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『支援のてまえで――たこの木クラブと多摩の四〇年』
三井 さよ・児玉雄大 編 20200228 生活書院,368p.
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last update:20201003
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三井 さよ
・児玉 雄大 編 20200228 『支援のてまえで――たこの木クラブと多摩の四〇年』,生活書院,368p. ISBN-10: 4865001085 ISBN-13: 978-4865001082 2300+
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※ lc. l. a02002201
■内容
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内容紹介
暮らしに根差しながらまずはかかわるところから始める、とはどのようなことか。
ものすごい勢いで物事が変化していく支援の現場。
発せられた言葉はあっという間に過去のものになり、日々更新されていく。
でも、だからこそ、多摩の人たちが何をしようとしてきたのかを伝えたい。
昔を懐かしむのでもなく、「いま」をそのまま切り取るのでもない、そうした記録を残したい。
「BOOK」データベースより
暮らしに根差しながらまずはかかわるところから始める、とはどのようなことか。ものすごい勢いで物事が変化していく支援の現場。発せられた言葉はあっという間に過去のものになり、日々更新されていく。でも、だからこそ、多摩の人たちが何をしようとしてきたのかを伝えたい。昔を懐かしむのでもなく、「いま」をそのまま切り取るのでもない、そうした記録を残したい。
■目次
はじめに――たこの木クラブと多摩の前史……
三井 さよ
1 暮らしに根差し、かかわることから始める――たこの木クラブや多摩の特徴
2 多摩というところ――複数の事業所によるネットワーク
3 三つの保育園と就学時健康診断反対運動
コラム たこの木追っかけ日記――たこの木にまつわる諸々のこと@……荒木巧也
第1章 たこの木クラブと多摩の四〇年……
三井 さよ
1 多摩で育まれていた土壌
2 子ども会活動と地域
3 食べることと暮らしと
4 青年たちの課題へ
5 事業を立ち上げる
6 制度との緊張関係
7 引き継ぐものは何か
コラム たこの木追っかけ日記――たこの木にまつわる諸々のことA……荒木 巧也
Photo たこの木キャンプ(一九九四 道志川)
第2章 支援は“やりとり”の連続に尽きる……岩橋 誠治
1 「関係づくり」から「支援」へ
2 相手があっての支援・その相手とは?
3 支援をする側/される側――そもそも何を支援している?
4 わからない相手との関わり
5 関わり続けるしんどさ
6 ともに生きるための支援@――制度/支援の利用はレッテル貼りではない
7 ともに生きるための支援A――たとえ「制度の対象者」と捉えなくても
8 ともに生きるための支援B――様々な関係を築く中に
9〈やりとり〉というコミュニケーション
10 支援は〈やりとり〉の連続に尽きる
コラム たこの木追っかけ日記――たこの木にまつわる諸々のことB……荒木 巧也
第3章 子ども会から働く場へ?たこの木の三〇年、あしたやの二〇年……和田 幸子
1 たこの木ひろば開設
2 働く場つくり準備会からたこの木企画へ
3 はらっぱ開設――たこの木共働企画へ
4 あしたや開設――あしたや共働企画へ
5 共に働くって?――最初の思い
6 制度利用――作業所の補助金から、障害者自立支援法へ
7 線引きの問題――支援法内事業に移行して
8 働くということ
コラム たこの木追っかけ日記――たこの木にまつわる諸々のことC……荒木 巧也
第4章 支援のその先へ?すいいち企画……児玉 雄大
1 すいいち企画との出会い
2 ある日のすいいち企画から
3 支援しない支援
4 交戦しない反乱・ゲリラ作戦としてのすいいち企画
5 支援のその先へ
コラム たこの木追っかけ日記――たこの木にまつわる諸々のことD……荒木 巧也
Photo 夏合宿(一九九四 馬頭)
第5章 諦めることを諦める――たこの木クラブのスタッフとしての一〇年間……横田 彰敏(聴き手+構成:三井 さよ)
1 たこの木クラブで働き始めた頃
2 当時のたこの木クラブの印象
3 転機になったのは?
