に象徴される登録型の「一般派遣」は労働力の商品化を進めるとして、原則禁止も視野に規制強化を求める検討を始めた。

 ◆債務超過に陥る恐れも 市場関係者指摘
 グッドウィルがすでに返還を表明している過去2年分の天引きは、対象者80万人、総額37億円に上る。過去分全額の返還が認められれば、総額100億円 以上に膨らむとの見方もある。同社の06年6月期の売上高は1075億円だ。
 親会社グッドウィル・グループ(GWG)は、介護事業子会社「コムスン」の売却問題も抱える。コムスンの評価損もあって、GWGの07年6月期連結業績 予想は300億円の当期赤字見通し。天引き分返還に伴う損失も加わり、業績予想は下方修正を迫られそうだ。決算発表は31日の予定で債務超過に陥る可能性 も市場関係者から指摘されている。
 ドイツ銀行に新株予約権を割り当てて調達した資金も約113億円と、株価下落で見込みの約160億円に達せず、財務体質に不安も残る。

 ■グッドウィルのスタッフや元社員の証言
 <備品の強制購入>
 ・「持ち物はグッドウィルのTシャツと軍手」などとスタッフに備品購入を指示。買わない人には仕事を手配しなかった(元支店長・35歳)
 ・支店ごとに備品の販売ノルマがあった(元支店長・37歳)
 ・ラバーつき軍手を買わずに事故にあった場合は、労災保険はおりないと言われた(スタッフ・38歳)
 <粗利優先>
 ・30%台後半の粗利を確保するよう会社から指示。大口客だが粗利目標を割り込む仕事は、上司の許可を得て賃金を通常より下げた。スタッフには「イレ ギュラーな仕事なので」と説明(元支店長・35歳)
 <有給休暇>
 ・5年近く働く。有給休暇について質問したら「日雇いだから適用外」と言われた(スタッフ・38歳)
 <仕事内容>
 ・軽トラックの荷台に乗って向かった仕事は、ゴミ焼却炉の周囲に足場を組む作業だった。「ダイオキシンが出るので」と、分厚いマスクと防護服のようなも のを渡された。支店に電話で苦情を訴えても「出来るだけ対応して」と言うだけ(スタッフ・39歳)
 ・夜逃げした住人の部屋明け渡しの現場に行かされた。派遣先の現場責任者は殴る、けるは当たり前で、スタンガンを手に派遣社員を働かせていた(スタッ フ・38歳)

 【写真説明】
グッドウィルを提訴後、厚労省前で抗議行動をする組合員ら=23日午後、東京・霞が関で、武田剛撮影
 

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◆NPO・NGO マリオン
朝日新聞 2007年8月23日
(…)
 ◆労働法セミナー
 25日[土][後]3時、東京都世田谷区北沢2丁目のエスカフェ/ダイニング(下北沢駅)。弁護士の圷(あくつ)由美子さんが、労働法の基礎知識や、労 災、解雇をめぐるトラブルなどに直面したときの適切な対処の仕方を話す。参加者の具体的な質問にも答える。500円(1ドリンク付き)。当日、直接会場 へ。電話POSSE(03・5779・1890)。
 

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◆フルキャスト問題、日雇い派遣の若者は――根強い「正社員ノー」。
 日本経済新聞 夕刊

