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『ガリ切りの記ーー生活記録運動と四日市公害』

澤井 余志郎 20120521 影書房,253p.

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last update:20230308

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■澤井 余志郎 20120521 『ガリ切りの記ーー生活記録運動と四日市公害』,影書房,253p. ISBN-10:4877144242 ISBN-13:978-4877144241 2000+ [amazon][kinokuniya] ※ 

■内容

紹介

出版社からのコメント
戦後、紡績工場労働者として、寒村出身の女子労働者たちと共に組合サークルの「生活記録運動」に学んだ著者は、後に四日市の反公害運動に一人の「助っ人」として取り組むことに。そして、ぜんそく患者からの聞き書きをはじめ、運動を陰で支えた人々のこと、「青空回復請求」が「金銭補償」に回収されてゆく顛末などを“ありのままに記録した。見る・書く・読みあうことで共に成長してきた戦後民主主義の一つの姿。

内容(「BOOK」データベースより)
漁業・紡績の町から石油化学コンビナートの町へ。そして、海と空は汚された。“金じゃない、青空を返せ”の声はかき消された。市長、議員、役所、企業、革新政党や労組は、何をしたのか。人々のささやかな暮らしより「経済成長」優先の者、もとの暮らしを取り戻したい者、立場をするりと入れ替える者、そうした人間の姿を、著者は四日市で記録しつづけた。

著者略歴

澤井余志郎[サワイヨシロウ]
1928年静岡県雄踏町に生まれる。1945年浜松工業学校紡織科卒業。翌年、四日市の東亜紡織泊工場に就職。中学生の生活綴り方を集めた『山びこ学校』に触発され、工場の女子工員らとともに生活記録運動をはじめる(「生活を記録する会」)。1954年地区労働組合協議会での臨時職員を経て事務局員(1990年定年退職)。1962年ごろから四日市公害が顕在化すると、被害住民たちへの聞き書きをはじめ、ガリ版文集「記録『公害』」(1968年?1999年)を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

1 生活記録運動のころ
2 くさい魚とぜんそく
3 四日市ぜんそく公害訴訟
4 民兵よ、いでよ
5 反公害運動は、住民が主体で
6 一九七二年・四日市公害の「戦後」
7 このごろの革新ってどうなっとんのや

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:今井 浩登
UP:20230308 REV:
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