HOME > BOOK >

『琉球 奪われた骨ーー遺骨に刻まれた植民地主義』

松島 泰勝 20181010 岩波書店,288p.

Tweet
last update:20210419

このHP経由で購入すると寄付されます


■松島 泰勝 20181010 『琉球 奪われた骨ーー遺骨に刻まれた植民地主義』,岩波書店,288p. ISBN-10:4000255797 ISBN-13 : 978-4000255790 2600+ [amazon][kinokuniya] ※ s03

■内容

紹介

内容(「BOOK」データベースより)
一九二〇年代、京都帝国大学助教授の金関丈夫が琉球人遺骨を盗掘し、現在も、京都大学に二六体分、台湾大学に六三体分の遺骨が保管されている。本書は、帝国日本に奪われた琉球人遺骨の苦難をたどることで、日本の大学や博物館の「学知による植民地主義」を歴史的に検証し、現在も再生産される差別と偏見、支配と暴力の構造を明らかにする。そして、アイヌ、台湾原住民族ほか、世界の先住民族の場合とも比較しながら、民族の自己決定権行使としての遺骨返還運動の意義を論じる。

著者略歴

松島泰勝[マツシマヤスカツ]
1963年、石垣島生まれ。龍谷大学経済学部国際経済学科教授。専門は地域経済論、経済史、経済政策。博士(経済学、早稲田大学)。南大東島、与那国島、沖縄島那覇で育つ。那覇高校卒業後、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程履修単位取得。在ハガッニャ(グアム)日本国総領事館、在パラオ日本国大使館の専門調査員等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

序章 帝国日本の骨ーー琉球、台湾、アイヌコタン
第1章 盗掘された琉球人遺骨ーー京都帝国大学の「犯罪」
第2章 学知の植民地主義ーー琉球人遺骨と大学・博物館の問題
第3章 アメリカと大英帝国旧植民地からーー世界の先住民族による遺骨返還運動
第4章 アイヌの骨ーー学問の暴力への抵抗
第5章 自己決定権としての遺骨返還
終章 生死を超えた植民地支配

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:今井 浩登
UP:20210419 REV:
国家/国境 身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
TOP HOME (http://www.arsvi.com)