不安定な立場、自覚も
 派遣会社から携帯電話やメールを通じ、日々仕事を紹介される日雇い派遣。景気が回復した今も、二十―三十代男女の働き方の一つとして定着している。今 月、大手のフルキャスト(東京・渋谷)が禁止業務への派遣で一―二カ月の事業停止命令を受け、業界の法令順守姿勢に赤信号がついた。それでも仕事への責任 を最小限にしたいと考え、自ら日雇い派遣を選ぶ若者は多い。
 午後二時、東京都千代田区のある現場で早朝からの引っ越し作業が終わった。「お疲れさまです」。日雇い派遣で働く小木有二さん(仮名、31)はそう言い 残してトラックを降りた。正社員たちは、もう一件作業をこなすため次の現場に向かう。「私の日給は八千五百円。昼過ぎに解放されることもあるが、正社員は そうはいかない。だから日雇い派遣がやめられない」
親の心配かわす
 小木さんは地方の大学を中退し、上京した。「長期の」仕事が見つかるまでの「つなぎ」のつもりが、日雇い派遣で生計を立ててはや五年だ。週六日働き月収 は平均二十万円だが、趣味はテレビを見ることくらいなので十分やっていける。
 九州で飲食店を営む親は、定職につかず結婚しない子どもが気が気ではない。電話のたびに「将来どうするつもり」と問われるが、うやむやにしている。気に 入っているのは日雇い派遣には責任がなく、嫌な職場でもすぐ辞められること。派遣先の正社員に「おい、そこのメガネ」とモノ扱いされても、時間外手当の支 払いが怪しい正社員の方が「待遇はよっぽどひどい」と思っている。「それなら今のままで十分」
新しい労働市場
 小木さんのような若い日雇い派遣労働者が急増している。フルキャストでは二〇〇二年九月末に六十三万人だったスポット派遣(日雇い派遣)への登録スタッ フ数が、〇七年六月末に百八十二万人と約三倍に増えた。大部分が二十代だ。
 背景には〇四年の改正労働者派遣法の施行がある。それまで派遣対象業務は、専門性がある労働者がこなす一群の業務に限られていたが、同改正で港湾運送、 建設、警備業務を除いて派遣業務が原則的に自由化された。時間当たりコストがパートより高くなったとしても、雇用調整が楽な労働力市場ができた。
 「その極端なものが日雇い派遣」と派遣ユニオン(東京)の関根秀一郎書記長は指摘する。若者と企業の双方が注目し、派遣会社数も急増した。しかしフル キャストにみられるように、法令順守意識は十分と言い難い面があった。
 フルキャスト問題は日雇い派遣で働く若い世代にどう影響したのだろう? 日雇い派遣歴六年の緒方章二さん(仮名、28)にとっての影響は、今月から二万 円ずつ貯金を始めたこと。「自分の派遣元もどうなるか分からない」と不安になったからだ。
それでも冷笑的
 緒方さんが働くのは主に工事現場。昼勤と夜勤の二通りの勤務をこなし、月収三十万円と正社員の一・五倍はある。「正社員に魅力を感じない」のは小木さん 同様だ。しかし立場の不安定さは自覚している。六年前に比べ賃金は下がり、交通費も減らされた。仕事中に肩を七針縫うケガをしたときは、派遣元から治療費 は出たが休業補償はなく、抜糸前に現場に出た。
 しかし彼の不安の種類は所属会社の将来を憂う正社員のものとは違っている。自分の将来は不安でも、派遣元に対しては「事業停止になってみろという気持ち もある。会社の体質が良くなるかもしれない」と冷笑的でさえある。
 より上の年代になると、事態は深刻なようだ。仕事はいつまでもないからだ。フルキャストに登録している白井康子さん(仮名、38)は「事業停止はきつ い。ひどい会社でも仕事がないよりはまし」と嘆く。最近は月に半分勤務するのがやっと。月収は十万円を切るという。
 東京学芸大学の山田昌弘教授は、こうした働き方について「将来設計を描けないから、今を生きるしかない。三十歳近くなっても、かつての日本人が目指した ような理想的な将来が想像できない。そこで奮起するわけでもなく、競争から降りている」と分析する。
 フリーターの出現以来、若い世代の変質が指摘されてきたが、フルキャスト問題は、彼らの足元の不安定さに初めて光を当てたと言えるだろう。
自主ルール策定、業界団体が検討
 日雇い派遣の受け入れ側は、フルキャスト問題を「一部の違法な運用をした個別企業の問題」とみている。日本通運広報部は「引っ越し作業のピーク時には短 期の派遣労働者らを活用して乗り切るしかない」とする。
 その一方、日本人材派遣協会は会員七百五十九社に禁止業務への派遣がないか改めてチェックを要請する。松田雄一専務理事は「事前に詳細が把握できない業 務への派遣を禁止する」など自主ルール制定も考えていると明かした。
 現状で日雇い派遣で働く人は、雇用保険の日雇労働被保険者の資格がない。二月にフルキャストが適用を申請したが、厚生労働省は「想定外のため、実態調査 が必要」と保留している。
 ご意見、情報をお寄せください。〒100−8065(住所不要)日本経済新聞生活情報部、FAX03−5255−2682、電子メール seikatsu@nex.nikkei.co.jp
【図・写真】日雇い派遣で働く若い世代が要求をまとめる動きも出ている
 

