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『生活保護とあたし』

和久井 みちる 20121212 あけび書房,176p.

last update: 20140809

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■和久井 みちる 20121212 『生活保護とあたし』,あけび書房,176p. ISBN-10: 4871541126 ISBN-13: 978-4871541121 ?1400 [amazon][kinokuniya]

■内容(あけび書房HPより)

 「あたしたちは怠けものではありません。まずは、あたしたちの日常をのぞいてみてください」。DV夫から逃れて、そしてウツ病のために仕事もできず、生活保護になった筆者。前向きに、ひたむきに生きる筆者がありのままにつづります。怒りと涙、でも、ユーモアと優しさ満載!
 生活保護バッシングのウソがよく分かります。生活保護切り削りが全国民の社会保障切り削りにつながることもよく分かります。
 雨宮処凛さんが「今、私たちが知っておくべきことがこの本にはつまっている。『生きるってなんだか大変』と思っているすべての人へ」と絶賛・推薦。

■書評・紹介

◆杉村 宏 20130630「書評論文 和久井みちる著『生活保護とあたし』」『貧困研究』 貧困研究会10:120-123.
◆田中 玲 20130405「生活保護受給者による全ての人へのリアルレポート : 『生活保護とあたし』(和久井みちる著)」『インパクション』189:164-166.
◆和久井 みちる 20130303「著者インタビュー『生活保護とあたし』和久井みちるさん」『女性のひろば』409:43-46.

■言及

◆稲葉 剛 20131121 『生活保護から考える』,岩波新書:160-166.

■目次

はじめに

第1章 生活保護を受けるまでが大変です
DV夫から逃れて
生活保護の窓口に
生活保護をやっと申請できた
扶養照会は拷問です
何もかもが「収入」に認定されます
変な収入申告用紙

第2章 めでたく?生活保護を受給
入りにくくて出にくい生活保護
2週間で70ページもの調査
ご趣味は通院?
ジェネリック使用「義務化」と医療費負担
スティグマってなに?
クマさん、さようなら

第3章 生活保護の暮らしってこんなです
生活保護費って?
節約上手なあたしでも
ガスと電気を節約して
あたしも熱中症で入院
根本は暮らし力の問題です
いつも監視されている感じ
やむなくタクシーを使うことだって
体調不良が付きものです
衣料品はリサイクル店で
家具・電気製品はどうしてる
楽しみは何ですか?

第4章 ケースワーカーってどんな人?
社会福祉の専門家とは限らない
嫌々やってるケースワーカーたち
豊かな日本で餓死なんて
あたしも実は自治体職員でした
採用試験に挑戦
心ない就労指導
あたしを救ったケースワーカーのひと言

第5章 こんなことも知っていただければ
対等な友人でいたい
昼間っからフラフラ族
1通のメール
生活保護バッシングのワケ
暮らしの大変さをお互いに認め合えれば
貧困問題へのマスコミの注目
病気になっても医者にも行けない
症状が重いがゆえに声が出せない

第6章 大切な居場所と仲間たち
生活保護利用者は孤独です
仲間ができた!
社会のどこにいればいいの
当事者同士の不思議な力
自己肯定感ということ
居場所薬、仲間薬、お喋り薬
生活保護利用者は「恋愛禁止」「出産禁止」
誰もが一緒に笑顔で暮らしていけるように

第7章 生活保護バッシングと制度改正
不正受給はわずか0・4パーセントでも
生活保護を利用できない多くの人々
ますます挫折、絶望、孤立
生活保護費の具体的な中身
生活保護基準が引き下げられたら
扶養できない説明の義務化
恐怖政治がやってくる
何かがおかしい
この本を読んでくださったあなたへ

おわりに

■引用



*作成:中村亮太
UP: 20140809 REV:
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