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『現代の経済思想』
橋本 努
編 20141020 『現代の経済思想 』,勁草書房,623p.
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橋本 努
編 20141020 『現代の経済思想 』,勁草書房,623p. ISBN-10: 4326504021 ISBN-13: 978-4326504022 5500+
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■目次
まえがき 橋本努
1 生きるために
1-1 快楽――快楽が多ければよい人生か 米村幸太郎
(キーワード:福利、個人的価値、幸福度)
1-2 欲望――なにに/なぜ人間はこれほど駆り立てられるのか 黒石晋
(キーワード:なにか未知なるもの、価値、事後選択)
◆コラム 視野狭窄の効用
1-3 幸福――幸福度研究は経済学に革命をもたらすか 本郷亮
(キーワード:主観的幸福、幸福度、功利主義)
◆コラム 信頼ホルモン「オキシトシン」
1-4 贈与――私たちはなぜ贈り合うのか 若森みどり
(キーワード:負債、社会関係、循環)
◆コラム 災害復興
1-5 労働――理想の仕事とはなにか
橋本努
(キーワード:拘り、本来性、ルサンチマン)
◆コラム 地理学的批判理論
2 善い社会のために
2-1 価値――価値は価格に反映されているのか 藤田菜々子
(キーワード:倫理、バランス、制度)
◆コラム 繁栄の法則
2-2 平等――なぜ平等は基底的な価値といえるのか
井上彰
(キーワード:範囲性質、非個人的価値、反不平等主義、宇宙的価値)
◆コラム リバタリアン・パターナリズム
2-3 ケア――両立支援は誰のためか
山根純佳
(キーワード:平等と差異、ケアの社会的評価、ワーク・ライフ・バランス)
2-4 所有――所有は豊かさをもたらすか 沖公祐
(キーワード:占有、請求権、コモン・ストック)
◆コラム ベーシック・インカム
2-5 資本主義――なぜ安定と危機の交替を繰り返すのか 鍋島直樹
(キーワード:社会的蓄積構造、戦後コーポレート・システム、新自由主義)
◆コラム グローバリゼーションのトリレンマ
3 経済の倫理
3-1 自然――経済にとって自然とはなにか 桑田学
(キーワード:自然の贈与、労働、依存)
◆コラム なにもしない
3-2 消費――消費者は環境に責任があるのか 根本志保子
(キーワード:政治的責任、規範、美徳)
◆コラム 脱成長
3-3 交換――赤ちゃん市場の問題とはなにか 山本理奈
(キーワード:商品化、聖なるもの、貨幣)
◆コラム 例外としての新自由主義
3-4 文化と経済――市場は芸術の開花を阻害するか 鳥澤円
(キーワード:文化政策、大衆文化、古典的自由主義)
◆コラム ショック・ドクトリン
3-5 芸術の売買――美術市場に道徳はあるのか 持元江津子
(キーワード:美術市場モラル、一次/二次市場、アートディーラー)
◆コラム コモンウェルス
4 経済の生態
4-1 市場――市場が社会秩序であるとはどういうことか
瀧川裕貴
(キーワード:経済社会学、埋め込み、収穫逓増)
4-2 慣習――生活にどう役立つのか 吉野裕介
(キーワード:明確化アプローチ、適応的慣習、慣習への順応)
◆コラム 裏切りの効用
4-3 嗜癖――アディクションは非合理な行為なのか 太子堂正称
(キーワード:嗜癖と合理性、非自律的選好、信念依存性、プリコミットメント)
◆コラム 選択
4-4 心理――損得勘定に感情は入っていないのか 松井名津
(キーワード:感情、理性、意思決定)
◆コラム プロスペクト理論
4-5企業組織――なぜ企業は存在するのか 三上真寛
(キーワード:取引費用、ケイパビリティ、規模)
◆コラム コミットメント契約
4-6 企業家精神――企業家になるとはどういうことか 吉田昌幸
(キーワード:企業家学習、市場理論、知識の成長理論)
◆コラム ソーシャル・ビジネス
4-7 経済神学――経済学者の社会的機能とはなにか 佐藤方宣
(キーワード:宗教としての経済学、市場のパラドクス、効率性の福音)
索引
UP: 20141128 REV:
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