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『結核がつくる物語ーー感染と読者の近代』
北川 扶生子 20210127 岩波書店,207p.
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last update:20210901
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■北川 扶生子 20210127 『結核がつくる物語ーー感染と読者の近代』,岩波書店,207p. ISBN-10:4000614487 ISBN-13:978-4000614481 2500+
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■内容
紹介
出版社内容情報
近代最大の感染症、結核は「治療法のない死病」として恐れられてきた。思想統制から戦争に向かう厳しい時代のなかで、患者たちは何を思い、どんな言葉を残したのか。彼らの言葉から何を学ぶことができるのか。結核が国や文化や文学に与えた影響とともに、患者たち個人の療養環境を捉え直し、患者の営みの意味を考える。
内容説明
自己責任論、あふれるデマ、自宅療養…。おびただしい数の「病んでいない者たち」の言説に囲まれながら、患者たちはどのように生きたのか。膨大な資料の間にこぼれ落ちてきた彼ら自身の声を聴く。
著者略歴
北川扶生子[キタガワフキコ]
1966年生まれ。神戸大学大学院文化学研究科単位取得退学、博士(文学)。神戸大学大学院文化学研究科助手、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)日本研究センター客員研究員、鳥取大学地域学部准教授を経て、天理大学文学部教授。専門は日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
■目次
序章 患者って誰のこと?
第1章 病気になるのは誰のせい?ー国家と結核
第2章 空気が変わるときー文化と結核
第3章 患者は特別なひと?ー文学と結核
第4章 病むわたしの日常を綴るー書くことと結核
第5章 確かな情報はどこに?ー患者とメディア
第6章 「病いはわたしを鍛える」ー患者と修養
第7章 発信する、つながる、笑うー患者交流欄のしくみとはたらき
終章 わたしたちのからだは誰のものか
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
今井 浩登
UP:20210901 REV:
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結核
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