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『コミュニティの幸福論――助け合うことの社会学』
桜井 政成
20200930 明石書店,352p.
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last update: 20210403
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桜井 政成
20200930 『コミュニティの幸福論――助け合うことの社会学』,明石書店,352p. ISBN-10: 4750350893 ISBN-13: 978-4750350899 2200+
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※ c14. c08
■内容
明石書店HPより
家族や地域、趣味・ボランティアのグループ、SNSやネットゲームといったあらゆるコミュニティを取り上げ、孤独感や幸福との関わりを考える。オンライン授業で満足度が高かった講義内容をもとに、実況中継風の“読みたくなるテキスト”をめざして書きおろし。
■目次
はじめに:本書のねらい
第1章 コミュニティから幸せを考える意味って?
1 「幸せに生きる」ということとコミュニティ――データを読み取る力
2 社会の個人化とコミュニティの幸せ――「概念」という道具
コラム 大学生にとっての「コミュニティ」
第2章 日本人の幸福感
1 天気のいいところに住むべし!?――幸福感の測り方
2 日本人の幸福感――協調的幸福と個人化の影響
3 人との付き合い方が重要?――主観的幸福感に影響する要因
4 人と広く付き合うこと――一般的信頼
コラム お金ではない……としたら何?
第3章 助け合わない日本人?(1)――利他的行動とボランティア
1 助けられない日本人? 助ける機会がない日本人?
2 利他的行動研究の見地から――助けない、ということ
3 日本のボランティア活動の謎――ウチとソト
4 ボランティア参加者のサポートネットワーク
コラム ヒト以外からのソーシャルサポートはあるの?
第4章 助け合わない日本人?(2)――被援助要請とウチ・ソト文化
1 助けを求められない人たち――援助要請行動の難しさ
2 援助を受ける居心地の悪さ――コミュニティのウチとソトでの違い
3 援助を受けることによる被支配の可能性
4 助けを求めない文化的なふるまい――ハビトゥスと階層性
コラム ゼミでの失敗と助けられる・助ける役割の逆転について
第5章 地域コミュニティの幸せ――地元で暮らすということ
1 地域コミュニティは衰退しているのか――コミュニティ喪失論・存続論・解放論
2 コミュニティの解放と地域暮らしの幸福――地元で暮らすということ
3 地元の息苦しさ
4 ソーシャル・キャピタルの負の側面
コラム 大学生と地域への愛着、幸福
第6章 居場所を考える――子供・若者を締め出す地域コミュニティ
1 「居場所」の価値
2 サードプレイス
3 子供の居場所はどこにあるのか――家庭でもなく学校でもなく
4 「子ども食堂」は子供の居場所になり得るか
5 居場所と社会的スティグマ
コラム 中学・高校生の居場所
第7章 インターネットとコミュニティ
1 オンライン・コミュニティの出現――若者はデジタル・ネイティブなのか
2 SNSでのコミュニティは幸せを生むか
3 オンラインゲームの功罪
4 オンラインゲームで性別を入れ替えてプレイすることの意味
5 ネットコミュニティの積極的意義は見出せるか?――オンラインとオフラインの新しい関係
コラム ボードゲームとコミュニティ
第8章 「当事者」とコミュニティ――LGBTを例に
1 LGBTの人たちの「生きづらさ」
2 LGBTコミュニティはどう定義できるのか――その多次元性・流動性
3 カナダ・トロントのLGBTタウンとコミュニティセンターの事例
4 「トウジシャ」とは誰か――「生きづらさ」の普遍性
コラム トロントのプライド・パレード
第9章 「働くこと」を支える――社会的包摂とコミュニティ
1 これからは物の豊かさよりも心の豊かさ?
2 働くことからの「排除」とWISE
3 コミュニティが「働く」を支えるとき――ネットワーク構築と社会的正義
4 シリアス・レジャーとコミュニティでの幸せ
コラム 職場の幸福づくりのためには?
第10章 コミュニティとトラブル、排除
1 コミュニティがこわされるとき――災害とコミュニティ
2 コミュニティでの“ちょっと困った人”との付き合い方
3 コミュニティからの排除――住民運動とNIMBY
コラム いじめを考える
終章 助け合える幸せなコミュニティをつくるには
1 助け合うコミュニティづくりのヒント――ウチとソト、援助と被援助のカベを壊す
2 みんなで幸せになる方法――コミュニティ・オーガナイジングとアセットベースド・コミュニティ・ディベロップメント
3 パッチワーク型のコミュニティづくり
4 おわりに:「コミュニティのつくりかた」――幸せのシェアの可能性
あとがき
参考文献一覧
■引用
■書評・紹介
◆富永 京子 2020/11/18 「コミュニティぎらいが『コミュニティの幸福論』を読む」,『じんぶん堂』書評 (2020年11月18日) > 書評掲載『コミュニティの幸福論――助け合うことの社会学』
https://book.asahi.com/jinbun/article/13921002
◆伊藤 将人 2020/10/04 「桜井政成『コミュニティの幸福論』-これからの時代のコミュニティ入門書-」,『KAYAKURA』書評 (2020年10月4日) > 書評掲載『コミュニティの幸福論――助け合うことの社会学』
https://kayakura.me/sakurai-community/
◆桜井 政成 2020/09/12 「SNSでのコミュニティは幸せを生むか:『コミュニティの幸福論』試し読み」,「webあかし」> 著書一部掲載『コミュニティの幸福論――助け合うことの社会学』
https://webmedia.akashi.co.jp/posts/4005
◆桜井政成研究室(出張所) 2020/08/29 「新刊『コミュニティの幸福論』でます(1)」
https://note.com/sakunary/n/n8f9a975b46ab
■言及
*作成:
安田 智博
UP: 20200925 REV: 1003, 1009, 1016, 20210403
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