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『世界を治療する ファーマーから次世代へのメッセージ』

ポール・ファーマー ジョナサン・ウェルゲイ編 光橋翠訳  20160925 新評論, 494p.

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last update:20170212

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■ポール・ファーマー ジョナサン・ウェルゲイ編 光橋翠訳 20160915 『世界を治療する ファーマーから次世代へのメッセージ』,新評論,494p. ISBN-10: 4794810490 ISBN-13:978-4794810496 4,968 [amazon]

■内容

内容(新評論HPより)
今、世界でもっとも有名な医者と言えばポール・ファーマーであろう。医師にして人類学者、ハーバード大学教授にして社会活動家として、「もてる者」と「もたざる者」に分裂しつつある世界をつなぎ合わせようと、貧困者の医療支援のために三〇年にわたって闘い続けてきた人物である。
ファーマー自身も、幼いころは改造バスで暮らすという貧しい家庭で育った。大学卒業後に訪れたハイチで、貧しさゆえに病気の治療を受けられない人々の姿を目の当たりにした。そして、一九八七年、仲間とともに医療NGO「パートナーズ・イン・ヘルス」を立ち上げた。
「途上国でのエイズ治療は費用対効果が低い」「地元のヘルス・ワーカーに給与を支払うのは持続不可能だ」といった国際保健の専門家たちの批判を浴びながら、「貧困者に寄り添う医療とは何か」を問い続けてきたファーマーたちの挑戦は、やがて治療効果の劇的な改善をもたらし、国際機関にも影響を与えるようになり、二〇一〇年、ハイチ大地震後には海外援助や復興政策の提言を行うまでになった。今や感染症対策と社会正義の分野で国際的リーダーとなったファーマーは、今日も極貧の人々に医療を届けるために世界中を飛び回っている。
本書はファーマーによる初のスピーチ集であるが、その多くが全米トップクラスの医学校などの卒業式で行われたものであり、これから活躍するエリート層の若者たちに向けられている。しかしその内容は、医療だけでなく、ハイチやルワンダなどの活動現場でのエピソード、地球市民としての責任、海外援助のあり方などと多岐にわたり、地球の問題に関心を寄せるすべての人々に向けられたものとなっている。
真に持続可能な未来とは何か、医療支援の最前線で国際協力における数々の常識を覆し、奇跡を起こしてきたファーマーからの熱いメッセージに耳を傾けていただきたい。(みつはし・みどり 元クリントン財団日本代表)

■目次

序文 第四二代アメリカ大統領ビル・クリントン
まえがき ジョナサン・ウェルゲイ
第1部 平等を「再・想像」する
 ・ 若き医師の魂にかけられた全身麻酔?(ブラウン医学校の卒業式・2001年5月28日)
 ・ 悟り、回心、実践−苦悩の道から希望、そして実践の道へ(ボストン・カレッジの卒業式・2005年5圧23日)
 ・ 三つの物語、三つのパラダイム、そして社会的起業家に対する一つの批判(『スコール世界フォーラム』オックスフォード大学・2008年3月28日)
 ・ 吸入器をめぐる物語(ホーリー・クロス大学の卒業式・2012年5月25日)
 ・ 想像力の欠如との闘い(ノースウェスタン大学の卒業式・2012年6月21日)
第2部 医療の未来と大きな展望
 ・ もし、赤い錠剤を選ぶのならば−医学の未来を考える(ハーバード医学校の卒業祝賀会・2003年6月5日)
 ・ 「天職」としての医学(マイアミ大学ミラー医学校の卒業式・2004年5月15日)
 ・ 震災後のハイチ(ハーバード医学校「12人のスピーカー・シリーズ」での講演・2010年2月2日)
 ・ 破傷風スピーチ(マイアミ大学ミラー医学校の卒業式・2010年5月15日)
第3部 健康、人権、そして「非・自然災害」
 ・ グローバル・ヘルスのために闘う救世軍には武器がない(ハーバード公衆衛生大学院の卒業式・2004年6月10日)
 ・ 公衆衛生に光を当てる(ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院の卒業式・2006年5月24日)
 ・ 「非・自然災害」における医療ケアの権利(テューレーン医学校の卒業式・2008年5月17日)
 ・ 「隣接可能性」を探る(ジョージタウン大学の卒業式・2011年5月21日)
第4部 奉仕、連帯、社会正義
 ・ 確固として立つ者は誰か?(ユニオン神学校におけるユニオンメダル授与式でのスピーチ・2006年12月6日)
 ・ グアンタナモ時代の勇気と思いやり(エモリー大学の卒業式・2007年5月14日)
 ・ 精神性と正義(オール・セインツ・パリッシュ教会での「精神性・正義賞」受賞スピーチ・2008年4月27日)
 ・ 希望と歴史に韻を踏ませる(プリンストン大学の卒業式・2008年6月1日)
 ・ 鼓手長の本能(ボストン大学マルティン・ルーサー・キング・ジュニアの日式典・2009年1月19日)
 ・ 政策としての「付き添い」(ハーバード大学ケネディ行政大学院の卒業式・2011年5月25日)
謝辞 ジョナサン・ウェルゲイ
訳者あとがき
原註一覧
ポール・ファーマーがスピーチを行った大学および会場の紹介


*作成:斉藤 龍一郎
UP: 20170212
斉藤 龍一郎  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK 
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