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『「善人」のやめ方』

ひろ さちや 20120710 角川書店,203p.

last update:20131026

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■ひろ さちや 20120710 『「善人」のやめ方』,角川書店(角川ONEテーマ21 A-159),203p.  ISBN-10: 4041102839 ISBN-13: 978-4041102831 \762+税  [amazon][kinokuniya]

■内容

「世間」の言うことは嘘ばかり。「世間」が敷いたレールの上を走る日本人、奴隷根性の日本人、死に物狂いになってはだめ。 人生の危機に直面したときはもう手遅れ。人生の問題は気づいたときには遅すぎる。善人になる義務はない。 怠けて生きて何が悪い!? 世間の目など相手せず、自分のための人生を送る方法をモームと仏教を題材に本当の生き方を分かりやすく解説。

■目次

まえがき

第一章 「人生の危機」とは何か?
「人生の危機」と「生活の危機」
生きている意味が分からなくなったときが人生の危機
人生の危機に直面したときは、もう手遅れ
本当は自分のための人生
体制側が押し付けた「働く喜び」
われわれは仕方なく働いているのだ
手遅れだからどうようもない

第二章 モームの『人間の絆』
サマセット・モームとの出会い
『人間の絆』のあらすじ
ペルシア絨毯の謎
「人生には意味がない」
「人生“空”である」
世間を気にするな!

第三章 世間の束縛からの解放
人生における成功と失敗
「絆」からの解放
世間を馬鹿にする
世間は嘘いつわりである
「自燈明・法燈明」

第四章 自由に生きよう
「期待される人間像」の欺瞞
「世間」が敷いたレールの上を走る日本人
「世間」という怪物と闘う武器がない
武器を提供する
徹底した自由
モーム自身は……

第五章 人生に目的を設定しない
「ついで人生論」
仏に向かって歩む者が菩薩
「方便」こそが絶対である
死に物狂いになってはだめだ
人生の旅には目的地がない
旅は道中に意義がある
人生はのんびり・ゆったり生きるもの

第六章 もっと怠けて生きよう
キリスト教の底流にある「労働懲罰説」
「働く権利」よりも「怠ける権利」を
日本人の「労働神事説」
奴隷根性の日本人
過労死をした蟻
蟻は蟻の生き方、キリギリスはキリギリスの生き方
「仲間」が「ライヴァル」になる日本
仏教の教えは「小欲知足」

第七章 善人をやめよう
悪人イコール犯罪者ではない
「悪人正機説」とは何か?
キリスト教の「正客の思想」
モームが嫌いであったのは俗物のキリスト教徒
イエスもまたキリスト教が大嫌い
皮肉屋のモーム
善人になる義務はない

第八章 そのまんま・そのまんま
カラオケ上手は猿である
「南無そのまんま・そのまんま」
欠点こそが個性
異常が正常
怠け者でなぜ悪い!?
極楽世界の風景
幸福/不幸は一枚のコインの表裏
自分を大事に生きよう

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP: 20131026 REV:
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