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『Hi!みのり――ニューヨークシティ・マラソンとその後』

中王子 みのり 20120212 これから出版,192p.


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※音(等)で読む人のためにCDでの提供もされています。
 http://korekara09.com/?pid=39150393
 cf.http://npocket.hamazo.tv/e3464301.html

■中王子 みのり 20120212 『Hi!みのり――ニューヨークシティ・マラソンとその後』,これから出版,192p. ISBN-10: 4903988031 ISBN-13: 978-4903988030 1500+ [amazon][kinokuniya]

■著者

中王子みのり[ナカオウジミノリ]
 1973年9月9日浜松市で生まれる。3歳頃より視覚障がいがはじまり、高校まで視覚特別支援学校に通う。1992年に京都精華大学に入学。在学中にアメリカオハイオ州においてダスキン障害者リーダー養成海外派遣事業16期生として研修留学。1999年大学を卒業。その頃、下肢障がいがあらわれ、複合型けいせい対麻痺と診断される。福祉団体の紹介によりハンドサイクルを学び、ニューヨークシティ・マラソンに参加し完走する。その後病気は進行し、2009年、腹部にポンプを埋め込む難手術を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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全盲と下半身麻痺という二重のハンデイを持ちながら、世界で初めてフルマラソンを完走した女性、中王子みのりさん。 視覚障害者用のホームページで作成したみのりさんのエッセーの出版は待ち望まれていまた。 本書は、彼女がハンドサイクルでニューヨークシティマラソンに参加した後、病魔と闘い、退院後の自立した生活を目指すまでをエッセイ風にまとめられています。 読み始めると、ちょっぴり辛口で、でもユーモアたっぷりのみのりさんの言葉に、ついつい引き込まれてしまいます。ドキドキしながらあっという間に読み終えてしまうことでしょう。 障がいがある人とない人が、互いを理解し合い、手を取り合って生きてゆくヒントがたくさん詰まった一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)
全盲と下半身まひという二重のハンディを持つ中王子みのりさん。ニューヨークシティ・マラソンに参加したことや毎日のメイクや料理の方法など、たわいのない日々をユーモラスに綴る。健常者と障がい者の橋渡しのような心温まるエッセー。

■目次

第一章 私のランニング生活
 西湖での初めてのトレーニング
 初めてのニューヨークシティー・マラソン
 アメリカでも私は特別
 フレンドシップ・ラン
 ゴールをめざして アメリカでもこうなんだ
 浜松で始まった練習
 午前と午後の移動でヘトヘトに
 二回目のフレンドシップ・ラン
 レース本番
 コラム 1
第二章 私が歩んできた道
 盲学校しか知らなかった頃
 進学と学生生活
 二十歳の誕生日
 海外留学
 両親に感謝
 たかがメイクされどメイク
 フットケア
 狭いキッチンと小さなお鍋
 ロッククライミング体験記
 アイメイト(盲導犬)カメリア
 道案内
 大敵
 非言語コミュニケーション
 パソコンがくれた可能性
 コラム 2
第三章 病気の進行
 フェンシングサイン
 行器のプレゼント
 歩行器で外デビュー
 温かい歩行器制作者
 主治医と話す
 久しぶりの胸の高鳴りをもてあまし
 治験だのなんだのってもう沢山だ
 初めてのリハビリ
 ポンプを体に埋め込む手術
 スクリーニングを受けることを決める
 スクリーニング本番
 スクリーニングを終えて
 手術の決断
 手術前の状態
 口紅も塗りにくく
 手術日 手術後
 点滴からも解放
 一山越えた!
 嬉しくてメールを打ちまくり
 良いことだらけの一日
 退院に向けて思うこと
 退院前日
 コップでお茶も飲める「当たり前のこと」に、日々感動
 レントゲンの結果は?
 眠った筋肉を呼び起こせ!
第四章 見えないバリア
 バリアとは?
 旅日記
 「見た目で判断」
 切符の購入
 旅先での楽しみを味わいたくても
 昇降機事件
 コラム 3
第五章 手を取り合って行こう
 エステのオーナーのさりげない優しさ
 人の手を借りて生きるということ
 介助者確保
 途方にくれたけれど
 望みの介助を受けるとは
 ちょっとで良いんだけど
 みんなで考えたいこと
 分類される障害者
 冗談じゃ無いよ、ほんとにあった話
 法律の下で
 機械判定がもたらすもの
 「障害」の表記について

■書評・紹介・言及

http://npocket.hamazo.tv/e3464301.html


UP:20121230 REV:
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