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『ろう者から見た「多文化共生」ーーもうひとつの言語的マイノリティ』
佐々木 倫子 編 20120610 ココ出版,354p.
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last update:20210709
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■佐々木 倫子 編 20120610 『ろう者から見た「多文化共生」ーーもうひとつの言語的マイノリティ』,ココ出版,354p. ISBN-10:4904595246 ISBN-13:978-4904595244 2400+
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※ h02
■内容
紹介
ろう者とは誰か? そして、何が彼/彼女たちを不可視の存在としてきたのか?
本書は、「手話」を切り口に、言語的・文化的マイノリティとしてのろう者の存在と、その課題を明らかにする。
言語的少数者としての自らの存在を高らかに謳った「ろう文化宣言」(一九九五年)は、多くのマジョリティの日本人に衝撃を与えた。
しかし、十数年を経た今日、手話は不完全な言語であり、ろう者は矯正あるいは治療の対象であるという言説は、いまだ主流をなしている。
ろう者(Deaf)とその家族、コーダ(CODA)など当事者による証言は、そうした言説の下における苦難の道程を浮き彫りにする。
法律・言語・教育の専門家による論考からは、日本手話が日本社会の一言語であること、そして、ろうの子どもたちには、第一言語としての日本手話と社会参加するための書記日本語のバイリンガル教育を保障するべきであることが、見えてくるだろう。
著者略歴
佐々木倫子(ささき みちこ)
桜美林大学大学院言語教育研究科教授・桜美林大学言語教育研究所長。聴者。
木村晴美(きむら はるみ)
国立障害者リハビリテーションセンター学院・手話通訳学科教官。ろう両親から生まれ育ったろう者。
宮澤典子(みやざわ のりこ)
宮城県仙台市出身。手話通訳士。国立障害者リハビリテーションセンター学院手話通訳学科教官。コーダ・聴者。
玉田さとみ(たまだ さとみ)
全国ろう児をもつ親の会副会長。学校法人明晴学園理事。NPO法人バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター事業統括ディレクター。聴者。
小嶋勇(こじま いさむ)
東京弁護士会所属弁護士、中央大学法学部法律学科講師、中央大学法科大学院講師、勇法律事務所所長。東京弁護士会子どもの人権救済センター相談員、私立明晴学園監事。聴者。
松岡和美(まつおか かずみ)
慶應義塾大学経済学部教授。聴者。
酒井邦嘉(さかい くによし)
東京大学大学院総合文化研究科教授。聴者。
赤堀仁美(あかほり ひとみ)
学校法人明晴学園手話科主任。東京大学非常勤講師。NHK手話ニュースキャスター。NPO法人手話教師センター兼手話教師。ろう両親から生まれたろう者。
岡典栄(おか のりえ) 明晴学園国際部長・英語科教諭。東京経済大学非常勤講師。手話通訳士。聴者。
森壮也(もり そうや) 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員、日本手話学会前会長、障害学会理事・『障害学研究』編集委員会委員長。世界ろう連盟途上国専門家コーディネーター。Sign Language Studies 編集委員。ろう者。
田門浩(たもん ひろし) 弁護士。国立大学法人筑波技術大学・日本社会事業大学・世田谷福祉専門学校非常勤講師。生まれつきろうあ者。
榧陽子(かや ようこ)
学校法人明晴学園教頭・数学科教諭・日本社会事業大学非常勤講師。ろう者。
古石篤子(こいし あつこ)
慶應義塾大学総合政策学部教授。聴者。
〈座談会参加者〉
久松三二(ひさまつ みつじ) 全日本ろうあ連盟事務局長。ろう者。
末森明夫 (すえもり あきお) 日本手話学会副会長。ろう者。
川島清(かわしま きよし) Dプロ代表。ろう者。
田中慎也(たなか しんや) 日本言語政策学会会長。聴者。
■目次
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
今井 浩登
UP:20210709 REV:
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聴覚障害・ろう(聾)
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