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『死なせてもらえない国・日本』

八幡 宙 20141227 篠原出版新社,235p.

last update:20141227

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■八幡 宙 20141227 『死なせてもらえない国・日本』,篠原出版新社,235p. ISBN-10:4884123786 1800+ [amazon][kinokuniya] ※ et. et-bg. d01

■内容

延命治療はいらない。人として生まれ、人として死んでいく…。ごく自然に、ごく当たり前にその時を迎えるために。胃瘻、中心静脈、人工呼吸…尊厳もなく、意識すらおぼつかないまま、ただ生きていたいですか?日本人が忘れた死生観を、今こそ取り戻すときです。

■著者紹介

八幡宙[ハチマンチュウ]
佐賀県出身、福岡大学医学部卒。九州大学病院小児科で研修後、系列病院で勤務し、青年海外協力隊に参加、アフリカ・マラウイ共和国のクイーンエリザベス中央病院で2年間小児診療を行う。帰国後、国立南福岡病院を経て、国立国際医療センターに就職し、WHO、ユニセフとともに世界ポリオ根絶活動を行う。順天堂大学で医学博士を取得し、その後、東京大学大学院の主任准教授を務めた。2009年より奄美大島で離島医療に携わり、現在は臨床医として病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

第一章 南の楽園、きょら島の終末期医療
 南の楽園では幸せに死ねるのかな
 ぽっくり逝ける人はいいねえ、千寿さん満足ですか
 「願い」をかなえてあげたベテラン内科医
 自宅で看取ること、そんなに簡単じゃありませんよ
 開かれた天国への扉 たった一人の家族との最後の半日
 アル中の中林さんを見捨てない故郷
 家で死ぬための条件、子どもと長老が輝く文化
 独居老人が在宅で死ぬためのからくり、地域包括医療

第二章 延命という名の老人虐待、国民皆保険の罪
 夢がない認知症の胃瘻
 点滴もいりません、男らしく死なせてください
 これで手が縛られることはないわ……胃瘻をありがとう
 食べることは生きること
 生活保護でアル中の救命、ドブに捨てられる税金
 黒か緑かのトリアージ
 お年寄りの死が増えていく
 究極のなかで、誰もが受け入れた終末期の自然な死
 福島のフクさん
 胃瘻が自費なら死なせてあげたのに、娘さんの苦労
 地域の病棟 わたしが何をしたというのだ、家に帰してくれ!
 管を抜いてください、老衰と気胸のKさん
 管を抜けるアメリカの医師たち
 管を抜けない日本の医師たち

第三章 アフリカ、医療の原点
 二二年ぶりのマラウイ
 青年海外協力隊 小児科医
 夢の中で消えた永遠の命
 ドクター・ボーグステン
 命を決めるのは家族です。医師ではないのです
 マラウイの赤ひげ
 最期はそばにいるということ
 チョウェイ村の長老とウイリアム・ランボーン
 日本人が忘れた緩和の原型
 心に生きつづける命
 日本を見たい、老人は末期がんの船乗りだった
 千寿さんの答え、人は生きてきたように死んでいく

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:安田 智博
UP: 20141227 REV: 20141227
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