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『知的障害のある人たちと「ことば」――「わかりやすさ」と情報保障・合理的配慮』

打浪 文子 20181125 生活書院,160p.

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last update: 20201218

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■打浪 文子 20181125 『知的障害のある人たちと「ことば」――「わかりやすさ」と情報保障・合理的配慮』,生活書院,160p.ISBN-10: 4865000887 ISBN-13: 978-4865000887 1800+ [amazon][kinokuniya] ※ i01. a01. c07

『知的障害のある人たちと「ことば」――「わかりやすさ」と情報保障・合理的配慮』表紙イメージ

■内容

 「わかりやすさ」「わかりにくさ」ってなんだろう?
「ことばができる」ことに価値があるという文化や社会的風潮に対し問いを投げかけ、
社会全体で共有できる「わかりやすさ」の必要性を明らかにすることを通じて、
知的障害のある人たちの多様な表現と共にあることのできる社会のあり方を考える!
内容(「BOOK」データベースより)
「ことばができる」ことに価値があるという文化や社会的風潮に対し問いを投げかけ、社会全体で共有できる「わかりやすさ」の必要性を明らかにすることを通じて、知的障害のある人たちの多様な表現と共にあることのできる社会のあり方を考える!

著者について
打浪文子(うちなみあやこ)
奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程社会生活環境学専攻
単位取得満期退学、博士(学術)。国立障害者リハビリテーションセンター研究所障害福祉研究部流動研究員、淑徳大学短期大学部こども学科講師を経て、現在、淑徳大学短期大学部こども学科准教授。立命館大学衣笠総合研究機構生存学研究センター客員研究員。2016年5月より、一般社団法人スローコミュニケーション副代表(理事)。
主要著書に、『行動する社会言語学――ことば/権力/差別II』(共著、三元社)
主要論文に、古賀文子(2006)「『ことばのユニバーサルデザイン』序説――知的障害児・者と言語的諸問題の様相から」『社会言語学』6: 1-17、打浪(古賀)文子(2014)「知的障害者へのわかりやすい情報提供に関する検討――『ステージ』の実践を中心に」『社会言語科学』17(1): 85-97、打浪文子・岩田一成・熊野正・後藤功雄・田中英輝・大塚裕子(2017)「知的障害者向け『わかりやすい情報提供』と外国人向け『やさしい日本語』の相違――『ステージ』と『NEWSWEB EASY』の語彙に着目した比較分析から」『社会言語科学』20: 29-41など

著者略歴
(「BOOK著者紹介情報」より)
打浪/文子
奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程社会生活環境学専攻単位取得満期退学、博士(学術)。国立障害者リハビリテーションセンター研究所障害福祉研究部流動研究員、淑徳大学短期大学部こども学科講師を経て、淑徳大学短期大学部こども学科准教授。立命館大学衣笠総合研究機構生存学研究センター客員研究員。2016年5月より、一般社団法人スローコミュニケーション副代表(理事)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

はじめに
◆「ことば」の「わかりやすさ」・「わかりにくさ」とは
◆知的障害のある人たちのニーズ
◆教育学・社会福祉学と異なるアプローチから
◆この本のなりたち
第一部 「わかりやすさ」の必要性を考える
第1章 知的障害のある人たちと「ことば」――情報伝達・コミュニケーションに意味づけられたものをめぐって
◆知的障害とは何を指すのか
◆知的障害のある人たちと「ことば」――言語/非言語・コミュニケーション
◆知的障害のある人たちと「ことば」の関係性
◆知的障害と障害の「社会モデル」
◆知的障害と「言語権」「言語差別」
◆「ことば」へのニーズに応えるために
第2章 知的障害のある人たちと情報保障
◆障害のある人たちの情報保障・コミュニケーション支援に関する世界的な動き
◆国内の動き
◆情報バリアフリー
◆情報バリアフリーにひそむ問題点
◆情報保障とは
◆情報支援から情報保障へ
◆知的障害のある人たちの情報保障における課題
第3章 知的障害のある人たちと「わかりやすい」情報提供
◆「ことばのむずかしさ」という問題のとらえ方
◆「わかりやすい」情報提供に関する現状
◆「わかりやすい」情報提供に関する先行研究の整理
◆「わかりやすさ」の必要性
第二部 「わかりやすさ」を作る・広げる
第4章 「わかりやすさ」を作る――「みんながわかる新聞『ステージ』」を例に
◆みんながわかる新聞「ステージ」
◆「ステージ」の「わかりやすさ」
◆「ステージ」の意義と課題
◆「ステージ」の編集過程に着目して
◆知的障害のある人たちにとってむずかしい語彙
◆知的障害のある人たちにとっての「わかりやすさ」・「わかりにくさ」とは
第5章 「わかりやすさ」を広げる――〈やさしい日本語〉との接点から
◆「わかりやすい」日本語に関わる領域
◆「わかりやすさ」のルールの比較
◆知的障害のある人たちへの<やさしい日本語>の応用可能性
◆「情報のユニバーサルデザイン」
◆情報のユニバーサルデザインの課題
第6章 「わかりやすさ」の普及を目指して
◆支援の場における「わかりやすさ」
◆「情報のユニバーサルデザイン」を進めるために
◆「わかりやすい情報センター」の必要性
◆知的障害のある人たちへの読み書き支援・読書支援
◆知的障害のある人たちの情報発信の多様化
◆知的障害のある人たちの「ことば」を受け取るときに
おわりに
◆合理的配慮としての「わかりやすい」情報提供・コミュニケーション支援
◆「わかりやすさ」は何なのか
◆この本の「わかりやすい版」について
わかりやすい版『「知的障害のある人たちと「ことば」』 お礼など/この本のもとになった研究について/参考文献/索引

■引用



■書評・紹介


■言及





*作成:安田 智博
UP: 20181224 REV: 20201218
知的障害/知的障害者  ◇バリアフリー/ユニバーサルデザイン/アクセス/まちづくり  ◇情報・コミュニケーションと障害者  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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