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『発達障害グレーゾーン』

姫野 桂,OMgray事務局〔特別協力〕 20190101 扶桑社,扶桑社新書,183p.

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last update: 20180422

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■姫野 桂,OMgray事務局〔特別協力〕 20190101 『発達障害グレーゾーン』,扶桑社,扶桑社新書,183p.ISBN-10: 4594081304 ISBN-13: 978-4594081300 820+ [amazon][kinokuniya]

■内容

kinokuniyaより

雑談の輪に入れない、メモが取れない、遅刻や忘れ物が多い、片付けができない…発達障害の「傾向」はあっても「診断」がおりない人がいる。悩みを抱えたまま社会で生きる「グレーゾーン」に自らも発達障害者であるルポライターが迫る。当事者たちが考えた「役立つライフハック」も紹介。

出版社内容情報

徹底した当事者取材!発達障害の認知が広まるなかで増える「グレーゾーン」に迫る

近年、NHKが特集するなど話題になることが多い「大人の発達障害」。
「学生時代は大丈夫だったのに、社会に出たらミスばかりする」
「雑談が苦手で、周りから“空気が読めない人”と言われてしまう」
「衝動的にカッとなったり、一か所にジッとしていられない」
そういった悩みを抱えた人が今、「自分もそうかも?」と専門外来に殺到し、病院によっては数か月待ちという状況すら生まれています。

しかし、発達障害の“傾向”を指摘されながら、正式な“診断”には至らない「グレーゾーン」と呼ばれる人たちが相当数いるのをご存じでしょうか。彼らの多くは「クローズ就労(=会社には隠した状態)」で働き、「家族や友人にもなかなか理解してもらえない」という困難を抱えたまま暮らしています。そして、「自分もそうかも?」と思う人は、かなりの確率でこのグレーゾーンに当てはまる可能性があるのです。

「結局、どんな医者に診てもらったかで発達障害かどうかが決まっちゃう」(当事者談)

今では発達障害に関してさまざまなコンテンツが生まれていますが、グレーゾーン(成人)にフォーカスしたものは、ほぼありませんでした。そこで著者の姫野桂さんは「グレーゾーンを可視化する」という試みを始めます。当事者インタビューや当事者会への参加、精神科医、就労支援団体などへの取材を通じて、グレーゾーンとは何か?なぜこれほどまでに生きづらさを抱えるのか?を解き明かしていきます。

また、本書ではこれまで著者が見聞きした、発達障害の当事者やグレーゾーンの人が実践する「ライフハック」も収録しています。発達障害について知りたい人や、発達障害らしき症状に悩んでいる人にとって、少しでも生活向上のヒントになってくれたらうれしいです。

■目次

第1章 グレーゾーンとして生きる人たち
第2章 グレーゾーン限定の茶話会「ぐれ会!」体験記
第3章 「グレーゾーン限定の会」は、なぜ生まれたのか?
第4章 グレーゾーンを生む「発達障害診断」の真実
第5章 グレーゾーンにとって必要な「支援」の形
第6章 グレさんたちが見つけた「生き抜く方法」

■著者略歴

amazonより

姫野 桂
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。猫が好き過ぎて愛玩動物飼養管理士2級を取得。著書に『私たちは生きづらさを抱えている発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)

特別協力:OMgray(オムグレイ)事務局
軽度の発達障害特性に悩む人の当事者会「ぐれ会!」や「グレーゾーンのための問題解決シェア会」を運営する。同会が立ち上げたイベントにはこれまで400人以上が参加。代表のオム氏は支援機関などに呼ばれて講演活動も行う

「BOOK著者紹介情報」より

姫野/桂(ひめの けい)
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。愛玩動物飼養管理士2級を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■引用



■書評・紹介



■言及





*作成:岩崎 弘泰
UP: 20190418 REV: 20180422
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