4 介助者たちの「温度差」
5 横田さんの立ち位置
6 岩橋さんはどう見えるか
7 デタッチメント
コラム たこの木追っかけ日記――たこの木にまつわる諸々のことE……荒木 巧也
第6章 介助を続けていく……
寺本 晃久
1 オーダーメイドで暮らしをつくる
2 一緒にいることとその難しさ
特別付録 講演録 「重度の知的障がいのある人の一人暮らしを支える」……岩橋 誠治(編集・ヒビノクラシ舎)
1 「知的当事者の一人暮らし」と「私たちの一人暮らし」
2 重度の知的障害者が自らの暮らしをはじめられない理由
3 重度知的当事者の自立生活支援の系譜と多摩市のたこの木クラブ
4 「専門性」と「支援のレシピ」
5 地域移行支援事業に関わって
6 連続する暮らしの中で支援を連続させていく
7 地域で暮らすということ
8 事業所によるヘルパー派遣制度について
9 キーパーソンを育てる
10 おしまいに
おわりに……三井さよ
■著者略歴
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【編者紹介】
三井さよ(みつい・さよ)
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(博士(社会学))。法政大学社会学部教員。
著書に『ケアの社会学??臨床現場との対話』(勁草書房、2004年)、『看護とケア??心揺り動かされる仕事とは』(角川学芸出版、2010年)、『はじめてのケア論』(有斐閣、2018年)など。編書に『ケアとサポートの社会学』(鈴木智之と共編、法政大学 出版局、2007年)、『〈支援〉の社会学』(崎山治男・伊藤智樹・佐藤恵と共編、青弓社、2008年)、『ケアのリアリティ──境界を問いなおす』(鈴木智之と共編、法政大学出版局、2012年)など。雑誌『支援』の編集委員。
児玉雄大(こだま・たけひろ)
1970年生まれ。2015年から障害者の自立生活支援にたずさわる。現在は支援のかたわら、フリースペース「ヒビノクラシ舎」を運営。また、ケータリングユニット「カオスフーズ」のメンバーとしても活動。 編書に『SHALL WE DANCE? 3.11以降の暮らしを考える』(メディア総合研究所、2012年)、共著書に『つながった世界??ぼくのじゃがたら物語』(Pヴァイン、2015年)、『別冊ele-king じゃがたら??おまえはおまえの踊りをおどれ』(Pヴァイン、2020年)など。
【執筆者紹介】
岩橋誠治(いわはし・せいじ)
1963年生まれ。1987年9月、市民団体「たこの木クラブ」設立、同代表。2006年1月、 居宅介護事業所「はてなのたね」設立。2008年7月、NPO法人『ねじり草』設立、同理 事長。「障がいのあるなしに関わらず、誰もが地域で共に生きる」ことを願い、「子どもた ちどうしの関係づくり」をめざすたこの木クラブを設立。子どもたちを切り分ける社会 の課題を担う中で、今日では、成人した障がい当事者の生活全般に渡る支援を行っている。
共著書に『良い支援???知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援』(生活書院、2008年)、『ズレてる支援! ??知的障害/自閉の人たちの自立生活と重度訪問介護の 対象拡大』(生活書院、2015年)など。
和田幸子(わだ・ゆきこ)
1949年生まれ。日本社会事業大学在学中に日本脳性マヒ者協会「青い芝の会」のメン バーと出会う。卒業後、保育士、たこの木クラブ専従などを経て、現在、NPO法人あ したや共働企画理事、パート職員。2019年より、知的障害のある女性二人の自立生活 の支援を始める。
横田彰敏(よこた・あきとし)
1967年生まれ。専修大学文学部国文学科卒業後、旅行添乗員、高校入試教材の訪問販売員、建築作業員、ホームヘルパーなどを転々とし、現在、たこの木クラブ職員。
寺本晃久(てらもと・あきひさ)
1973年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科(社会学)博士課程単位取得退学。 介助者。学生時代に知的障害のある人の当事者活動を知る。2001年から自立生活者の 介助を始め、現在は多摩地区で障害のある人が自立生活・地域生活を送るための介助や そのコーディネートをしている。
共著書に『良い支援???知的障害/自閉の人たちの自立生活と支援』(生活書院、2008年)、『ズレてる支援! ??知的障害/自閉の人たちの自立生活と重度訪問介護の 対象拡大』(生活書院、2015年)など。
荒木巧也(あらき・たかや)
1978年生まれ。中京大学情報科学部卒。障害者入所施設で働いているときに、ピープルファーストや自立生活運動を知り、自立生活の介助者になる。たこの木クラブの派遣事業「はてなのたね」などに所属している。
「BOOK著者紹介情報」より
三井/さよ
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(博士(社会学))。法政大学社会学部教員。雑誌『支援』の編集委員
児玉/雄大
1970年生まれ。2015年から障害者の自立生活支援にたずさわる。現在は支援のかたわら、フリースペース「ヒビノクラシ舎」を運営。また、ケータリングユニット「カオスフーズ」のメンバーとしても活動
岩橋/誠治
1963年生まれ。1987年9月、市民団体「たこの木クラブ」設立、同代表。2006年1月、居宅介護事業所「はてなのたね」設立。2008年7月、NPO法人『ねじり草』設立、同理事長。「障がいのあるなしに関わらず、誰もが地域で共に生きる」ことを願い、「子どもたちどうしの関係づくり」をめざすたこの木クラブを設立。子どもたちを切り分ける社会の課題を担う中で、今日では、成人した障がい当事者の生活全般に渡る支援を行っている
和田/幸子
1949年生まれ。日本社会事業大学在学中に日本脳性マヒ者協会「青い芝の会」のメンバーと出会う。卒業後、保育士、たこの木クラブ専従などを経て、現在、NPO法人あしたや共働企画理事、パート職員。2019年より、知的障害のある女性二人の自立生活の支援を始める
横田/彰敏
1967年生まれ。専修大学文学部国文学科卒業後、旅行添乗員、高校入試教材の訪問販売員、建築作業員、ホームヘルパーなどを転々とし、現在、たこの木クラブ職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
今井 浩登
UP: 20200403 REV: 1003(
安田 智博
)
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生活支援/相談支援
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生活・生存
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社会福祉基礎構造改革/支援費制度/… 〜2002
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生活書院の本
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