『こども東北学』(よりみちパン!セ)
山内 明美 20111116 イースト・プレス,152p.
last update:20120119
■山内 明美 20111116 『こども東北学』(よりみちパン!セ),イースト・プレス,152p. ISBN-10:4781690203 ISBN-13:978-4781690209 \1260 [amazon]/[kinokuniya] ※ d10 d102011c
■内容
内容紹介
「東北」に現在も住まう子どもたちと、「東北」から一見遠く離れているかのように見える若い人々に向けて、
語られなかった驚くべき東北史の数々を中心として、東北の、そして未来の日本をやさしく、真摯にさぐる。
内容(「BOOK」データベースより)
「東北」って、いったいなんだ!?―もしかするとそれは、架空の場所?そして幻想の呼び名?3.11以降、あたりまえに語られるこの名称の起源と、「まん中」との関係の歴史を、じいちゃん、ばあちゃんの声なき声を交えてやさしく説き起こしながら、「原発」大国日本が切り捨ててきた事実をみつめる。まったく新しいスタイルで語られる、宮城出身の俊英による異色の日本近代史と、私たちのゆくえ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山内 明美
1976年宮城県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。現在、一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在学中。専攻は、歴史社会学、日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
被災地のきみへ
はじめに 東北学ってなんだ?
「まん中」はどこにある?
架空の場所、幻想の呼び名
第一章 自分がここにあるということ
足もとの歴史
狐に化かされたじいちゃんの話
ばあちゃんと学校
第二章 こども百姓
農業という生きかた
さんかく田んぼのこと
五時に寝る友だち
「まん中」に合わせるってたいへん!
不思議なお墓
努力と進歩
第三章 田舎と都会
はじめての東京
村と家の掟
ふたつの社会
「東北」コンプレックス
第四章 コメ男の話
白河以北、ひと山百文
コメの進退運動
むき出しの自然と失敗
第五章 将来の「東北」
土地に埋め込まれた傷
百年後のリスク
無残な「なつかしい風景」
豊かさの指標
士と海と、からだ
きれいなたべものときもの
故郷は未来にある
あとがきにかえて
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志