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『公文書をつかう――公文書管理制度と歴史研究』

瀬畑 源 20111120 青弓社,324p.

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last update:20190304

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■瀬畑 源(せばた・はじめ) 20111120 『公文書をつかう――公文書管理制度と歴史研究』,青弓社,324p.  ISBN-10: 4787233327 ISBN-13: 978-4787233325 2600円+税  [amazon][kinokuniya]
『国家と秘密――隠される公文書』

■内容

国民共有の知的資源である公文書。知る権利や説明責任(Accountability)を保障し、記憶や記録を未来に伝えていく必要性が求められているいま、2011年に施行された公文書管理法の制定過程をていねいに検証し、公文書利用者・歴史研究者の立場から公文書管理制度の今後を展望する。

■略歴

1976年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科特任講師、一橋大学博士(社会学)。専攻は日本近現代政治史。論文に「昭和天皇『戦後巡幸』の再検討――一九四五年十一月『終戦奉告行幸』を中心として」(『日本史研究』2010年5月号)、「昭和天皇『戦後巡幸』における天皇報道の論理――地方新聞の報道を手がかりとして」(『同時代史研究』第3号、2010年)など。
「源清流清――瀬畑源ブログ」(http://h-sebata.blog.so-net.ne.jp/

■目次

はじめに

第1章 公文書管理制度の近現代史
1 大日本帝国憲法下の公文書管理制度
2 日本国憲法下の公文書管理制度1――公文書館法制定まで
3 日本国憲法下の公文書管理制度2――公文書管理法制定までの道

第2章 公文書管理法の理解と利用――歴史研究者としての視点から
1 総則(第一条―第三条)
2 行政文書の管理(第四条―第十条)
3 法人文書の管理(第十一条―第十三条)
4 歴史公文書等の保存、利用等(第十四条―第二十七条)
5 公文書管理委員会(第二十八条―第三十条)
6 雑則(第三十一条―第三十四条)・附則
7 補論――国立公文書館等での特定歴史公文書等の利用方法

第3章 公文書管理法施行後に積み残された課題
1 司法文書・立法文書の文書管理
2 国立公文書館のあり方
3 アーキビスト養成
4 公文書管理条例と地方公文書館

おわりに

あとがき

■関連書籍

◆久保 亨・瀬畑 源(はじめ) 20141022 『国家と秘密――隠される公文書』,集英社(集英社新書0759A),206p. ISBN-10: 4087207595 ISBN-13: 978-4087207590 800+税  [amazon][kinokuniya]
瀬畑 源(はじめ) 20180221 『公文書問題――日本の「闇」の核心』,集英社(集英社新書0920A),216p.  ISBN-10: 4087210200 ISBN-13: 978-4087210200 740+税  [amazon][kinokuniya]

■書評

2012/03/18『毎日新聞』
2012/02/19『日本経済新聞』

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:北村 健太郎
UP:20190304 REV:
責任 | Accountability / Responsibility  ◇国家/国境  ◇天皇制 | Imperial Regime  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK

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