HOME > BOOK >

『親子は生きづらいーー“トランスジェンダー”をめぐる家族の物語』

勝又 栄政 20221210 金剛出版,360p.

Tweet
last update:20221221

このHP経由で購入すると寄付されます


■勝又 栄政 20221210 『親子は生きづらいーー“トランスジェンダー”をめぐる家族の物語』,金剛出版,360p. ISBN-10:4772419349 ISBN-13:978-4772419345 3400+ [amazon][kinokuniya] ※ s00

『親子は生きづらいーー“トランスジェンダー”をめぐる家族の物語』表紙イメージ

■内容

紹介

内容説明
女として生まれ育ち、「ふつう」を願い、罪悪感に押しつぶされながら、男になりたいとカミングアウトした、「僕」の物語。急転する子どもの人生にとまどい、憤り、悲しみ、それでも子どもと共に歩むことをあきらめなかった、「母」の物語。トランスジェンダーの医療概念と社会通念の変遷、家族を取り巻く社会構造の変容に翻弄されながら交差する2つの物語は、ついにひとつの結論にたどりつくー

著者略歴

勝又栄政[カツマタテルマサ]
1991年岩手県生まれ。トランスジェンダー男性。旧名は美穂。22歳で改名・乳腺/乳房の切除手術を行う。性別適合手術は受けていないため戸籍上の性別は女性。現在は、就労移行支援員として働く傍ら、宮城教育大学非常勤講師、立命館大学大学院先端総合学術研究科に所属し、研究を行っている。専攻は社会学。「トランスジェンダーの子を持つ親の“経験”と背景」というテーマで、日本の学術振興会特別研究員(2023年度)に採用。今後は人の持つ「受け入れがたさ」の背景について、さらに研究予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

第1部 とまどいの中を生きるーカミングアウトと家族の物語(親へのカミングアウト;誕生と違和感ー幼少期ー中学校時代;反発と孤独ー高校ー大学時代(カミングアウト前)
カミングアウトの明暗ー告白と母の背景
母と子、異文化の咀嚼と変化ー母との対話と終戦
身体の変化と初めて生まれた“夢”ー手術ー大学受験/生き直し)
第2部 長い闇を超えて(22歳から見る未来 30歳から見た過去;男と女のはざまでー境界から見えたもの;心地よさと寄る辺なさとー当事者コミュニティへの帰属と格差;傷つく私・傷つける私ー立場の反転による価値観の瓦解;「わたしは罪人」ー社会での葛藤と劣等感の再燃;暗い闇の中からー他者の関わりと回復への光;違ったままで、でも共にー親子の10年間の結論)

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:今井 浩登
UP:20221221 REV:
性(Gender/Sex) 身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
TOP HOME (http://www.arsvi.com)