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『差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の行動綱領』

荒井 裕樹 20170125 現代書館,300p.

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last update:20170531

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荒井 裕樹 20170125 『差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の行動綱領』,現代書館,300p. ISBN-10:4768435521 ISBN-13:978-4768435526 2200+ [amazon][kinokuniya] ※ o/a01, hsm

荒井裕樹『差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の行動綱領』表紙

■内容

[amazon]より

内容紹介
1970~80年代の障害者運動を牽引し健全者社会に鮮烈な批判を繰り広げた横田弘の思想と今日的な意義を追究。中島岳志さん推薦。

著者について
1980年東京都生まれ。2009年東京大学大学院人文社会系研究科終了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院人文社会系研究科付属次世代人文学開発センター特任研究員を経て、現在、二松學舍大学文学部専任講師。専門は障害者文化論・日本近現代文学。著書『生きていく絵―アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房、2013年9月)、『隔離の文学―ハンセン病療養所の自己表現史』(単著、書肆アルス、2011年12月)『障害と文学―「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館、2011年2月)がある。

本書:「あとがき」より
 普通、差別は「する側」の自覚が問われたり、無自覚が批判されたりします。実際、横田さんたちも「健全者」の無自覚な障害者差別を糾弾してきました。でも、横田さんのすごいところは、「される側」の自覚も問題にしたところにあったのだと思います。「行動綱領」第一項の核心も、この自覚についてです。
 「行動綱領」は、一人の重度脳性マヒ者が、この社会に厳然と存在する障害者差別に頽れてしまわために、自分を鼓舞し支えようとして綴った言葉です。それは過去の伝説でも遺物でもなく、「苦しみながら生きている人たち」にとって、いまなお一つの「生き延び方」を示してくれる血の通った言葉だと信じています。願わくは、この本が、そんな言葉を必要とする人たちの手元に届きますように。

■目次

序章 伝説・横田弘
第一章 どんな「主語」で自分を語るか
第二章 「横田弘」誕生
第三章 「青い芝の会」誕生
第四章 「行動綱領」誕生
第五章 「行動綱領」の条文を読む
第六章 生き延びるために「絶望」する
第七章 「行動綱領」改訂される
第八章 「脳性マヒ」に立ち帰れ
第九章 「青い芝の会」と日本国憲法
第一〇章 脳性マヒ者にとって「解放」とは何か?
第一一章 闘うのは「ありきたりなもの」のために
終章 人間・横田弘
あとがき

■引用

■書評・紹介

2017/03/12 「紹介:荒井裕樹『差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の行動綱領』」,共同通信配信

■言及



*更新:岩ア 弘泰
UP:20170313 REV:20170531(岩ア 弘泰)
青い芝の会  ◇病者障害者運動史研究  ◇荒井 裕樹  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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