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『現実批判の人類学――新世代のエスノグラフィへ』

春日直樹編 20111130 世界思想社,320p.

last update:20131204

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■春日直樹編 20111130 『現実批判の人類学――新世代のエスノグラフィへ』,世界思想社,320p. ISBN-10:4790715493 ISBN-13:978-4790715498 \3500+tax [amazon][kinokuniya]

世界思想社のHP http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=1549

■内容紹介

(世界思想社のHPより)
自然と文化、人間とモノ、主体と客体の二項対立を無効化する地平に立ち、現実が現実として構築される過程を細緻に分析することによって、世界が変わりうることを示す。「人類学の静かな革命」に共鳴する、別の現実を想像=創造する試み。

■目次

序章 人類学の静かな革命― いわゆる存在論的転換(春日直樹)

第I部 軌跡と展望
第1章 世界を制作=認識する― ブルーノ・ラトゥール×アルフレッド・ジェル(久保明教)
第2章 所有の近代性― ストラザーンとラトゥール(松村圭一郎)
第3章 どうとでもありえる世界のための記述― プラグマティック社会学と批判について(中川理)

第II部 人類学の推進力
第4章 民族誌機械― ポストプルーラリズムの実験(森田敦郎)
第5章 「揺れ」について― 地震と社会をめぐる実験・批判・関係性(木村周平)
第6章 脳死の経験とその正当性(山崎吾郎)

第III部 現実という批判
第7章 監査される事件、監査されざる場所― ある盗難事件をめぐる〈静かな革命〉へのパースペクティヴ(猪瀬浩平)
第8章 呪術的世界の構成― 自己制作、偶発性、アクチュアリティ(石井美保)
第9章 病気の通約― 血糖自己測定の実践における現実としての批判(モハーチ・ゲルゲイ)
第10章 使えない貨幣と人の死(深田淳太郎)

第IV部 潜勢態としての現実
第11章 「性転換」という迷路― 「性同一性障害」者における性自認をめぐる欲望と現実(市野澤潤平)
第12章 身体の宙ぶらりん― インド、オディシャーのブランコ遊びと現実批判(常田夕美子)
第13章 人間の(非)構築とヴィジョン(春日直樹)

あとがき
人名索引

■引用

■書評・紹介

■言及



UP:20131118 REV: 20131202, 1204
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