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◆フルキャスト不正派遣、派遣組合、「事業停止は当然」――危険業務、けがも。
 日本経済新聞 夕刊

厚労省、午後に命令
 人材派遣大手のフルキャストが建設など禁止された業種に人材派遣を繰り返していたとして、厚生労働省が三日にも同社の全店舗に事業停止命令を出す方針を 固めた。禁止業種への派遣は業界で横行しているといい、組合関係者からは「命令は当然」との声が上がる。不正派遣の背景となった人材不足に悩む警備業界も 「超えてはならない一線のはず」と自らを戒める。
 派遣労働者のための組合「派遣ユニオン」の関根秀一郎書記長によると、労働者派遣法で禁止されている港湾荷役業務や警備業務への派遣は、業界全体で横 行。人材確保が困難な中、低コストで容易に人材を確保したい受け入れ企業側の事情が働いているとみている。こうした現状を受け、昨年十月、フルキャストで 働く社員や派遣登録する人たちで「フルキャストユニオン」を結成、労働条件の改善を求めて交渉活動を始めたばかりだった。
 関根書記長は「違法に危険な業務に派遣され、けがを負う人も増えている。繰り返し行政から是正を求められていたフルキャストに事業停止命令が出るのは当 然で時間の問題だった」と指摘する。
 フリーターや派遣社員らでつくる労働組合「首都圏青年ユニオン」の河添誠書記長は、「違法性を認識している労働者はまずいないだろう」と指摘する。背景 には日雇い労働者の過酷な生活環境がある。「日々の仕事があるか分からない中で、個々の仕事の危険性を意識する余裕はない」と河添さん。「そもそも単純労 働を派遣業務に取り入れるべきではなかったのでは」と漏らす。
 一方、道路工事現場などに警備員を派遣している警備会社の関係者は「人手の確保は非常に厳しい」と口をそろえる。景気回復で他業種の求人が増え、重労働 の警備員はなり手がいなくなっているためだ。
 東京都内の警備会社の社員は「人手不足はここ数年恒常化している。仕事の量は増えていないが採用希望者は格段に減っている」と明かす。この会社では警備 員はすべて正社員で安全確保のための研修もしている。「派遣労働者を使うのは違法。発覚すれば我々も営業停止などの処分を受ける。超えてはならない一線の はずだ」と話した。

 人材派遣大手のフルキャストの労働者派遣法違反問題で、厚生労働省は三日午後、同社に対し、事業停止命令を出す方針を固めた。全店舗が対象になる見通し で、同社の経営にも影響が出そうだ。
 厚労省の東京労働局は同日、フルキャストの幹部を呼び、正式に事業停止命令を出す。関係者によると、事業停止は、十日から一カ月程度になる見通し。実際 の違法行為の有無で異なるとみられる。
 柳沢伯夫厚生労働相は三日の閣議後会見で「(一般的に)労働者派遣法が雑に扱われている状況が起きており、きちんとした行政処分で是正していく姿勢を 取っている」と述べ、トラブルが多発する派遣業界の現況に懸念を示した。
  ▼労働者派遣法 一九八五年に成立。当初は専門性の高い十三業務に限り、派遣を認めていた。その後、規制緩和が進み、一九九九年には警備業、建設業、港湾 運送業などを除き、原則自由化された。二〇〇四年に改正労働者派遣法が施行され、製造業務などについても派遣が可能になり、一部の業務では、派遣期間の制 限も撤廃された。
 労働者派遣法の改正は職業安定法の改正と同時に行われており、厚生労働省は「厳しい雇用情勢や働き方の多様化に対応するもの」としている。しかし、規制 緩和の陰で雇用環境の劣悪な日雇い労働者の増加などが社会問題化している。
 

