『女子高生の裏社会――「関係性の貧困」に生きる少女たち』
仁藤 夢乃 20140820 光文社(光文社新書711) 258p.
last update:20140903
■仁藤 夢乃 20140820 『女子高生の裏社会――「関係性の貧困」に生きる少女たち』,光文社(光文社新書711),258p.
ISBN-10: 433403814X ISBN-13: 978-4334038144 \760+税
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■内容
「うちの子には関係ない」「うちの孫がそんなことをするはずがない」
「うちの生徒は大丈夫」「うちの地域は安全だ」――そう思っている大人にこそ、読んでほしい。
児童買春や犯罪の温床になるような仕事に就く少女について、「特別な事情を抱えた子どもが働いている」とイメージする人は少なくないだろう。
しかし、今、家庭や学校に何らかの問題を抱えているわけでなく、
家族との仲も学校での成績もよく、将来の夢もあって受験を控えているような「普通の」女子高生が、「JK リフレ」や「JK お散歩」の現場に入り込んできている。
「JK産業」で働く少女たちの身に何が起きているのか――。
子どもたちを取り巻く危険が大人の目に触れにくい時代、私たちは何を考え、どう行動すべきか。取材した少女たちの本音から、解決策を探る。
■著者略歴
1989年東京都生まれ。女子高校生サポートセンターColabo代表理事。中学生の頃から「渋谷ギャル」生活を送り、高校を二年で中退。ある講師との出会いをきっかけに農業、
国際協力に触れ、明治学院大学に進学。在学中から、高校生に目を向けた活動を始める。2013年3月、『難民高校生』(英治出版)を出版。
現在、声を上げることのできない少女たちの声を聴き、「居場所のない高校生」や「性的搾取の対象になりやすい女子高生」の問題を社会に発信するとともに
「若者と社会をつなぐきっかけの場づくり」事業を展開し、少女たちの自立支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
はじめに
第1章 レナ・17歳――「JKお散歩」の日常
第2章 サヤ・18歳――「JKリフレ」で働く理由
第3章 リエ・16歳――売春に行き着くまで
第4章 カオリ・18歳――社会に慣れるためのリハビリ
第5章 アヤ・16歳――家庭と学校に居場所を失う
第6章 表社会化する裏社会
第7章 少女たちのその後
おわりに
【アンケート・インタビュー調査結果】
■引用
■書評・紹介
『女子高生の裏社会』って、結局は大人の問題なのだ
http://tsunoken.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-e04e.html
ホワイトハンズ開発日誌〜新しい「性の公共」をつくるBlog〜
書評
http://blog.peachcare.jp/?eid=1142393
仁藤夢乃さんインタビュー
http://blog.peachcare.jp/?cid=54146
女子高生サポートセンターColabo代表「難民高校生」著者・仁藤夢乃の『コラボトーク』
「女子高生の裏社会」増刷決定!
http://ameblo.jp/colabo-yumeno/entry-11909032298.html
■言及
*作成:北村 健太郎