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『朝鮮人学校の子どもたちーー戦後在日朝鮮人教育行政の展開』

松下 佳弘 20201020 六花出版,488p.

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last update:20210426

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■松下 佳弘 20201020 『朝鮮人学校の子どもたちーー戦後在日朝鮮人教育行政の展開』,六花出版,488p. ISBN-10:4866171030 ISBN-13:978-4866171036 4000+ [amazon][kinokuniya] ※ e02

■内容

紹介

本書は、一九四五年の敗戦から一九五五年までの時期を対象に、在日朝鮮人の学校教育を規定してきた行政の特徴を、占領軍・日本政府・地方自治体そして朝鮮人団体など様々な主体の認識や交渉過程に即して解明するものである。 日本の植民地支配から脱し「自主的」な教育を求める在日朝鮮人の運動に、「公費」をたてに管理運営や教員人事、教育内容に踏み込もうとする日本政府、そしてそのはざまに置かれた地方行政機関という三者のせめぎ合いを、緻密な論証で明らかにする。 特に京都府・京都市を中心に、東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・兵庫県・岡山県・広島県・山口県の各自治体に残された史資料を発掘し、年代を追って変容する行政の対応を検証した労作!

著者略歴

松下佳弘[マツシタヨシヒロ]
1948年長野県に生まれる。1970年京都市立小学校教員(市立小学校六校と教育委員会に勤務)。2008年京都大学大学院教育学研究科修士課程入学。2010年同修士課程修了(以後、聴講生)。2018年京都大学博士(教育学)取得。現在、(公財)世界人権問題研究センター登録研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

第1部 朝鮮人教育に対する行政措置とその執行(朝鮮人教育施設の開設と行政当局の対応ーー一九四五年九月ー四七年一二月;学校に対する行政措置の枠組みと執行ーー一九四八年一月ー四九年三月;教育費の公費支出をめぐる攻防ーー一九四九年四月ー九月;朝鮮人学校閉鎖措置の法的枠組みーー一九四九年一〇月ー一一月;学校閉鎖措置の執行ーー一九四九年一一月ー一二月)
第2部 一九五〇年代前半における公立学校の朝鮮人教育(公立朝鮮人学校・分校の開設 東京都・兵庫県;四府県における公立朝鮮人分校開設の経緯;愛知県における朝鮮人学校の「完全閉鎖」をめぐる攻防;京都府における公立小学校「朝鮮学級」の開設と京都朝鮮中学の設置認可)
資料篇

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:今井 浩登
UP:20210426 REV:
教育|education/学校 身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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