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『デジタル人文学のすすめ』

楊 暁捷・小松 和彦・荒木 浩 編 20130731 勉誠出版,304p.

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last update:20230208

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■楊 暁捷・小松 和彦・荒木 浩 編 20130731 『デジタル人文学のすすめ』,勉誠出版,304p. ISBN-10:4585200231 ISBN-13:978-4585200239 2500+ [amazon][kinokuniya] ※ 

■内容

紹介

内容説明
デジタル技術により開かれつつある世界、その実現への道のりと運営の課題、技術革新の背後にある陥穽、そして、これからの可能性。国文学・歴史学におけるデジタルアーカイブや、妖怪データベース、電子図書館やe国宝など、めまぐるしく変化する「デジタル人文学」の環境を、実際の現場から捉え直し、人文学の未来を考える立ち位置と思考の拠り所を提供する。

著者略歴

楊暁捷[ヤンショオジェ]
1959年生。カナダ・カルガリー大学教授。専門は日本中世文学(絵巻)。デジタル技術の利用や小規模リソースの開発など、複数の実験的なプロジェクトを担当した

小松和彦[コマツカズヒコ]
1947年生。国際日本文化研究センター所長。専門は民俗学、妖怪論、シャーマニズム、民俗宗教などを研究
荒木浩[アラキヒロシ]
1959年生。国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。専門は日本文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

総論(デジタル人文学の現在ー本書の解題をかねて)
第1部 デジタル環境の出現と普及(図書館が資料をデジタル化するということー国立国会図書館のデジタルアーカイブ;だれでも楽しめるデジタルアーカイブを目指してー国立文化財機構「e国宝」;電子資料館事業の現在と未来ー国文学研究資料館のデジタルデータベース構築;小規模大学での地域に密着した画像公開の取り組みー奈良女子大学「奈良地域資料画像データベース」の場合;魅力的なデータベースとは何かー日文研の怪異・妖怪関係データベースをめぐって;研究ノート 日本古典画像資料を含む主なデジタルリソース)
第2部 人文学諸分野との融合(“国文学”のミレニアムーレトロ‐プロスペクティブなデジタル元年;史料校訂に関わるデジタル環境;デジタル時代における博物館コレクションの表現ー歴史的な視角から;傑作はどこへ消えた?ーデジタル複製による文化財の置換問題を考える;デジタル画像における史料改竄の問題ー被差別地域の地名表記の問題をめぐって;研究ノート 「ウィキ絵巻」開発記)
第3部 明日のデジタル人文学へ(デジタル・ヒューマニティーズと教育ー人材育成の必要性とデジタルアーカイブのサスティナビリティー;Linked Open Dataと学術・文化情報の流通;持続可能なデジタル・アーカイブの可能性;『日本常民生活絵引』の再生ー“絵画物語論”のために;デジタル社会における奈良絵本・絵巻研究;「頼政」面を溯るー能・狂言面データベースの可能性)

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:今井 浩登
UP:20230208 REV:
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