『いのちを選ぶ社会――出生前診断のいま』
坂井 律子 20131220 NHK出版,272p.
last update:20130812
■坂井 律子 20131220 『いのちを選ぶ社会――出生前診断のいま』,NHK出版,272p. ISBN-10: 4140816228 ISBN-13: 978-4140816226 1500+ [amazon]/[kinokuniya] ※ p01.
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「新型出生前検査」が日本に上陸
おなかの赤ちゃんの病気や障害を調べる出生前診断の技術が激しく進展している。2013年4月から「臨床研究」として始まった「母体血による出生前遺伝学的検査」は開始から半年で3500人以上が受けた。
新しい検査技術をめぐって、いま日本では何が起き、どのような議論をしているのか?海外では何が起きているのか?技術がさらに進んでゆくと、どんなことが起きるのか?
様々な現場を訪ね、葛藤する声を記録した。
私たち女性にとって、子どもを産むことが幸せな経験であり続けるためには――
誰もが差別されず、祝福されて生まれてくる社会をつくるには――
急速に進化する技術と向き合い、深く考え続けるための、渾身のリポート。
内容(「BOOK」データベースより)
子どもを帯むことが幸せな体験であり続けるには?誰もが差別されずに生きていくには?NHKプロデューサーが悩みながらその答えを探る、リアルでしなやかなリポート。
■目次
第1章 新型検査の上陸―2012年・日本
新型とは何か
99%の意味
ほか
第2章 出生前検査が浸透した国―2013年・フランス
医師の言葉と96%
「答申120号」
ほか
第3章 スクリーニングの歴史と思想
優生学の肯定?
裏口から表のほうへ
ほか
第4章 日本の歩んだ道
3度目の大波
「不幸な子ども」
ほか
第5章 どんな社会をつくってゆくのか
NIPT開始6か月
ふたりの医師
ほか
■書評・紹介・言及