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『世界を変える知的障害者――ロバート・マーティンの軌跡』

McRae, John 201410 Becomng a Person:The Biography of Robert Martin,Potton & Burton Limited,168p.
=20160210 長瀬 修 監訳,古畑 正孝 訳,現代書館,260p.

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last update:20180511

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■McRae, John 201410 Becomng a Person:The Biography of Robert Martin,Potton & Burton Limited,168p. =20160210 長瀬 修 監訳,古畑 正孝 訳 『世界を変える知的障害者――ロバート・マーティンの軌跡』,現代書館,260p. ISBN-10:4768435440 ISBN-13: 978-4768435441 2200+ [amazon][kinokuniya] ※ w/no01, i01


『世界を変える知的障害者――ロバート・マーティンの軌跡』表紙イメージ

■内容

出版社HPより

http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-3544-1.htm

親の虐待、精神遅滞児施設での放置、暴力に苦しみ、何もわからない無価値の存在と思われていた一人のニュージーランド人が、声を持って語りはじめ、「人」として認められ国際社会を動かすまでの存在となっていく感動の物語。

【山田太一さん絶賛!】
時代の善意がつくった「当たり前」を疑うこと。人のハンディキャップは、いつまでもそのままではいないという実録。人間の可能性について細かく示唆に満ちた力強い本です。

本書の前半部分(子供時代の親からの虐待や施設時代の放置、虐待、暴力により自らを「一人前ではなく、無価値で、意見も権利もない」と感じていた当時の話)はあまりにも切なく辛いことばかりで、読者も思わず涙することであろう。そして後半部分(逆境に押しつぶされることなく、施設を逃げ出し、大好きな本やレコードを盗んででも独学し、活動家に成長していく様子、そして自らの声をもって公民権運動を始め、世界的な知的障害者と親の会であるインクルージョン・インターナショナルの当事者理事として、支援者と共に世界を旅し、政治家や官僚に仲間たちの生活の向上を求めた。そして国連で一人で満員のホールに立ち「私の名はロバート・マーティン、知的障害者です」と演説する)では、何度も感動の涙を流すことだろう。

■目次

日本読者の皆様へ


第一章 始まり
第二章 赤ん坊の寮
第三章 家庭
第四章 山のふもとで
第五章 屋根にボールを蹴上げた男の子
第六章 南へ移る
第七章 走っても行く先はない
第八章 流浪の身を脱して
第九章 ストライキ
第十章 声を見つける
第十一章 懸命に働き、懸命に遊ぶ
第十二章 リンダ
第十三章 ピープルファースト
第十四章 手を差し伸べる
第十五章 施設の暗黒面
第十六章 世界を旅する
第十七章 閉鎖を見届ける
第十八章 世界をもっと良い場所にする
第十九章 未来へ

あとがき
謝辞
訳者注
解説 私の知らないロバート・マーティン――長瀬 修
訳者あとがき――古畑 正孝

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:塩野 麻子
UP:20180511 REV:
長瀬 修 知的障害/知的障害者  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK

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