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『地域医療と暮らしのゆくえ――超高齢社会をともに生きる』

高山 義浩 201610 医学書院,169p.

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last update: 20210924


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■高山 義浩 201610 『地域医療と暮らしのゆくえ――超高齢社会をともに生きる』,医学書院,169p. ISBN-10:4260028197 ISBN-13:978-4260028196 1800+ [amazon][kinokuniya] ※ me

■内容

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世界の貧困・紛争をテーマにさすらった若者が、医師となって、 佐久で若月俊一の魂に出会った。
沖縄にあっても地域医療の前線にあり、時に霞が関のミッションを帯びて奔走し、 どの現場でも汗を掻き続けるその目に「地域包括ケアシステム」の実像はどう映るのか。
この国のかたちをどう模索しているのか。
診療の傍ら多方面に発信する著者による、現代に老い病むひとを支えたいすべての医療者に捧げる提言の書。

【著者からのコメント】
2025年問題を乗り越えてゆくうえで、地域包括ケアシステムの活性化が重要なカギであることは間違いないでしょう。
急速な高齢化と医療需要の増大が見込まれるなかにあって、従来の「病床を増やして受けて立つ」という考え方では限界がみえているからです。
私たちが模索する21世紀の地域医療とは、こうした「病院」から「地域」への揺り戻しのなかにあると言えるかもしれません。
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年を見据えることは、こうした問題を近くの課題として受け止めるうえで役立つと思います。
2025年には5人に1人が75歳以上という超高齢社会を迎えます。
このとき病院に何ができるのか……、ということを真剣に考えるべき時期に来ているのです。


■著者紹介

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高山 義浩[タカヤマ ヨシヒロ]
沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科医長。福岡県生まれ。
東京大学医学部保健学科卒業後、フリーライターとして世界の貧困と紛争をテーマに43か国にわたり取材を重ねる。
2002年山口大学医学部医学科卒業、医師免許取得。国立病院九州医療センター、九州大学病院での初期臨床研修を経て、2004年より佐久総合病院総合診療科にて地域医療に従事。
この頃より人身売買被害者を含む無資格滞在外国人に対する医療支援を行なう。2008年より厚生労働省健康局結核感染症課においてパンデミックに対応する医療提供体制の構築に取り組む。
2010年より沖縄県立中部病院において感染症診療と院内感染対策に従事。また同院に地域ケア科を立ち上げ、主として悪性腫瘍患者の在宅緩和ケアを開始。
2014年より厚生労働省医政局地域医療計画課において高齢化を含めた日本の社会構造の変化に対応する地域医療構想の策定支援に取り組む。
現在は、再び沖縄県立中部病院に戻り、急性期病院と地域包括ケアシステムの連携を推進する実践に取り組んでいる。
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科新興感染症病態制御学系博士課程、群馬大学医学部非常勤講師、神戸大学医学部非常勤講師、日本医師会総合政策研究機構非常勤研究員、沖縄県地域医療構想検討会議委員、沖縄県在宅医療・介護連携推進事業統括アドバイザー。
著書に『アジアスケッチ 目撃される文明・宗教・民族』(白馬社、2001年)、『ホワイトボックス 病院医療の現場から』(産経新聞出版、2008年)など多数。最近のマイブームは、沖縄本島の岸壁めぐり(遭難しているように見えますが、自覚的には違います)。


■目次



■引用



■書評・紹介



■言及





*作成:岩ア 弘泰
UP: 20210924 REV:
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