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『みぞれふる空――脊髄小脳変性症と家族の2000日』

米本 浩二 20130420 文藝春秋,198p.

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last update:20170124

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■米本 浩二 20130420 『みぞれふる空――脊髄小脳変性症と家族の2000日』,文藝春秋,198p. ISBN-10: 4163763007 ISBN-13: 978-4163763002 1300+ [amazon][kinokuniya] scd, n02, hsm

■内容

「あなたの病気に医療は何もできません」。44歳の妻が告げられた病気は、脊髄小脳変性症。小脳の委縮により歩行困難や言語障害を引き起こし、一般的に5年以内に歩けなくなり、いずれは死に至る。根本的な治療法は見つかっていない。妻の発症当時、47歳の夫(著者)は、不規則な毎日を送る新聞記者、しかも単身赴任中だった。自宅に戻り、仕事と両立させながら、介護と慣れない家事に取り組む日々が始まった。働き盛りの夫が、介護と思春期の二人の娘に向き合った魂の記録。

出版社内容情報
働き盛りの新聞記者が、妻の難病と思春期の2人の娘に向き合った激動の日々を綴る。毎日新聞連載中から話題を呼んだ感動の手記。


米本浩二[ヨネモトコウジ]
1961年徳島県三好町(現・東みよし町)生まれ。県立池田高校卒業後、徳島県庁正職員を経て、1987年、早稲田大学教育学部卒業。在学中は「早稲田文学」学生スタッフとして編集に参加。同年、毎日新聞入社。熊本支局八代通信部、筑豊支局、東京本社学芸部副部長などを経て、現在西部本社福岡本部学芸部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

*妻、米本佐恵が2008年に発病

■目次

はじめに 死ぬまで自分のスタイルは変えない―妻の直筆メッセージ
第1章 異変
第2章 私は石になる
第3章 急変
第4章 月よりの使者
第5章 再生

■引用

「脊髄小脳変性症は、主に小脳の萎縮で歩行困難や言語障害を引き起こす難病である。十六番目の特定疾患として国が認定している。根本的な治療法はない。木藤亜也さんの日記をベースとした闘病記『1リットルの涙』で広くる知られるようになった。この病気は遺伝性とに分けられる。孤発性とは遺伝とは関係なく突発的に原因不明で発症したケースを指す。妻の場合がそうだ。」(p.19)

■書評・紹介

■言及



*作成:岩ア 弘泰
UP:20170124 REV:
脊髄小脳変性症  ◇「難病 Nambyo」  ◇病者障害者運動史研究  身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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