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『一九六〇年代のくすり――保健薬、アンプル剤・ドリンク剤、トランキライザー』

松枝 亜希子(まつえだ あきこ) 202203 生活書院,208p.

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last update: 20220520


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松枝 亜希子 202203 『一九六〇年代のくすり――保健薬、アンプル剤・ドリンク剤、トランキライザー』,生活書院,208p. ISBN-10: 4865001379 ISBN-13: 978-4865001372 2500+ [amazon][kinokuniya] ※ d07

■内容

amazonより

「くすり」は、かつて、大々的に宣伝され市販され消費されていた。

この本で言及した医薬品の中には、現在も販売されているものもある。しかし、一九六〇年代当時は製薬企業によって異なる効能効果が宣伝されていた…。この本で言及した医薬品の中には、現在はまったく販売されていなかったり、処方薬としてのみ普及しているものもある…。 現在とは異なる医薬品をめぐる社会的状況およびその変容の経緯を検証し、同時代に顕在化した重篤な薬害の背景や、現在の医薬品をめぐる問題、今後生じる問題の理解・考察へと繋ぐ労作。


■著者紹介

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松枝 亜希子(まつえだ・あきこ)
立命館大学生存学研究所客員協力研究員。2018年、立命館大学大学院先端総合学術研究科修了(博士 学術)。
研究テーマは、一九五〇年代から一九七〇年代における国内の医薬品をめぐる議論の変遷など。


■目次

はじめに

第一章 一九六〇年代七〇年代の医薬品がおかれた社会的状況と本書の目的
 第一節 戦後の薬害の顕在化と薬害批判
  第一項 戦後の医薬品の状況
  第二項 一九六〇年代七〇年代の薬害の顕在化
  第三項 一九六〇年代七〇年代の薬害批判論者
  第四項 一九六〇年代七〇年代の薬害についての社会科学的分析
 第二節 本書の目的および分析した資料と構成
  第一項 本書の目的
  第二項 研究の方法
  第三項 本書の構成

第二章 保健薬ブーム
 第一節 保健薬とはなにか
  第一項 健康を維持獲得する手段としての保健を目的にした医薬品
  第二項 先行研究における保健薬ブームが生じた要因の分析
 第二節 保健薬ブームの実際
  第一項 総合ビタミン剤ブーム――「生きる希望のシンボル」
  第二項 ビタミンB?誘導体
  第三項 強肝剤・肝臓薬ブーム
 第三節 戦後から一九六〇年代にかけての医薬品をめぐる制度
  第一項 当時の薬事法の趣旨と広告の規制
  第二項 保健薬ブームを後押しした販売制度
 第四節 小括

第三章 アンプル剤・ドリンク剤ブーム
 第一節 アンプル剤・ドリンク剤とはなにか
  第一項 先行研究におけるドリンク剤の位置づけ
  第二項 注射を連想させるアンプル剤
  第三項 アンプル剤から派生したドリンク剤
 第二節 アンプル入りかぜ薬による事故の発生と販売への影響
  第一項 アンプル入りかぜ薬による事故への対応
  第二項 アンプル剤事故以降のドリンク剤の販売と販売の規制
  第三節 小括

第四章 精神のビタミン剤――トランキライザー
 第一節 トランキライザーとはなにか
  第一項 Mother's Little Helperの正体
  第二項 トランキライザーの新聞広告
  第三項 新聞・雑誌などでのトランキライザーの紹介
  第四項 服用者の言説――松下幸之助など
 第二節 市販トランキライザーの社会問題化と販売の規制
  第一項 トランキライザーの第一次規制
  第二項 向精神薬規制の国際動向と国内のトランキライザー規制への対応
  第三項 トランキライザーの第二次規制
 第三節 小括

第五章 一九六〇年代七〇年代の歴史的経緯をふまえて
 第一節 厚生省による医薬品の有効性および安全性を確保するための整備
  第一項 一九六〇年代の規制
  第二項 一九七〇年代の規制
 第二節 一九六〇年代七〇年代の医薬品がおかれた社会的状況を検証した今日的意義について

 おわりに

 解題 わからない間、何を考えるか、何をするか 立岩真也

 事項索引
 人名索引
 文献表


■引用



■書評・紹介


■言及





*作成:岩ア 弘泰
UP: 20220310 REV: 0520(安田 智博)
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