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『真冬のスウェーデンに生きる障害者――日本の理学療法士が見た福祉国家』

山口 真人 20120715 新評論,292p.

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last update:20180429

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■山口 真人 20120715 『真冬のスウェーデンに生きる障害者――日本の理学療法士が見た福祉国家』,新評論,292p. ISBN-10:4794809085 ISBN-13:9784794809087 2800+ [amazon][kinokuniya] ※ i/4swe

■内容

[amazon]より

内容紹介
本書は、寒さが厳しく雪の多い真冬のスウェーデンにおける障害者の暮らしぶりを伝えるものである。前著『日本の理学療法士が見たスウェーデン』では、重度の障害を抱えるスウェーデンの人々の、初夏から初秋までの暮らしぶりを取り上げたが、数人の読者から、そうした人々が真冬にどのように暮らしているのか知りたい、という感想をいただいたことがきっかけで、本書を著すことにした。また、執筆動機の根底には、冬になると障害を抱えた人々の生活が屋内外を問わず極端に制限されてしまう日本の現状に対する、私の日頃からの思いもあった。 2007年はストックホルム市のすぐ北で東海岸沿いのイェヴレ市とサンドヴィーケン市、2008年はスウェーデン最北で北極圏に位置するキルナ市、2011年には雪深い中央部のエステシュンド市で、いずれも極寒の二月に、重い機能障害をもつ人々を取材した。その結果分かったことは、気候のよい季節と同様、さまざまな「環境因子」が真冬の屋内外における彼らの生活を生き生きとしたものにし、廃用症候群も予防しているという事実であった。 その「環境因子」とは、個人アシスタントや准看護師などの「人」、補助器具を筆頭とする「モノ」、機能的な住宅や町並み、障害をもつ人のための活動所などの「空間」、さらには家族が有給でケアを行うことができる「家族ケア者制度」、年金生活者の最低生活を保障する「最低生活保障額制度」などである。 最終章では、なぜスウェーデン社会が、こうした各種の「環境因子」をもって、障害者の暮らしを支えることができているのかを、人間の生活機能と障害の分類法として2001年よりWHO(世界保健機関)が採択している「ICF(国際生活機能分類)」に照らして整理した。読者の皆様には、私とともに旅をしているつもりで、真冬のスウェーデンにおける障害者の暮らしぶりに触れていただけたら幸いである。(やまぐち・まこと)

出版社からのコメント
重い障害を抱える人々も、極寒の真冬でも生き生きと暮らすことを可能にする「環境因子」の紹介を通じ、厚みある福祉社会像を提示。

内容(「BOOK」データベースより)
人・モノ・空間といった「環境因子」が、この国の福祉制度を支えている。写真とともに巡る障害者の暮らし。

著者について
理学療法士・社会福祉士。東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻修了。障害科学修士。病院で臨床に携わる傍ら、2000年より訪瑞を重ね、2011年2月で十度目となった。(医)錦秀会阪和第二泉北病院リハビリテーション部に勤務。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山口/真人
1965年、北海道生まれ。理学療法士。社会福祉士。呼吸療法認定士。獨協大学外国語学部英語学科中退後、佛教大学社会学部社会福祉学科(通信教育課程)卒業。その後、社会医学技術学院理学療法学科(夜間部)卒業。東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻(病態運動学講座人間行動学分野)前期博士課程修了、障害科学修士。東京、仙台で当時のいわゆる老人病院と老人保健施設に勤務した後、大阪府立看護大学医療技術短期大学部理学療法学科(現、大阪府立大学地域保健学域総合リハビリテーション学類理学療法学専攻)助手を経て、2000年に高齢者のケアとリハビリについて学ぶためにスウェーデンを初めて訪れる。2000年より、医療法人錦秀会阪和第二泉北病院リハビリテーション部に勤務。新潟医療福祉大学、大阪保健医療大学非常勤講師。日本理学療法士協会国際部協力部員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

第1章 東海岸のイェヴレ市とサンドヴィーケン市を訪ねる(インゲル・ロムダール―多発性硬化症を患いながら、個人アシスタントに支えられてアパートで暮らす;個人アシスタント制度とは?;スーネ・ポーゲフォシュ(Sune Bogefors)―パーキンソン病と慢性関節リウマチを患いながら、高齢者向けのケア付き集合住宅に暮らす
イェヴレの町を歩く
第2章 最果ての町、北極圏のキルナ市へ(サーミ人の理学療法士からキルナ市を知る;高齢者向けケア付き集合住宅を垣間見る;障害者の「生きがい」を支える活動所をめぐる)
第3章 カレスアンド地区へ 片道一八〇キロメートルの訪問リハビリ(片道一八〇キロメートルの訪問リハビリ;講演会、そしてキルナ市最後の夜を楽しむ)
第4章 中央部の湖畔の町、エステシュンド市へ(ベンクト・オルソン―購入したアパートに脳卒中の後遺症を抱えながら一人で暮らす;シェル・グスタフソン―「家族ケア者」制度を利用しながら妻と二人で長屋のアパートに暮らす;カーリン・スヴェード―多発性硬化症を患いながら町中のサービスアパートに暮らす)
第5章 ICF(国際生活機能分類)で見るスウェーデンの障害者の冬の暮らし(ICFとは?;インゲルの「生活機能と障害」を「環境因子」との関係で捉える;見えてくる日本の課題)

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:岩ア 弘泰
UP:20180429 REV:
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