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◆(一票のまなざし 07参院選ちば:7)貧困・格差 底辺拡大、若者も増加 /千葉県
(朝日新聞 2007年7月27日)
 JR総武線のガード沿いを、5人の男女が大きなバッグを抱えて歩く。「みそ汁、飲みませんか」。ガード下に張られたテントの中に向かって声をかける。
 市川市のホームレス支援NPO「市川ガンバの会」の夜間見回りだ。金曜日の夜、職員とボランティアの20人ほどが3グループに分かれ、JR市川駅周辺、 本八幡駅周辺、湾岸地区を回る。市内の教会で作ったおにぎり60個、クッキー、インスタントの粉末みそ汁とポット、衣料品、医薬品を持って、午後8時過ぎ に見回りに出た。
 「ガンバの会」は97年、牧師の副田一朗さん(55)が中心となって活動を始めた。ホームレスの巡回訪問や自立のための住居提供などの活動をしている。 年間25〜30人ほどを定住させてきた。
 「景気が良くなったといわれるけど、底辺は拡大するばかり。路上に出てくる若い人が増えた」と副田さんは言う。
 この日、見回りで声をかけたホームレスは約60人。30代は10人ほど、一番若い人は26歳だった。
 ボランティアの一人に市川市の男性(34)がいた。路上生活をしていたが、副田さんに出会って住む家を見つけた。
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 4年前、29歳の6月だった。正社員で店長をしていたファストフード店への出勤途中。駅で乗る車両を間違えた。仕事の疲れからうたた寝し、気づいたら車 窓の外は見慣れぬ風景。乗換駅の品川に戻った時は、出勤時間には間に合わなかった。「もう、どうでもよくなって」。店に欠勤の連絡をし、携帯の電源を切っ た。張りつめていた糸がぷつんと切れた。
 大学生のとき、父親が経営する小さな工場がつぶれた。大学を中退。ファストフード店で正社員として勤めた。その後、別のチェーンに。多いときには月 420時間働き、腰を痛めた。手取り月13万円。寮と店との往復の日々が3年。そして、緊張の糸が切れた。
 品川駅で目についた総武快速・横須賀線で千葉駅へ。駅前の24時間1500円のネットカフェに行き着いた。所持金は1カ月もたなかった。仕事も、見つか らなかった。「家はないし、運転免許もなかったから」
 繁華街を転々とし、コンビニで捨てられる弁当などで食いつなぎ、公園のベンチで寝た。そんな生活が3年続いた。
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 フリーターや派遣社員らでつくる労働組合「首都圏青年ユニオン」(河添誠書記長)が4〜5月、「ネットカフェ暮らしの実態調査」として、千葉を含む19 都道府県のネットカフェ94店舗で長期滞在者の有無を調べたところ、65店舗で長期滞在者がいた。県内でも行徳、津田沼、松戸、新松戸の駅前にあるネット カフェ8店のうち6店で長期滞在者がいた。
 6月、ガンバの会にも、「ネットカフェ難民」から2件の相談が寄せられた。20代の男性は腰を痛め、引っ越し会社の仕事と住む家を失った。「ネットカ フェ暮らしから抜け出したい」という30代の男性は、派遣会社の日給5400円の仕事で食いつないでいた。
 「希望なんて、全部なくしちゃいました」。見回りボランティアに参加していた前出の男性は、「普通に結婚して幸せな人生を送りたい。でも、今の暮らし じゃ、それは無理」。生活保護を受けながら仕事を探す。路上には絶対に戻りたくない。「若者が搾取される今の状況を、どうにかしてほしい」
 「帰る場所がないってことほど、不安なことはない」。ボランティアに参加する別の男性(38)も、ホームレスを経験した。16歳で交通事故に遭い、その 後遺症で意識がなくなることがある。すし店で修業をしていた18歳のとき、包丁を持ったまま倒れ、危険だから、と職を失った。
 10年ほどの路上生活。やはり副田さんとの出会いがきっかけで、2年前にアパートを借りることができた。「私たちのような末端にまで手が届くような政治 を」との思いを、期日前投票の一票に託した。(山野健太郎)

