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『新宿二丁目の文化人類学――ゲイ・コミュニティから都市をまなざす』

砂川 秀樹 20150720 太郎次郎社エディタス,395p.

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last update: 20210831


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■砂川 秀樹 20150720 『新宿二丁目の文化人類学――ゲイ・コミュニティから都市をまなざす』,太郎次郎社エディタス,395p. ISBN-10:4811807847 ISBN-13:978-4811807843 3000+ [amazon][kinokuniya] ※ s00

■内容

内容紹介:出版社ページより

新宿二丁目に生起する人びとの関係を、ていねいで鋭い観察により、生活世界として描きだす。
セクシュアリティ研究、都市論、歴史学の領域を交差させたパイオニア的研究!


著者紹介:出版社ページより

砂川 秀樹(すながわ・ひでき)

文化人類学者・博士(学術)。東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学コース)博士課程単位取得満期退学。1990年より20年以上にわたり、東京で、HIV/AIDSに関する支援活動や啓発に関する研究に関わり、LGBTのパレードなどのコミュニティ活動も牽引。また、文化人類学者として、実践女子大学、東京大学、筑波大学、関東学院大学等で非常勤講師をつとめてきた。2011年に沖縄へ帰郷、レインボーアライアンス沖縄設立。2013年、沖縄で初めてとなるLGBTプライドイベント「ピンクドット沖縄」を共同代表として実現。共編に『カミングアウトレターズ』(太郎次郎社エディタス)。

■目次

はじめに


序章■文化人類学と新宿二丁目と
 1●どのように書くか、なぜ書くか
 2●フィールドをめぐって
 3●ゲイバーとは
 4●文化人類学とゲイ研究
 5●本書の構成について



【 I 新宿二丁目の民族誌】

第1章■変化する二丁目
 1●レインボー祭りの開催
 2●祭りの分析
 3●二丁目とゲイ・コミュニティ
 4●組織化としての新宿2丁目振興会
 小結●象徴化されつづける二丁目

第2章■盛り場における社会的結合
 1●盛り場と都市
 2●多層構造と「コモン」
 3●利用者が接合される「なじみ」
 小結●二丁目にみる盛り場の構造

第3章■ゲイバーの民族誌
 1●商売と「相互扶助」のあいだで
 2●ゲイバーで働く、ゲイバーに通う
 3●ゲイメンズバーにおける社会的結合
 小結●共同性と演出性が並存する空間として



【 II 新宿の歴史とゲイの歴史】

第4章■新宿の編成

 1●新宿の変遷
 2●新宿の場所性
 3●空間の物理的編成
 小結●新宿を動かしてきたもの

第5章■ゲイをめぐる社会状況の変化
 1●ゲイをとりまく現状
 2●沈黙から顕在化への歴史
 3●コミュニティ感の醸成
 4●概念枠組みの変化と多面性/多層性
 小結●沈黙の歴史からコミュニティ意識へ



【 III セクシュアリティとコミュニティ】

第6章■セクシュアリティ再考
 1●新宿二丁目とセクシュアリティ
 2●パートナーシップとコミュニティ
 3●ゲイメンズバーから考えるセクシュアリティ
 小結●新たな視点からのセクシュアリティ論

結章■<コミュニティ化>する新宿二丁目
 1●社会的空間としての二丁目
 2●ゲイの抵抗的実践
 3●「コモンズ」と<コミュニティ化>
 4●そして、新宿二丁目のいま



あとがき
引用文献/文献レビュー


■引用



■書評・紹介



■言及





*作成:岩ア 弘泰
UP: 20210831 REV:
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