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『ひきこもりでいいみたい――私と彼らのものがたり』

芦沢 茂喜 20180731 生活書院,208p.

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last update: 20190110

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■芦沢 茂喜 20180731 『ひきこもりでいいみたい――私と彼らのものがたり』,生活書院,208p.ISBN-10: 4865000836 ISBN-13: 978-4865000832 2000+ [amazon][kinokuniya] ※ sa. m

■内容

戻ってこない過去でも、分からない未来でもなく「ひきこもっている今」を認めること。
原因探しや変化を求めることから降りて、本人、家族が周りとの関係に悩みながら折り合っていく過程に伴走すること。
家族支援、個人支援、集団支援、就労支援、10代のひきこもり、高年齢のひきこもり……「ひきこもり」を解決し関係を終結させることを目的化するのではなく、なによりも関係の継続を目指し大事にするソーシャルワーカーの実践の記録。
内容(「BOOK」データベースより)
戻ってこない過去でも、分からない未来でもなく「ひきこもっている今」を認めること。原因探しや変化を求めることから降りて、本人、家族が周りとの関係に悩みながら折り合っていく過程に伴走すること。「ひきこもり」を解決し関係を終結させることを目的化するのではなく、なによりも関係の継続を目指し大事にするソーシャルワーカーの実践の記録。
著者について
芦沢茂喜(アシザワシゲキ)
ソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士)、第1号職場適応援助者(ジョブコーチ)。
国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程(社会福祉学)修了、信州大学大学院社会政策科学研究科修士課程(経済学)修了。
山梨県内の民間精神科病院等での勤務を経て、山梨県庁に入庁(福祉職)。中北保健所峡北支所、精神保健福祉センター、峡東保健福祉事務所を経て、現在は中北保健福祉事務所に勤務。
主な論文に、「病院の子」が地域で生活するために――精神科長期入院者への地域移行支援」(『ソーシャルワーク学会誌』23:74-75、2011年)、「精神科未受診者への地域生活支援――リスクと自由のはざまから」(『ソーシャルワーク研究』38(4):57-61、2013年)、「集団支援段階以降のコンビニを活用したひきこもり事例への支援」『ソーシャルワーク研究』42(3):50-55、2016年)など。
著者略歴
(「BOOK著者紹介情報」より)
芦沢/茂喜
ソーシャルワーカー(精神保健福祉士、社会福祉士)、第1号職場適応援助者(ジョブコーチ)。国際医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程(社会福祉学)修了、信州大学大学院社会政策科学研究科修士課程(経済学)修了。山梨県内の民間精神科病院島での勤務を経て、山梨県庁に入庁(福祉職)。中北保健所峡北支所、精神保健福祉センター、峡東保健福祉事務所を経て、現在は中北保健福祉事務所に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

はじめに
                           
第1章 問題の背景
 1 ひきこもりの変遷
 2 国のひきこもり支援対策
 3 山梨県のひきこもり支援対策

第2章 家族との出会い 離れてみよう! 自立/依存
 1 はじめに
 2 電話予約
 3 匿名相談──亨さんの場合
 4 家族面接──裕貴さん、恵子さんの場合
 5 本人の来所があった場合、継続相談で行うこと
 6 家族の相談動機が弱まった時──健二さんの場合
 7 訪問への切り替え
 8 訪問しても本人に会えない時──純二さん、陽一さんの場合

第3章 本人との出会い 会ってみよう! 精神保健/生活
 1 はじめに
 2 個人支援で行うこと
 3 手紙──洋平さんの場合
 4 どんな道具を使うか
  (1)ゲーム機、テレビ、プロジェクター
  (2)いきなり、ガノン──亘さんの場合
  (3)マンガ
  (4)ライトノベル
  (5)その他の書籍
  (6)テレビ──アニメとお笑い
  (7)コーヒーミル付き全自動コーヒーメーカー──宏高さんの場合
  (8)音楽──浩之さんの場合
  (9)年金──智樹さんの場合
  (10)株取引──和樹さんの場合
  (11)外出と散歩
 5 彼らが変わる時
  (1)動き出す時──裕介さんの場合
  (2)他人に任せる時──徹さんの場合
  (3)希望が聞かれた時──剛さんの場合
  (4)むなしさを絆に──孝二さんの場合
  (5)会えない時──真治さんの場合
 6 終結について

第4章 本人と集団との出会いを応援する やってみよう! 対人関係/興味
 1 はじめに
 2 集団支援に入る前に
  (1)通信の発行
  (2)勉強会
  (3)集団支援に本人を誘うには
 3 集団支援で行うこと
  (1)臨床美術
  (2)陶芸
  (3)蕎麦打ち
  (4)茶道
  (5)太鼓
  (6)料理
  (7)スポーツ
  (8)ラテアート
  (9)味噌づくり
  (10)マリオカート選手権
  (11)市主催のマリオカート選手権
 4 集団支援の後で
  (1)勉強会
  (2)集団での作業体験
 
第5章 本人と社会との出会いを応援する 続けてみよう! 責任/役割
 1 はじめに
 2 就労支援で行うこと
  (1)農産物加工場
  (2)支援者の言葉よりも、先輩の言葉──洋子さんの場合
  (3)ひきこもり、海を渡る──哲也さんの場合
  (4)農産物直売所──久美子さんの場合
  (5)コンビニエンスストア
  (6)「別にないです」でもいいみたい──武さんの場合
  (7)緘黙でもいいみたい──明子さんの場合
  (8)牧場と農園
 3 本人が続けることをやめたいと言う時──正夫さんの場合
   
第6章 10代のひきこもりとの出会い 待ってみよう!
 1 はじめに
 2 小・中学校の不登校
  (1)正広くんの場合
  (2)泰くんの場合
 3 高校での不登校
  (1)孝太くんの場合
  (2)正司さんの場合
 4 高校中退、高校卒業後から二〇歳までの「ひきこもり」
  (1)加奈子さんの場合
  (2)大樹さんの場合
  (3)由紀さんの場合
  (4)運転免許の取得──宏さんの場合
 5 まとめ

第7章 高年齢のひきこもりとの出会い 折り合ってみよう!
 1 はじめに
 2 明彦さんの場合
 3 就労経験のある40歳以上の事例──幸一さんの場合
 4 就労経験を経ず、ひきこもりを継続している事例──英樹さんの場合
 5 本人と会えない事例──伸次郎さんの場合
 6 本人からのSOSがあがる事例──純さんの場合
 7 高齢者虐待等を契機に表面化してきた事例──良一さん、康雄さんの場合
 8 本人の安否確認が必要になる場合──弘樹さんの場合
 9 まとめ

おわりに
謝辞

■引用



■書評・紹介



■言及





*作成:安田 智博
UP: 20190110 REV:
不登校/ひきこもり  ◇精神障害/精神医療  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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