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『これからのマルクス経済学入門』

松尾 匡・橋本 貴彦 20160315 筑摩書房(筑摩選書),236p.

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last update:20160429

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松尾 匡・橋本 貴彦 20160315 『これからのマルクス経済学入門』,筑摩書房(筑摩選書),236p.  ISBN-10: 4480016368 ISBN-13: 978-4480016362 1500+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

マルクスは資本主義経済をどのように捉えていたのか? 搾取と貧困が深刻化する今、「階級」「疎外」「労働価値説」「唯物史観」といった、 マルクス経済学の基礎的な重要概念を再検討して平易に解説する。21世紀の現代的な意義を解き明かす画期的な書!

■目次

第1章 階級と所有
1 階級的な見方 vs. アイデンティティ的な見方
2 支配階級とは、剰余の利得者か、それとも生産の支配者か
3 階級でヨコに切り分ける仕方とその他の場合の違い
4 現代日本の階級構成の推移

第2章 疎外論と唯物史観
1 フォイエルバッハの宗教批判を引き継ぐ疎外論の図式
2 疎外が起こる原因とその克服の条件
3 唯物史観を疎外論から解釈する
4 疎外論と唯物史観の現代経済学による表現
5 まとめに代えて

第3章 投下労働価値概念の意義
1 価格の規定因としての労働価値説は成り立たない
2 労働価値概念の社会的労働配分把握という意義
3 搾取論の意義は、労働者向け生産と剰余生産への総労働の配分を捉えること
4 貿易黒字や課税問題を総労働配分から捉える
5 まとめ

第4章 マルクス経済学で日本社会を数量分析する
1 投下労働価値による数量分析
2 投下労働価値と総労働配分
3 投下労働価値分析の応用
4 CO2排出量を投下労働価値と同じように計測できるか?
5 まとめに代えて

あとがき

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■引用

■書評・紹介

■言及

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*作成:北村 健太郎
UP:20160429 REV:
経済(学)  ◇Marx, Karl[カール・マルクス]  ◇労働  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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