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『愛の技法――クィア・リーディングとは何か』

中央大学人文科学研究所編 201303 中央大学出版部,236p.

last update:20131111

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■中央大学人文科学研究所 編 201303 『愛の技法――クィア・リーディングとは何か』,中央大学出版部,236p. ISBN-10:4805753420 ISBN-13:978-4805753422 \2600+tax [amazon][kinokuniya]

中央大学出版部のHP http://www2.chuo-u.ac.jp/up/isbn/ISBN978-4-8057-5342-2.htm

■内容紹介

時代と社会が強制する異性愛規範や性役割/性的アイデンティティにかかわる規範をいかに切り崩すか。ルネッサンスの政治劇、明治時代の『ロミオとジュリエット』の翻案劇、ヴィクトリア朝のエリザベス・ギャスケルの小説、オスカー・ワイルド『サロメ』のオペラ版、戦間期のエリザベス・ボウエンの小説、アメリカのキャサリン・アン・ポーターの小説、クィア理論家イヴ・コゾフスキー・セジウィックによる追悼記事―時代も国もジャンルも異なる文学テクストをクィア・リーディングの方法を使って読解し、過酷な現代社会を生きのびる方法を探る、スリリングな知的冒険の書。個人と社会とアカデミズムをつなぐ、クィア理論の入門としても最適。

■目次

まえがき
第1章 ルネサンスにおける友愛のポリティクス −シェクスピアと同世代の政治劇に読む友情の曖昧さ 米谷郁子
第2章 「お家物」か「人情的小説」か、それが問題だ。−宇田川文海と『ロミオとジュリエット』 近藤弘幸
第3章 エリザベス・ギャスケルの『北と南』をクイァする 大田美和
第4章 ヘロデから見た『サロメ』の世界 森岡実穂
第5章 「友人」と「親族」の狭間で−エリザベス・ボウェンの初期小説に見るクィアな小説空間 長島佐恵子
第6章 南部美人という伝説−キャサリン・アン・ポーターの『昔の人たち』 坂本美枝
第7章 喪失にあって語るということ−セジウィックの「白めがね」とアイデンティフィケーションをめぐるアンビバレンス 清水晶子
索引

■引用

■書評・紹介

■言及



UP:20131027 REV: 20131111
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