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『もしも一年後、この世にいないとしたら。』

清水 研 201910 文響社,200p.

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last update:20210731

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■清水 研 201910 『もしも一年後、この世にいないとしたら。』,文響社,200p. ISBN-10:486651146X ISBN-13:978-4866511467 980+ [amazon][kinokuniya] ※ c09

■内容

紀伊国屋書店 HPより

国立がん研究センターで、がん患者さん3500人以上の方の話を聞いてきた精神科医が今、生きづらさを感じているすべての人に伝えたいこと。

人生の締切を意識すると、明日が変わる。

「もしも1年後、この世にいないとしたら――」
そう想像したとき、今やろうとしていることを変わらずに続けますか。
それとももっと別のやりたいことをやりますか。

■目次

はじめに 大切なことを先延ばしにしていませんか

序章 がんは体だけでなく心も苦しめる
がんと無関係でいられる人は少ない
がん告知後1年以内の自殺率は一般人口の24倍
「家族は第二の患者」と言われる
「がん根治と延命」だけが医療の目的じゃない

第1章 苦しみを癒すのに必要なのは、悲しむこと
「悲しみ」という感情が苦しみを癒す
苦しい立場でも「誰かのために頑張りたい」という人がいる
柳のようにしなやかに立ち上がる力を人は持っている
苦しみに向き合う際の道しるべがある

第2章 誰もが持っているレジリエンスの力
「喪失」を受け入れるには時間とプロセスが必要
「10年後」がないとしたら、なんのために今を生きるか
今日一日があることに感謝する
人生で大切なことは何か考えると、行動が変わる
大切な人との時間を何よりも優先する
本当は皆、いつ何が起きるかわからない世界を生きている
「誰かの役に立ちたい」という気持ちが希望になる
「もうだめ」と思ってから出てくる強さがある
人間を超えた大きな力を感じるようになる

第3章 人は死の直前になって、心のままに生きていないことに気づく
「もう一人の自分」が自分を追い込んでいる
働けなくなったときに、自分の存在価値を感じられるか
「元気な自分でなければならない」という思い込みは苦しい
自分を押し殺して生きてきたことに気づけるか
「must」の自分だけで生きると、壁にぶつかったときに行き詰る

第4章 今日を大切にするために、自分の「want」に向き合う
死ぬとわかっていても、どうして人は精いっぱい生きるのか
「こうあるべき」で生きると、「何のために生きるか」がわからない
理不尽な状況でも、前向きさを失わなかった人
「人生は一回きりの旅である」
今、自分にとって心地よいことをする
「心のままにいきあたりばったり」してみる

第5章 死を見つめることは、どう生きるかを見つめること
死をないものとしてしまう世界はいつか破綻する
「人間は死んだらどうなるのか」という問いにどう答えるか
死に至るまでの苦しみへの対策はある
先送りしていた人生の課題を解決する
「魂の死」を自分の世界観に位置づける
「普通の日の連続」が幸せ

おわりに 「死」を意識して初めて生きることの「光」に気づく

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:宮内 沙也佳
UP:20210731 REV:
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