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『治療を渡り歩く人びと――ナイジェリアの水上スラムにおける治療ネットワークの民族誌』
玉井 隆
20200325 風響社,300p.
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last update: 20210315
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玉井 隆
20200325 『治療を渡り歩く人びと――ナイジェリアの水上スラムにおける治療ネットワークの民族誌』,風響社,300p. ISBN-10: 4894891573 ISBN-13: 978-4894891579 5000+
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※ ma. sm. ms
■内容
紀伊国屋書店HPより
生物医療によって制圧されたかに見えるマラリア。だが、エグンの人びとは、より劣悪な故郷ベナンでの治療を求め長駆する。科学的合理性や技術・施設という価値観に背を向け、時に自殺行為ともなる彼らの行動原理とは。フィールドから、正解のない問題として見直す、現代医療の功罪。
■目次
はじめに
序論 生物医療・信頼・治療ネットワーク
一 研究の枠組み
二 先行研究の検討
三 本書の構成と調査の背景
第一章 民族的境界の諸相
一 マココ地区の位置
二 マココ地区におけるエグンの歴史
三 ヨルバに対する忌避
四 故郷の位置
五 小結
第二章 エグンの日常的実践
一 外部からの小規模支援
二 エグンの自助努力
三 小結
第三章 マラリア対策とマココ地区における生物医療の展開
一 マラリア対策の変遷
二 マココ地区における生物医療の展開
三 小結
第四章 エグンのマラリア認識
一 オバ――マラリアと腸チフスの区別
二 マラリア認識の背景
三 小結
第五章 治療の探求
一 マラリア対処の方法
二 マラリア対処の変化
三 出産の場所
四 小結
第六章 エグンとヨルバの狭間
一 教会を通したかかわり
二 会社を通したかかわり
三 ナイジェリアで生まれ育ったエグン
四 小結
結論 治療を渡り歩く人びと
一 限界状況における実践
二 本書の学術的意義
三 政策的インプリケーション
あとがき
参照文献
索引
■書評・紹介
◆落合 雄彦 2020/12 「『治療を渡り歩く人びと――ナイジェリアの水上スラムにおける治療ネットワークの民族誌』」,『アフリカ研究』書評 (2020年12月) > 第98号: 47-50・書評掲載『治療を渡り歩く人びと――ナイジェリアの水上スラムにおける治療ネットワークの民族誌』
■言及
◆第6回(2020年度)「生存学奨励賞」
玉井 隆『治療を渡り歩く人びと――ナイジェリアの水上スラムにおける治療ネットワークの民族誌』,風響社.
生存学奨励賞講評:
https://www.ritsumei-arsvi.org/news/news-3563/
■引用
*作成:
安田 智博
UP: 20200925 REV: 20210315
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