『発達障害支援の社会学――医療化と実践家の解釈』
木村 祐子 20150307 東信堂,226p.
last update:20150629
■木村 祐子 20150307 『発達障害支援の社会学――医療化と実践家の解釈』,東信堂,226p. ISBN-10:4798912867 ISBN-13:978-4798912868 3600+ [amazon]/[kinokuniya] ※ dd
■内容
突然の立ち歩きや大声はじめ、かつてわがまま、しつけ不足など非医療的に捉えられていた児童生徒の行動は、現在は「発達障害」に伴う諸症状として医療的に再解釈され、対処されつつある。だが診断や解釈の不確実性、支援方法のばらつき、家族の反発など、問題は一件落着にほど遠い。学校や医療・矯正施設における実践家へのインタビューを中心にこの問題を総括するとともに、現状改善への方向を具体的に追究した。
■目次
序章 発達障害児支援の問題と課題
第1章 医療化論と発達障害
第2章 「学習障害」概念の制度化プロセス
第3章 学校における医療化プロセス
第4章 療育施設における諸問題と不確実性
第5章 非行と障害の関連性についての語られ方
第6章 矯正施設における医療化プロセス
第7章 まとめと結論
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子