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『ルポ「命の選別」――誰が弱者を切り捨てるのか?』

千葉 紀和(ちば のりかず)・上東 麻子(かみひがし あさこ) 20201130 文藝春秋,325p.

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last update: 20201130

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■千葉 紀和・上東 麻子 20201130 『ルポ「命の選別」――誰が弱者を切り捨てるのか?』,文藝春秋,325p. ISBN-10: 4163913041 ISBN-13: 978-4163913049 1700+ [amazon][kinokuniya] ※  eg

■内容

kinokuniyaより

出版社内容情報
本書は毎日新聞のキャンペーン報道「優生社会を問う」をベースに、担当した2人の記者が書き下ろしたものです。旧優生保護法が改正されて四半世紀近くが過ぎましたが、障害者への社会の理解は深まったのでしょうか?障害者を取り巻く環境は改善されたのでしょうか?新型出生前診断(NIPT)が拡大するのを利用した数多のクリニックの「検査ビジネス」は急成長中で、「不安ビジネス」として社会問題化しています。障害者施設が建設される際、いまだに周辺住民の反対運動が、最初の大きな壁となります。そして、実の親による障害児の社会的入院、治療拒否……。障害者入所施設・津久井やまゆり園(相模原市)での大量殺人が世間を震撼させている今日、いまだ弱者が切り捨てられるわが国の現状を検証します。


■目次

第1章 妊婦相手「不安ビジネス」の正体――新型出生前診断拡大の裏側
第2章 障害者拒み「地価が下がる」――施設反対を叫ぶ地域住民
第3章 見捨てられる命――社会的入院、治療拒否される子どもたち
第4章 構図重なる先端技術――ゲノム編集の遺伝子改変どこまで
第5章 「命の線引き」基準を決める議論――受精卵診断の対象拡大
第6章 誰が相模原殺傷事件を生んだのか――人里離れた入所施設
第7章 「優生社会」化の先に――誰もが新たな差別の対象
終 章 なぜ「優生社会」化が進むのか――他人事ではない時代に


■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:岩ア 弘泰
UP: 20201125 REV:
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