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『発達障害者の当事者活動・自助グループの「いま」と「これから」』

高森 明 編/東條 吉邦・藤野 博 監修 20200424 金子書房,160p.

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last update: 20200327

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『発達障害者の当事者活動・自助グループの「いま」と「これから」』

高森 明 編/東條 吉邦・藤野 博 監修 20200424 『発達障害者の当事者活動・自助グループの「いま」と「これから」』,金子書房,160p. ISBN-10: 4760832807 ISBN-13: 978-4760832804 2100+ [amazon][kinokuniya] ※ dd. a07

■内容

amazonより

発達障害者にとっての当事者活動・自助グループの実際と考え方について、当事者と専門家、双方向からの意見・考察を集約した1冊。

著者について

【編著者紹介】
高森 明(こうもり・あきら)ASD当事者。26歳の時にアスペルガー症候群と診断された前後から、様々な発達障害当事者活動・自助グループの活動に関わる。現在は活動の重心を社会学、歴史学研究に移し、発達障害当事者たちの行く末を見守っている。主著は『アスペルガー当事者が語る特別支援教育:スロー・ランナーのすすめ』(金子書房、2007年)。
【監修者紹介】
東條吉邦(とうじょう・よしくに)茨城大学名誉教授。茨城大学教育学部特任教授。
藤野 博(ふじの・ひろし)東京学芸大学大学院教育学研究科(教職大学院)教授。

【編著者紹介】
高森 明(こうもり・あきら)ASD当事者。26歳の時にアスペルガー症候群と診断された前後から、様々な発達障害当事者活動・自助グループの活動に関わる。現在は活動の重心を社会学、歴史学研究に移し、発達障害当事者たちの行く末を見守っている。主著は『アスペルガー当事者が語る特別支援教育:スロー・ランナーのすすめ』(金子書房、2007年)。
【監修者紹介】
東條吉邦(とうじょう・よしくに)茨城大学名誉教授。茨城大学教育学部特任教授。
藤野 博(ふじの・ひろし)東京学芸大学大学院教育学研究科(教職大学院)教授。

■目次

第1章 ◆ 発達障害者の当事者活動・自助グループとは……高森 明
1.はじめに
2.発達障害における当事者活動・自助グループとは何か
3.発達障害者当事者活動・自助グループの今まで
4.本書の構成

第2章 ◆ 自助グループの取り組みと課題
[1]NPO法人発達障害をもつ大人の会(DDAC)について……上野 真哉
1.グループ設立からこれまでの経緯
2.会として取り組んでいること
3.関連団体との連携
4.活動の中で苦労していること
5.今後の自助グループ活動を続けていく中で感じている課題
6.おわりに
7.追補
[2]DX会:成人ディスレクシアの会……藤堂 栄子・柴田 章弘
1.グループとしてのこれまでの経緯
2.DX会として取り組んでいること
3.これまでの活動について――設立当初から現在まで
4.DX会を続けていく中で感じている課題
[3]東京都自閉症協会ASN(アダルト・スペクトラム・ネットワーク)――「自閉症(ASD)らしく」生きるために……尾崎 ミオ
1.グループ設立からこれまでの経緯
2.グループとして取り組んでいること
3.関連団体との連携――くっついたり、離れたり、いがみあったり……それも自由?
4.自助グループ活動を続けていく中で感じている今後の課題
5.未来のピアサポートを考える――ASDらしく生きるために〜「みつけばルーム」の実践から

第3章 ◆〈座談会〉自助グループに参加する側の声を聞く

第4章 ◆ 発達障害者自助グループとのかかわりから考えること――専門職の立場から・当事者の立場から
[1] 自助グループ活動とかかわりのあった専門職が考えること……井上 メグ
1.当事者会を始めたきっかけ
2.オフ会をやってみて
3.「専門家」が主催したがために起きた失敗
4.当事者会にかかわる「専門家」に必要な“心構え”
5.さいごに
[2]当事者団体の自主運営における課題について……高森 明
1.はじめに
2.運営スタッフが知っておきたいこと
3.まとめ

第5章 ◆ 支援者の立場から――発達障害者のグループをどう支えるか
[1]自助グループ活動に寄せる期待……木谷 秀勝
1.自助グループと共にしてきたあゆみ
2.「自分らしく生きる」ことへの転換
3.「期待されない」活動になることへの期待
[2]支援者がコーディネートする自助グループの実践……柏木 理江
1.はじめに――「アスベの会・東京」ができるまで
2.アスペの会・東京の活動内容
3.当事者による自助グループが増えている中で思うこと
4.会をここまで続けて来られたのはなぜか?
5.これまでの自分たちの活動を振り返って思うこと
6.おわりに――「自助グループ界のおばあちゃんち」のような存在として
[3]学齢期の計画的グループから青年期以降の主体的な余暇グループへ……日戸 由刈
1.はじめに
2.学齢期の計画的グループにおける、仲間・友人づくりの難しさ
3.学齢期の計画的グループが青年期以降の友人づくりに影響する可能性
4.計画的グループが仲間・友人づくりの基盤として機能するための方法
5.計画的な余暇グループから、より主体的なサークル活動へ
[4]親の会の活動から始まった青年期・成人期グループの実践……奥住 秀之
1.はじめに
2.青年期と発達障害
3.高校生グループの活動
4.大学生・社会人グループの活動
5.まとめにかえて
[5]「生きづらさ」の背景に気づかずに育った若年者たちのピアグループ……三森 睦子
1.はじめに
2.発達障害に気づかれないで育った若年者たちの「生きづらさ」とは
3.「生きづらさ」へのサポート――グループでの取り組みから
4.当事者グループの役割と今後の展望

第6章 ◆ 発達障害者にとっての「グループ」とは
[1]文化人類学の面から発達障害の自助グループを考える……照山 絢子
1.あるエピソード
2.自助グループが生み出したさまざまな語り
3.自助グループに内在する問題
4.むすびにかえて
[2]自閉症のある人にとっての「集団」とは……竹中 均
1.ジンメルのユニークな社会学
2.カントから受け継いだもの
3.「かたまり」と相互作用
4.否定的なものへの眼差し
5.過程としての社会化
6.現代にジンメルを活かす



■引用



■書評・紹介



■言及





*作成:安田 智博
UP: 20200327 REV:
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