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『いちばんやさしいアルゴリズムの本』

みわ よしこ 著,永島 孝 監修 20130928 技術評論社,224p.

last update:20140501

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■みわ よしこ 著,永島 孝 監修 20130928 『いちばんやさしいアルゴリズムの本』,技術評論社,224p. ISBN-10477416013X 1980 [amazon][kinokuniya]

■内容

(「amazon」より)
「探索」「ソート」「マージ」……を小難しいと感じるあなたに
算数の知識でわかる!

プログラマにとって、アルゴリズムをきちんと理解することは、実際にプログラミングや情報処理技術者試験を受験する際に必須と言えます。
ただし、数学の苦手な人にとっては「探索」「ソート」「選択」「マージ」などは、小難しく感じています。
そこで、本書は「小学校の算数を基礎知識として、これから本格的にアルゴリズムを学ぶための基盤を作る」ことを目的に、とことんやさしく解説します

■著者紹介

(「BOOK著者紹介情報」より)
みわ よしこ 1963年生まれ。5歳よりハンダゴテを握り、18歳でプログラマに。大学院修士課程修了後、半導体シミュレーションシステムの研究・開発に10年間従事。2000年より、ライターとして科学・技術を伝える立場に。本質をわかりやすく伝えることに、特に強い関心を持つ。専門学校などでの教育経験も豊富。教育への関心から、現在は社会問題一般も守備範囲としている

永島 孝
1935年生まれ。一橋大学名誉教授。高校中退、大検で進学し、数学を専攻して理学修士。証明や計算の構造を数学的な手法で分析することに興味があり、専門分野は数理論理学。純粋理論だけでなく応用にもまた強い関心があり、最近の業績は共通認識の論理の研究。また国産の最も初期のコンピュータでプログラミングを経験している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

■はじめに――どんなときにも無理なく登れる「アルゴリズムの階段」を目指して

■序章:あなたはなぜ、アルゴリズムの本が読めないのか?
0-0:アルゴリズムと小学校算数
0-1:わかりやすいから正しいわけではない
0-2:小学1年生レベルの基本的な方法は、小学6年生にも中学生にも有効とは限らない
0-3:正しさを決める要素は1つではない
0-4:アルゴリズムの理解を妨げるモヤモヤ感

■第1章:アルゴリズム的価値観を理解する
1-0:「アルゴリズム的価値観」とは?
1-1:わかりやすいアルゴリズムは、良いアルゴリズムとは限らない
1-2:小さい問題が解けるならば大きな問題が解けるとは限らない――問題の大きさのパターンをどう評価するか
【コラム】「問題の複雑さ」って、なんだろう? ――ちょっとだけ、対数のおさらい
1-3:「いくつかのアルゴリズムの組み合わせ」として経営課題を解決してみよう
1-4:アルゴリズムの組み合わせを、アルゴリズム的に評価するには?
1-5:万能のアルゴリズムがあるわけではない

■第2章:それは探しきれるか? ――探索と探索アルゴリズム
2-0:探索がなぜ工夫されるのか
2-1:素直な探し方(逐次検索)は、どこがいけないのか
2-2:素直な探し方(逐次探索)を改良してみる
2-3:半分の「かたまり」を捉える――二分探索
2-4:まず「どこにありそうか」の当たりをつける-ハッシュ探索(チェイン法)
2-5:同じ格納位置に複数のデータがあるのはイヤ-ハッシュ探索(オープンアドレス法)
2-6:二分探索木が「とっつきにくい」と感じられる理由
2-7:二分検索木の強みを生かすには
2-8:アルゴリズム用語で「二分探索木を作る」を理解する

■第3章:それは数えられるのか? ――計算時間の見積もり
3-0:「1、2、3、たくさん」?
3-1:数が増えると、いつかは「実際には数えられない」という問題が発生する
3-2:単純な計算は、単純だから繰り返せばいつか終わる?
3-3:実はありふれている「計算困難問題」

■第4章:それはどういう規模か? ――Order記法
4-0:計算する前に、計算に必要な時間はわからなくても、規模の見積もりはできる(Order記法)
4-1:Order記法を理解するための最小限の数学
4-2:Order記法を使いこなすために

■第5章:それは重要な問題か? ――ドメインごとの優先事項
5-0:何もかもが大切だと言っていたら何も進まない
5-1:結果の数値そのものが大切な場面
5-2:結果の確からしさが大切な場面
5-3:結果がいつ得られるかが大切な場面
5-4:結果がどのように得られるかが大切な場面
5-5:組み合わせで成功する場面・失敗する場面

■第6章:それは、解かなくてはならない問題なのか? ――「割り切り」の方法
6-0:その問題は、本当に解かなくてはなりませんか?
6-1:真の結果でなくてよいことにするには
6-2:解かずに済む方法を考えるには
6-3:小さな問題に分割するには
6-4:いつ解けそうかわかればよいことにするには
6-5:「誤りではなさそう」「当たるかもしれない」でよいことにするには

■Appendix:アルゴリズム解説書を読んでみる
A-0:この章では何をするのか
A-1:初級編:結城浩『プログラマの数学』
A-2:中級編:G.T Heineman ほか『アルゴリズム・クイックリファレンス』
A-3:上級編:D.E. Knuth『The Art of Computer Programming』

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:安田 智博
UP: 20140501 REV:
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