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『知のフロンティア――生存をめぐる研究の現場』

立命館大学生存学研究センター 監修 ・ 渡辺 克典 編 20170328 ハーベスト社



last update:20170413

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『知のフロンティア――生存をめぐる研究の現場』表紙イメージ(クリックすると大きな画像で見ることができます)

■立命館大学生存学研究センター 監修 ・ 渡辺 克典 編 20170328 『知のフロンティア――生存をめぐる研究の現場』,ハーベスト社 ISBN-10:4863390858 ISBN-13:978-4863390850 1000+税 [amazon][kinokuniya]

■内容

商品説明

「生存学」にかかわる記事を見開きで一つずつ掲載。多様な「障老病異」をめぐる研究課題について、「病い」「仕組み」といったテーマ群に分けて紹介する。立命館大学生存学研究センターのウェブサイト掲載を再構成。【「TRC MARC」の商品解説】

■目次


はじめに 渡辺克典

I 生存をめぐる〈病い〉を考える

まだ終わっていない〈病い〉――ハンセン病をめぐる現場 吉田幸恵
スティーブンス・ジョンソン症候群を通じて「治療」を考える 植村要
感染症支援の現場から――顧みられない熱帯病・ブルーリ潰瘍支援に取り組む国際NGOの事例 新山智基
世界との連携,女性への啓発,老いの不安――血友病コミュニティが直面する課題 北村健太郎
精神医療の近代・現代 堀智久
社会に否定されてきた人々の歴史を掘り起こす――精神障害者の運動史研究 桐原尚之
精神障害者の生きづらさ――障害の社会モデルは精神障害を包摂しうるか? 白田幸治
吃音者による組織的活動の現場 渡辺克典
聴覚障害/聾者支援の現場から 甲斐更紗
日本手話を教育言語とするろう教育を調査する クァク・ジョンナン

II 生存をめぐる〈関係〉を考える

生殖補助医療技術と「親になる資格」 小門穂
生殖補助技術の現場――非配偶者間人工授精の現在・過去・未来 由井秀樹
養子研究と生存学 吉田一史美
統合失調症の子を持つ親をめぐる調査と自己 青木秀光
老後が見えない離別女性たち――その人生の作られ方 谷村ひとみ
「主婦を生きる」ことをめぐって 村上潔
共依存――依存的な関係性を考える 小西真理子
自死遺族が直面している困難を私的な〈心〉ではなく公的な〈言葉〉から考えてみる 藤原信行
震災における「生」を考える 渡辺克典
『放射線を浴びたX年後』――映画上映と伊東英朗監督を迎えて 横田陽子
日本生命倫理学会開催と安斎育郎先生特別講演「福島原発事故と生命【いのち】」 堀田義太郎

III 生存をめぐる〈仕組み〉を考える

再生医療/研究にコミットする当事者団体から見えてくるもの 坂井めぐみ
京都・西陣における地域医療の変遷 西沢いづみ
社会的孤立問題とコミュニティカフェ 小辻寿規
小規模事業所が生き残るために――訪問介護事業の経営・制度研究 辻義宏
貸付が「福祉」であるための条件を探る 角崎洋平
労働相談の実践と研究の狭間で考える 橋口昌治
日本の入浴・公衆浴場と欧米の公衆浴場運動 川端美季
作業療法学の現代史を描く 田島明子
障害者,補助機器,バリアフリー……そしてアート 加藤有希子
現在の韓国におけるALS関連状況――韓国ALS協会学術大会に参加して 安孝淑
誰もが生きられる,生きることに迷わない社会に向けて――障害学国際セミナー2012に参加して 長谷川唯
ヴェトナムにおける障害者の「自立生活」の現状と課題――ハノイ自立生活センターへの調査から 権藤眞由美

IV 生存を〈際(きわ)〉から考える

日本人がアルゼンチン人になるまで 石田智恵
パナマ東部先住民エンベラのもとで調査すること 近藤宏
韓国・ソウル近郊に住むフィリピン人移住者たちの社会空間 永田貴聖
韓国における「ホームレス」政策の変遷 林徳栄
最期の旅――台湾における死を見つめて 鍾宜錚
死刑執行を思考する 櫻井悟史
人は表現するために生きる――マダン劇の現場から 梁説
植民地主義の時代を越えて――引揚げ少年少女たちの戦後文学 原佑介
「沖縄問題」の現在を歴史化するために 大野光明

著者紹介

■引用

■書評・紹介

■言及



UP: 20170321 REV:20170413
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