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『車椅子の横に立つ人ーー障害から見つめる「生きにくさ」』

荒井 裕樹 20200727 青土社,229p.

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last update:20201207

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荒井 祐樹 20200727 『車椅子の横に立つ人ーー障害から見つめる「生きにくさ」』,青土社,229p. ISBN-10:4791772903 ISBN-13 : 978-4791772902 1800+ [amazon][kinokuniya] ※  hsm

■内容

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なぜ車椅子の横に立つ人を、介助者と決めつけてしまうのか。既存の言葉からはみ出た日々をすくい取らない想像力は、生きにくさを生む。言葉が見つからないこと、言葉がまだないことこそ掘り起こさなくては、その正体はつかめない。消毒された詩原稿、病室で思いを受け止めたスケッチブック、路上にくりだした障害者。自らの生きにくさを形にした人びとをめぐって、社会を問い返す。

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なぜ車椅子の横に立つ人を、介助者と決めつけてしまうのか。既存の言葉からはみ出た日々をすくい取らない想像力は、生きにくさを生む。言葉が見つからないこと、言葉がまだないことこそ掘り起こさなくては、その正体はつかめない。消毒された詩原稿、病室で思いを受け止めたスケッチブック、路上にくりだした障害者。自らの生きにくさを形にした人びとをめぐって、社会を問い返す。

著者情報

1980年東京都生まれ。二松学舎大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

1 言葉にできない生きにくさの前で(車椅子の横に立つ人;生と死の「情念的語り」;「わかりやすさ」への苛立ち)
2 自覚なき悪意に息をうばわれる前に(生命と尊厳のために怒れるか;「殺意」の底を見据えること;憲法の断層ー実存に響く言葉を求めて)
3 都合のいい言葉を押し付けられる前に(「がんばる健気な障害者」はどこから来たのか?ー日本文学の中の障害者たち;「一階六号室」の修羅場ー『さようならCP』が映したもの)
4 生きのびるための表現(情念の残り火ー「心病む人」のアートを「観る/観せる」こと;名もなき言葉の断片たちー「“こと”としての文学」を読むために;アートへの“希待”ー「丘の上病院」という試み;「自己表現障害者」たち;生き延びるための「障害」ー「できないこと」を許さない社会;「存在しないもの」にされた人の言葉)

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:今井 浩登
UP:20201207 REV:
病者障害者運動史研究 身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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