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『仙人と妄想デートする――看護の現象学と自由の哲学』

村上 靖彦 20160520 人文書院,241p.

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last update:20170630

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■村上 靖彦 20160520 『仙人と妄想デートする――看護の現象学と自由の哲学』,人文書院,241p.ISBN-10: 4409940090 ISBN-13: 978-4409940099 2,300+ [amazon] [kinokuniya]

■内容

(「BOOK」データベースより)
 医療の世界には技術、法、倫理の制約がある。しかし、それら外からの規範とは別に、看護師や家族、患者の間には、個々の状況に応じた自発的な実践のプラットフォームがうまれ、病のなか、苦しみのなかで、かすかな創造性を獲得する。それは自由と楽しさの別名でもある。重度の精神病、ALS、人工中絶など存在の極限に向き合う看護師の語りの分析が、哲学に新たなステージを切りひらく。

■目次

実践のプラットフォームについて
第1部 ローカルでオルタナティブなプラットフォーム―規範や制限からの自由をつくる
 社会通念から外れたところで実践のプラットフォームを作る―助産師辰野さん
 精神科病院の見える壁と見えない壁
 メガネをかけてごはんを食べる自由―精神科病院の保護室
第2部 プラットフォームの作り方と対人関係
 患者さんが慕ってくださる―重度の統合失調症患者との共同体としての病院
 仙人と妄想デートする―地域における重度の統合失調症患者のホールディング
 衰弱した患者とのコンタクト―植物状態の患者とALS患者のケア
第3部 看取りと享楽のプラットフォーム―看護実践における楽しいことの問い
 娘が作ったエビフライを食べて死ぬ―死と行為の共同性
 死産の子どもとつながる助産師
 現象とはリアリティのことである―現象学的なナラティブ研究の方法論

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:焦 岩
UP: 20170630
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