■ワーキングプアと呼ばれる若者の非正規雇用をどうすべきだと思うか
候補者   回答(要約) 
本間進   平等に機会を得るために教育機会拡充が必要。長期的には経済の持続的成長が不可欠。 
石井準一  能力、適正があるのに正規雇用されない人のため、企業への働きかけなどをしていく。 
白須賀貴樹 職業能力開発の充実を図る。人手不足の中小企業などへのマッチングで就職機会を拡大。 
浅野史子  非正規雇用を制限。正規化を義務づける。違法行為を厳罰化し労働者の権利を周知する。 
岩渕美智子 職業訓練、資格取得、就職相談事業を整備拡充。正社員に登用する会社を支援。 
青木和美  自治体発注の公共事業を、若者の正社員比率が高い企業に優先させる制度にする。 
長浜博行  最低賃金の全国平均を千円を目標に引き上げる。きめ細やかな就労支援対策をする。 
加賀谷健  職に就きやすいような環境整備が必要。格差をなくすため同じ仕事では同じ賃金にする。 

 【写真説明】
男性(左端)はホームレスに配るための衣服が入った大きなかばんを抱え、夜間巡回に参加していた=市川市内で
 

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◆20〜30代中心で労組 若者の労働条件訴え 9月結成へ準備進める /山形県
(朝日新聞 2007年7月25日)
 20代から30代を中心とした労働組合「山形青年ユニオン」の結成に向けて、県内の若者たちが準備を進めている。派遣やパート労働者が増え、雇用の不安 定化が進む中で「若い人たちの労働条件を変えたい」と言う。9月の結成を目指す。岩手県でもユニオン結成に向けた動きがあり、東北全体への波及も狙ってい る。
 「青年ユニオン」は1人でも、どんな形で働いていても入れる労組。都市部を中心に全国で結成が進んでいる。
 山形青年ユニオンの中心メンバーは4人で、派遣社員や正社員などだ。現在は、労働相談に答えられるよう労働法を学んでいる。
 結成時の加入者は30人ほどの予定。中心メンバーの一人の男性(27)は歯科技工士をしている正社員。「今の職場を変えたいという思いはないけど、労働 問題が大きくなる中で、何も知らないのは怖いと思った」と話す。
 県統計企画課によると、県内の非正規労働者は増え続けている。97年から02年までの間に、10代の非正規労働者は11・1%から32・9%に増えた。 20歳から24歳では8・3%から26・1%と一気に3倍以上になった。05年の国勢調査でも、15歳から34歳までの年代で、非正規雇用者の割合は前回 00年の調査を上回った。
 00年12月にできた首都圏青年ユニオンも、山形での結成を歓迎する。このユニオンには東京都や神奈川、千葉県を中心に16歳から40代まで300人を 超す組合員がいる。河添誠書記長は「山形は最低賃金が安いなど、地域にはそれぞれ特徴がある。だからこそ、土地に根ざしたユニオンに意味がある」と話して いる。
 

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◆「メッセンジャーの労働組合」(内藤 忍・研究員)
 http://www.jil.go.jp/column/bn/colum079.htm


UP:20071002 REV:随時
◇労働 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/w001.htm
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