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『心理学スタンダード――学問する楽しさを知る』

サトウ タツヤ・北岡 明佳・土田 宣明 編著 20140410 ミネルヴァ書房,288p.
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last update:20140707

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『心理学スタンダード――学問する楽しさを知る』


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サトウ タツヤ・北岡 明佳・土田 宣明 編著 20140410『心理学スタンダード――学問する楽しさを知る』,ミネルヴァ書房,288p. ISBN-10:4623067882 ISBN-13: 978-4623067886 \3,024 [amazon][kinokuniya]

ミネルヴァ書房のHP http://www.minervashobo.co.jp/book/b147447.html

■内容紹介

(ミネルヴァ書房のHPより)
心理学各分野の一流の専門家たちが集結し,心理学を本格的に学ぶ読者のために作ったテキスト。「臨床」「発達」「知覚・認知」「社会」というオーソドックスな分野を網羅し,さらに「先端トピック」も解説。最新の研究成果も踏まえて,心理学の標準的な知見を提供する。大学院入試などにも対応できる。

■目次


第T部 臨床心理学
   1章 心理療法(岡本直子)――悩みや問題への対峙
 1 臨床心理学とは,心理療法とは
 2 心理療法の考え・態度
 3 心理療法の非日常性
 4 心理療法のアプローチ――表現療法
 5 人生の宝探し
 コラム 投影ドラマ法

2章 行動療法・認知行動療法(谷 晋二)――行動と認知の関係性を考える
 1 行動療法・認知行動療法とは
 2 第1世代の行動療法――条件づけの臨床適用の試み
 3 第2世代の認知行動療法――認知の変容の試み
 4 第3世代の認知行動療法――マインドフルネスの試み
 コラム 認知という問題を臨床研究の中で取り扱う

3章 障害・バリアフリー(望月 昭)――共生のための過不足ない支援とは
 1 バリアフリーと心理学
 2 「車椅子利用者」を対象としたバリアフリーの研究
 3 コミュニケーションのバリアフリー――携帯電話をAACの手段として
 コラム 視覚障害者でも(だから?)写メは有効な情報手段

 第U部 時間の中の人間発達
4章 子ども・青年期(矢藤優子)――発達を知ることは人間を知ること
 1 発達心理学における代表的な理論
 2 身体・運動能力の発達
 3 知覚・認知の発達
 コラム 心の理論(藤戸麻美)

5章 成人・老年期(土田宣明)――喪失と獲得の時期
 1 生涯にわたる発達
 2 低下しやすい精神機能
 3 維持・発展する精神機能
 4 運動コントロールからみた加齢
 コラム サクセスフル・エイジング(田中真理)

6章 教育と学び(山本博樹)――自立的な学びの支援
 1 子どもの自立的な学びを支援する教育
 2 効果的な学習支援の遂行
 3 教科学習に対する支援
 コラム 授業における学校心理士の役割(水野治久)

7章 人間関係(宇都宮博)――家族・友人・恋人を中心として
 1 家族関係
 2 友人関係・恋愛関係
 3 人間関係の生涯発達
 コラム 結婚生活が長続きしている夫婦の背景にあるもの:コミットメント志向性の視点から

 第V部 実験で知る心の機能
8章 生理(櫻井芳雄)――脳を知り心を知ろう
 1 脳はどのように作られるのか
 2 脳の活動とは何か
 3 脳は変化をくりかえす
 コラム 脳研究と心理学の関係

9章 感覚・知覚(北岡明佳)――心の入り口を科学する
 1 感覚・知覚とは何か
 2 知覚されるものは何か(恒常性)
 3 知覚されるものは対象の物理的特性の通りか (恒常仮定)
 4 三次元空間を人間はどのように知覚するか(空間知覚)
 5 対象を立体物として見る(立体視)
 6 物理的世界は心理的世界にどのように変換されるか
 7 物理的にはないものから知覚を構成する(補完)
 コラム 錯視研究の展開

10章 注意・記憶(星野祐司)――経験の統合と知識の獲得
 1 注意を向ける
 2 感覚的な情報の保持
 3 短期的な記憶のはたらき
 4 長期的な記憶のはたらき
 5 日常的な記憶
 コラム 初頭効果と新近効果

11章 思考・推論(服部雅史)――考えることの心理学
 1 なぜ問題が解けないのか
 2 なぜ論理的に考えられないのか
 3 なぜよい決定ができないのか
 コラム 合理的な思考とは

12章 学習(行動・動物)(藤 健一)――環境と個体の相互作用
 1 パヴロフの犬――イヌは如何にして唾液を分泌するようになったか
 2 スキナーのハト――ハトは如何にしてキーをつつくようになったか
 3 行動としての感情
   コラム 私は如何にして心配することをやめ,キンギョに水中パネルを押させたか

 第W部 社会・文化と個人の心
13章 パーソナリティ(理論・検査)(小塩真司)――個性をどのように表わすか
 1 パーソナリティの探求
 2 類型論と特性論
 3 パーソナリティの測定
 コラム 血液型性格判断と遺伝

14章 自己・対人認知(八木保樹)――実験による把握
 1 他者を知る
 2 自己を知る
 3 自己を正当化する
 コラム 内的帰属をうながすもの

15章 集団・文化(サトウタツヤ)――寛容な社会を作るために
 1 集団とは
 2 文化とは
 3 ステレオタイプやカルチャーショック(異文化摩擦)をこえて

 第X部 先端トピック
16章 環境(文野 洋)――行動とともにあるもの
 1 環境と人間行動の心理学
 2 空間の認知とナビゲーション
 3 空間利用の社会性
 4 生活環境のデザイン
 5 環境問題へのアプローチ
 コラム 環境心理学の醍醐味

17章 少年司法と心理臨床(廣井亮一)――「司法臨床」のアプローチ
 1 少年司法の枠組み
 2 少年司法の実践
   ――家庭裁判所と家庭裁判所調査官
 3 少年司法の対象――非行少年
 4 司法臨床――法と臨床の協働によるアプローチ
 コラム 法と心理の協働:裁判員裁判と供述心理学の新たな試み(山田早紀)

18章 健康(西垣悦代)――心とからだのウェルビーイングをめざして
 1 健康と健康心理学
 2 健康心理学の各領域
 3 健康とポジティブ心理学
 コラム ゲームを利用した健康教育「健康増進ゲーム」

索 引

■引用

■書評・紹介

■言及



UP:20140529 REV: 20140707
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