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『薬害エイズで逝った兄弟――12歳・命の輝き』

坂上 博・鈴木 英二 20170527 ミネルヴァ書房,206p.

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last update:20180105

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■坂上 博・鈴木 英二 20170527 『薬害エイズで逝った兄弟――12歳・命の輝き』(シリーズ・福祉と医療の現場から2),ミネルヴァ書房,206p.  ISBN-10: 4623080528 ISBN-13: 978-4623080526 2000+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

1980年代、血友病の患者に投与された非加熱血液製剤が、HIVへの感染を招いた「薬害エイズ」問題。 この「薬害エイズ」により、ともに12歳で亡くなった二人の兄弟がいた。当時、二人の遺族に取材したルポルタージュの復刊。 2016年には、遺族・被害者と国・製薬会社の裁判の和解が成立してから20年の節目をむかえた。 この20年で薬害はどのような歩みをたどったのか、悲劇を繰り返さないためにはどうすればよいか、考えるきっかけとしてほしい。

ここがポイント
・読売新聞記者の丁寧な取材によるルポルタージュ。
・薬害エイズ裁判の和解が成立してから20年の節目。
・最新の事項を盛りこんだ薬害エイズ関連年表を収録。
・当初から薬害エイズに関心を寄せてきたジャーナリスト・櫻井よしこ氏による寄稿を再収録。

■著者略歴

坂上 博(さかがみ・ひろし)
読売新聞東京本社調査研究本部主任研究員。新潟県生まれ。東京工業大学卒業。1987年読売新聞社入社。 東京本社整理部(現在の編成部)、松本支局などを経て、1998年より医療情報部(現在の医療部)記者として医療全般の取材を行う。医療部次長を経て2016年より現職。

鈴木 英二(すずき・えいじ)
読売新聞湘南支局長。長野市生まれ。東京外国語大学卒業。1985年読売新聞社入社。 東京本社社会部、長野支局長、水戸支局長などを歴任し、本社紙面審査委員会委員を経て2014年より現職。 2000年に連載記事『北陸いのちと健康』で、ファルマシア・アップジョン医学記事賞特別賞(大賞)受賞。

■目次

巻頭カラー口絵
兄弟の作品

はじめに
悲しみをのりこえて…… ジャーナリスト 櫻井 よしこ

第一章 遺作展
兄弟合作
命の輝き

第二章 誕生
広太


第三章 運命
血友病
報道
信友会

第四章 感染
検査
医科研

第五章 兄弟
笑顔の広太
【広太の世界】
兄を慕う健
【健の世界】
【兄弟・家族】

第六章 広太の死
「お母さん……」
兄の死

第七章 闘病
冒険
インドへ
告知
一心不乱

第八章 健の死
新居
生命のともしび
帰宅

第九章 決意
語る
周囲の反応

第十章 責任
質問状
モラル
未提訴

第十一章 偲ぶ会
遺稿集
証(あかし)

第十二章 出発(たびだち)
生と死の意味
炭鉱のカナリア

出版にあたって 忠地 佐代子
年表
あとがき

■関連書籍

◆鈴木 英二・坂上 博 19971020 『12歳・命の輝き――薬害エイズで逝った兄弟』,あすか書房,207p.  ISBN: 431780073X ISBN-13: 978-4317800737 1300+税  [amazon][kinokuniya] ※

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP:20180105 REV:
血友病  ◇薬害エイズ  ◇薬/薬害  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK

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